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KGU~CODE:ZERO~

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明治八年十一月二日CODEの事件が起こる。俺はその事件を知っているために苦しんでいる。多くの仲間を助けやれなかった。もうじき分かる。俺が戦う本当の訳を・・・
「悪いな・・・部屋呼んで」ロックバンドZZJAPANのHIDEが俺を部屋に呼んで、ジンを出した。菊澤・松本・坊屋と姓が変わる度に俺のMUSICが唸る。
「そんで、何?」
「妹だよ。俺の可愛らしい妹・・・」部屋には妹の写真に数多くのミュージシャン直筆サインのポスターが貼ってある。後は生々しい女のポスターもあってHIDEはCODE:EDENでもある種変人な面もあるが、実力は最年少でCODE:JOKERと言うだけ有る。
「俺の元メンバーで今若手俳優の内藤経益のこと・・・つーか、エンペラーさんはどう思います?あいつとイッたのか、イッてねぇーのか?」HIDEは酒に酔うスピードが速くジンのボトルも無くなりエンペラーはソファーに座っていた。淡々と妹の相談を聞かされて、妹は上の階に住んでいる。噂の彼を同棲等そうだ。
「俺はもし言うのなら妹が好きで護りたかったらそいつをぶっ殺す。それか、そいつと別れて時間を戻そうか?」エンペラーが深呼吸して黄色の焔を呼び出した。黄色の焔から紳士服を着た中年男性が杖を叩いた。
「紹介するよ。第五の焔ルシファーだ。罪は憤怒・・・」
「うっげぇ、悪魔じゃん・・・・燃えてんな・・・妹が益経と会う時間を戻してくれ!あいつに妹の処女を奪われたっきゃねぇーんだ!」エンペラーは黒いコートを着て部屋にルシファーが、杖を叩くと妹の時間が戻された。
「時間焔(タイムブレイズ)」ルシファーは妹の時間を戻した。そして、内藤経益は代価に時の牢に幽閉となった。HIDEは涙した。呆れるほどのシスコンで、ロリコンで、愛人も複数居る。
「よっしゃぁー、エンペラーさんまたのご利用お待ちしてます。」焔が消えた。
「なぁー、エンペラー、俺は音のCODEを持つ。」こうして部屋を出るとサタンが待っていた。サタンもエンペラー同様黒コートを着て痩せ細っているが長く伸びた青髪に無精髭が目立つ二十歳そこそこの青年で蒼い焔の人間。地獄のCODEの主である。
「阿呆、使うなよ・・・お前はCODEを学んでいるかもしれないが用心しな」
「サタン?様子変だぜ」そわそわするサタンにエンペラーの部屋の前に秘密の地下牢がある。そこの地下牢に来てサタンは数ヶ月の報告を知らせた。
「カオルは頭が逝ってる。幽齋は連中とつるんで何かを企んでいる。お前の親父がやたらと神宮を気にしてる。クミカにもな・・・」サタンはここ最近の近況を調べて明治八年何かが起こりそうであった。知り合いの黒田丞もろとも張っていたが、EDENは何かを隠してる。サタンは、仲間を呼んだ。
「うがぁぁぁっっ!うぐっ・・・・」血を吐いて柱にもたれるエンペラーであるが、黒コートで躰が軽く感じる。焔が人になった。
「七魔は七皇。覚えとけ!天皇家よりも昔世界が一つの惑星であり其処は神々と悪魔が戦乱の世の中だ。宇宙の果てにオマエらが知るよしも無い世界で俺達は七人の仲間で、戦った占有。互いに力を持っていた。CODEの起源は俺達七人説と宇宙から来た隕石によるダークマター説の二つある。人間がどれを信じようと俺達には関係ない。」エンペラーも初めて見た。サタン筆頭七人をこの時始めてみた。
「粗方紹介しよう俺達の真の姿を」サタン達に腰が抜けた。エンペラーのCODEは七つの集合体である。それ故扱いは難しいと言われてきた。
「俺、ベルフェゴール・・・・あぁ~面倒ダル。俺は基本動きたくないが、必要に応じて助けてやるよ!ビッグになる気も無い。出過ぎた真似もしない期待にも応えるよ。悲愴感だねぇ・・・この世の中。俺は漆黒のCODEを消す力を併せ持つ。」ベルフェゴールは少年みたいなひねくれ者だがベージュ色の小柄の少年で戦闘を好まないが、黒コートを着てスカル系の服装やアクセを好む。ベルフェゴールは、少年のままの姿だが、彼の大人姿を一度も見たことが無いという。一体彼が大人であるときに、『怠惰』のCODEがエンペラーに、元々大人の姿で契約したのがきっかけでいつの間にかひねくれた餓鬼になってしまった。
ベルフェゴールの後ろに居たのが、ゴスロリ風でミニスカ、紫髪ハーフテールをした女性が立っていた。彼女の名をレヴィアタン『嫉妬』(リヴァイアサン)とも言う。特徴は、相手に嫉妬してCODEを奪う又の名はCODEを変える性質を持っている。気に入った男は、自分の焔で契約する。当時幼くて瀕死のエンペラーを当時大人の力で絶大な力を誇っていた七皇の一人“サタン”が彼に失われた腕を差し上げた。そもそも人間嫌いで悪魔を束ねる地獄の王である地獄のCODEを持つサタンにも悲恋な情に駆られて自分の腕を与えた。その事が影響して五歳の時に、死の淵に立たされた時にエンペラーは魂に宿ったのがサタンである。それ以降彼と共に成長しいつの間にかサタンが成長し、蒼い焔の実力はほぼ均等になった。サタンは、右腕を隠してレヴィアタンは、ロックの服装に黒のワンピー姿で、藍色の焔が不気味に光る。エンペラーは、藍色の焔に掌で感じてレヴィアタンが昔オレに力を貸してくれた同様に地下牢で倒れる俺は身が保たなかった。
「ねぇ?エンペラー、アンタのココ剣を刺した痕あるでしょ?幼子のアンタに私達七魔は素敵な贈り物を差し上げたのよ。」エンペラーの心臓に光り輝く大剣が目に映ると、サタンがエンペラーの剣を抜いた。血が飛び出して心臓が生でドクンドクン動くのを見てアスモデウスが跪いて傷口を舐めた。赤と黒のワンピースに似た服装に長い赤髪を結んでエンペラーは痛みと闘いながら紅い焔が命と細胞の活性化でCODEの生命力を活性化させることにより通常の二十倍の攻撃を兼ね合わせる力を持つのが、色欲の覇王であるアスモデウスである。元のCODEが淫艶。授けた相手が姉の守末河悠騎である。
「アンタの姉も私の力の一部よ。皇が・・・皇である為ならば私にはアンタを一人前の男にする義務があるわ。因みに童貞?」
「い・・・いやぁ・・・違うんだよ。奥さんは居る」エンペラーの躰がCODEと呼ばれる鎖に繋がれている。アスモデウスは、若い女性で紅い焔を纏いながら鞭を持っていた。
「エンペラー?私はアスモデウスよ。CODEの活性化に生命力を担当するのは私よ。」
「おう、そーかいそーか」大剣を戻したサタンは、地下牢から来る人影を警戒した。
「お前を呼んでいる。俺達七皇並びに七魔は地獄のCODEを持つお前に正式に決意しよう。では」サタンが蒼い焔となってエンペラーの心臓に宿った。こうして部屋に戻り仕事を続けるも時は流れて十一月二日当日。


 ――――――明治十一年十一月二日―――――
 事件当日
幽齋達は、EDEN本部の裏口に集まっていた。中には士族達も刀を握っていた。
「今宵CODEが何なのか分かる。俺は血塗られた闇を知るもの・・・」幽齋が見上げていた満月の夜・・・・。エンペラー達は円卓に集まっていた。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain