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神田 諷
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エイユウの話~終章~
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「『Xaca』だ」
少女二人が固まった。話を振った導師も、言葉を失ってしまう。
ハイル読みでは「クサカ」。どうやっても、キサカとは読めなかった。
「じゃあ・・・キサカ君は・・・」
アウリーがそうつぶやいた瞬間だった。中庭の地面が盛大な音を立てて壊れる。穴の中から勢いよく水が噴き出し、キサカが現れた。
作品名:
エイユウの話~終章~
作家名:
神田 諷