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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight 改稿版(後編)

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 朝、机の上には小さなメモ用紙が置かれていた。
『放課後、教室に残って話したいことがある。逃げたらどうなるか……分かってるね』
 親友の筆跡(ひっせき)だった。
 ――分かったわよ。従おうじゃないの!
 ネオは挑発に乗り、放課後、教室で彼女とその悪友二人と対峙した。
「一体、何のようなの?」
 強気な態度で、ネオは親友に問う。
 彼女はフン、と鼻で笑い、
「ネオ、あんたがあーんな態度を取ることに、アタシらイライラしちゃったんでねー殴って分らせてやろうと思ったのよ」
 『あーんな態度』とは恐らく、不登校もせず、いやがらせにも動じないことを指すのだろう。
「あんたのような正義感を持ってるヤツは、ほーんと嫌気がさすよ。何度も自分を偽って、優しく接しやがってさぁ、ほんと……、」
 ガン! と教室のドアを叩きつける。
「ムカつくんだよ!!」
 とネオに向かって罵声(ばせい)を浴びせる。
「何よ? 言いたいことはそれだけ?」