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KGU~CODE:ZERO~

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「俺や蓮は姉ちゃんいっけど、理由は無いな。ただただ・・・働き口が見つからんからCODE:EDENに入社しタンや。しかし、EDENのクズみてぇな仕事からガチンコのCODE殺しまでを引き受ける仕事をやってんだよ。CODE:ZEROは俺は苦手だ。ZEROの連中ほどCODEを乱用しない・・・・」蓮も坂谷も共に同じように生きて枝豆をつまみながら酒を飲んだ。
「しかし、まぁ・・・俺達はこんな酒場でノンべぇ~やにゃ」坂谷は月道上人からの教えやCODEを使うのは、あくまでEDENのみ。公共社会での厳禁。
「エンペラーさん俺達はぁEDENを第二のホームよ」冷泉にも心の闇がある。潤齋が死んだあの日俺はまだ五歳で爺ちゃんが殺された日お婆は泣いていた。

――――――二十六年前―――――元和元年――――

 潤齋(松雪之丞潤齋)伴西心齋の長男で代々医学の家系に産まれて左手に「命」右手に「死」を宿すCODEを持つ者に宿命付けられていた。元和元年から明治元年に、爺ちゃんが活躍して三十四歳の若さで幽齋に殺された。父親である伴信澄は、一族の「齋」は短命縁起がが悪いと拒否して父からは、名前に「澄」「泉」「瀧」「清」と言った水を使う名前にした。俺が、五歳の時に知ったのは明治に時代が移って間もない頃幽齋というあるCODEが、爺ちゃんの力を奪い自らが生きて死にきれる究極生物に進化を遂げた。
「婆ちゃんや母ちゃんも憎いよ・・・・幽齋は俺から家族を奪った。」冷泉は、紺のフードに顔を隠して黒コートを着てヘッドホンに破れたジーンズ。ボロボロのサンダルを履いている。エンペラーは思う。
(今までの記憶とこれからの物語が点と点かもしれないが、共通点は『幽齋』か)居酒屋を出て部屋に戻ると眠たくて寝た。

 その頃HIDEの部屋では、CODE:JOKERよりも皇位のCODE:AVRONの血のつながりは無い妹宗麟・イザベル・大友(菊澤衣沙減留英益宗麟(きくざわイザベルひでますそうりん))と話し合っていた。
「お兄私だって大人の女よ・・・いつも子供じゃ無いんだから」
「ット言ってもよお前はあの男のモノに納得してんだろ」HIDEは、妹が結婚の相談に乗っているがこの頃人気絶頂のバンド「ZJPAN(ゼータジャパン)」のベーシスト兼ヴォーカルだった兄と人気声優で、(就職できずに貧乏で声優をしている)声で仕事をしながら人気俳優の内藤経益との結婚に反対であったHIDEはタバコを吸いながら理由を話した。
「イザベル?おめぇー、あの経益のをぶっ込まれて既にイッたのか」
「お兄処女だよ。まだ・・・」イザベルも帰るときにHIDEは、自分らが家族というのは内密そして永遠の秘密と言い部屋を後にした。

――――――明治四年六月一八日―――――

 エンペラーは、カオルに呼ばれて荒廃した斎宮(続編に於いて最終決戦の場になるCODEが終わる終局の地こそ斎宮)に来た。そこには、雷死文皇も来ていた。
「エンペラーさんですか?娘から聞いてるが、CODEが興味深い」
「は?俺は・・・俺だってさぁ・・・・」カオルが手渡したのは、八〇〇〇枚の文書を一冊に集約したこの国の真実と闇の部分と天の古文書『天照殿危機神州届之事(あまてらすどのききしんしゅうとどけのこと)』をエンペラーに見せてこう突き放した。
「私が県史の権威と知ってるだろうか?君は天皇家の血筋を継ぐものだな」エンペラーは身震いをして蒼い焔を簡単にコントロールできた。
「しかしな・・・・CODE:EDENのメンバーとは驚く」カオルはCODEを自在に使えるようにある程度のスイッチが必要である。雷死文皇は、見た目四十手前の長身で、勾玉をぶら下げて長い黒髪で伸びきった髭でサンダルを履いていた。
「いずれ相対する。その時に私はこの国の治める」
「させねぇーよ、そん時は俺が護る!お前等も元々神の一族だ。そんぐれぇーはおれもみみにしてる。」エンペラーがEDENに戻り、仕事依頼の求人を見ていた。
「あれから二年半が過ぎた・・・・」
「どうした白宮?」白宮は最短でCODE:JOKERに昇格。氷結のCODEは応神天皇の末裔並びに應神が代々家系に伝わってきた血である。魔柄家の幕末から白宮家が起こりそれから十五代目和馬の時代にエンペラーが来た。
「アンタには関係ない。大切な家族を奪われた気持ちはどうだい?」
「白宮ぁ」エンペラーはそれか言うモノのEDEN内での生活が落ち着いていた頃友禅が来た。
「おう、元気にしてるか?」友禅は相変わらず袴に黒コートを着て刀は太刀で、EDENに来たのはCODE:ZEROについてだそうだ。
「カオル、お前はEDENの皇だな。」友禅はカオルが十三歳の時からの書生でよく知っている。明治八年あれから四年後の事、俺達十二人は、地獄を味あう。

 ――――――明治八年六月一九日―――――
 事件が起こる五ヶ月前のこと。
エンペラーはいつも通りEDENの仕事を終えて帰宅の最中であった。
「幽齋さんいいんすか?」
「構わん。いざ、俺が斬る!」
「無理しない方が・・・あの子見た感じ天叢雲剣の可能性も視野に置いた方が?」
「零・・・言いたい気持ちも察するがまだエンペラーには抜けない。あの剣は真に悠騎を持つ者なくば抜けない剣なんだよ・・・・。アマテラスの魂を犠牲に俺を救うなんてことは無いだろうに」零と幽齋が柱に隠れて話してるのを見てカードーキーで、中に入って暖炉でお茶を飲んでいると突然話しかけられた。
「うっ!」
「あっごめん・・・ごめん・・・驚かせちゃったね。私は山安悠里宜しく。」
「姉ちゃんの連れか?確かCODEは水。」エンペラーは、CODEを使うのにある程度の自制が係ってしまい幽齋が言うとおり俺には剣が抜けないのは言えている。
「なぁ?山安・・・おめぇんとこCODE:EDENだったんだな?」エンペラーは寂しげに窓からの世界を見ていた。暗い部屋に二人だけでお茶を飲んでいた。
「そうよ、俺はⅫだ。山安もしも之事があったら俺達十二人が此処を護る。」
「なんだぁ~そうだったのー元気ないから仏頂面で何考えてるのか分からなかったからとりあえず・・・またね」部屋を出て行く山安悠里。CODE:ZEROの一人で水人間。詳細は不明だが、英語の教員資格・調理師免許・危険物取り扱い一級・船舶一級・大型・中型・普通自動車免許・原動付き自動車免許取得。年間グラビア誌上位二位保持。明治のアイドルで数多くのメディアにも取材を受けている。父親は、幽癒山安幻龍仙齋(ゆういやまやすげんりゅうせんさい)という悠悠グループの会長で、総資産一兆円で、家賃三百万の高級住宅一軒家に住んでいる超絶お嬢様としか分からない。後に、あの日が起こるまでは・・・・俺が知る限りKGUが創設を早めたのもあの事件だった。
「エンペラー、そうはいっても幽齋の裏だと?」カオルは賽を振りながらスマホのラインで連絡を取り合っていた。最近行方が分からない弟のことで、身元が分かったのでその手続きをしていた。弟もあの事件ですっかり地に堕ちる。俺はあの事件のことをよく知っている。そして、地獄のCODEが俺に従ったのもこの事件が原因で、俺は死にかけた。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain