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KGU~CODE:ZERO~

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「俺は凶朧雨時代は血だったが、」今は水や蒸気だ。水を自在に使いこなせるように進化した。おい?エンペラー、お前もCODE:CHANGEからCODE:REBARTHをやってみろよ」そう言われたところで今の俺には出来ない。CODEを一度替えてもう一度戻すという鬼蓄の所業。
「俺だって此処に十数年だぞ!覚えとけよ」頭をさする零。零は、教授として林崎文庫後に神宮皇學館創設の旨を聞いてKASに講師として懇願した。
「ねぇ?エンペラーアナタは大丈夫よ。」
「零にも言う。俺は地獄を宿してるんだぜ。そん力どーせっつんだよ」
「それがアナタのCODEね。私達がついてるからね」そう言われたのは良いが、慶応十年・・・・遂に幕府体制が崩壊。新たに天皇主体の王政復古の始まりで、徳川慶喜は幕府を終わらせた。元々、やる気が無く早くに将軍をやめたかった慶喜にはうってつけであった。
―――――――鳥羽・伏見の戦――――――
 幽齋が亀山藩から幽閉解除になりそのまま幕府側として新政府軍と京都の伏見で戦った。
「魔天楼!」桜が舞い散り、新政府軍の半数は死んだ。これが、滅の恐ろしさである。
「魔神墓紅蓮龍牙(サタン・グレイヴ・クリムゾン・ドラグニック・ファング)」蒼と紅の焔が龍の形をして戦場を焼け野原にした。
こうしていると、凶水齋も万之介・零も幕府と共に運命を共にした。
「水華凶殺」凶水齋の刀が水になって押し寄せる新政府軍を抑えて東に撤退。鳥羽・伏見から現在は会津。こう一年も戦っていたが、俺達は最後函館の五稜郭で降参した。
「おい、榎本!降参だ・・・・」幽齋が代わりに乗り込むと拓水が側に居た。
「拓、拓水じゃねぇ?お前どうして此処に居るんだよ?」
「幽齋さんお久しぶりです。私も幕府陸軍副司令として幕府の命でここに居ました。」
「あっ、そうか?」幽齋はこの一年間戦が終結した。年号が明治元年となった。
「幽齋さん?実は私・・・・神宮七帝の宗家に選ばれました。」
 *神宮七帝とは、
  アマテラスが選んだ南が丘を護る要を用する役職とCODEを持つ中でも優れた七人が選ばれることから七帝と呼ぶ。
古代から続く儀式で、今回は四五回目と言うことで、四五期生の七人の宗家に、拓水の「金剛堂家」が選ばれたのだ。他にも、友禅の「織乃坂家」に、伴西心齋の「伴家」、五十嵐五十次郎の「五十嵐家」、古くから亀山藩は神宮の墓守とアマテラスに仕えていた為、先 祖赤松円珍の代から宗家である。「赤松家」、最後に「斎藤家」である。理由は、幽齋の祖斎藤雲黒齋が神宮に屋敷を構えて神宮に命を代償にアマテラスのCODEを得たと言うことが今回宗家に選ばれたと言うことだ。以上七人が今回の七帝である。次回は、五十年後の事である。式年遷宮は、二〇年に一度だが、七帝は五〇年に一度というこれはアマテラスが、五十年間南が丘並びに世を見てそれを応じて七人が世を治める。
「そうか・・・・お前が宗家か・・」幽齋は北の地で武士の世が幕を閉じた。四百六十年間も続いた武士が消えた。これからは、刀だけではなくCODEを使う時代かと思った。
拓水は、三人の妻に七人の子宝に恵まれた。
策略家で知られた大魔須刹師禰(おおまぞさっしね)という人物(加賀藩の人物金剛堂拓水一五歳の時に加賀藩に流れ着いた浪人兼策略家。この時代珍しい頭が冴える女であった為加賀藩主から絶大の信頼とマネーラインを確保した。)拓水を嵌めて神山契を初めとして泣き崩れた契を逆手にSEXで子供を産ませて更に、刹師禰自身自虐としていたが、口約束の上車に乗せられてその事が原因で、契とは離婚危機に直面したが八十島後の(遠州)電鉄の経営困難と冬織の自慰行為に脅されて加賀藩から七千万両強奪し、妹の心臓に不治の病(左心房機能心不全)というこの世の医療で治せない病に苦しんでいたときに、刹師禰が金を立て替えて伊勢から連れてきた伴西心齋の息子伴松潤(松雪之丞潤齋(まつゆきのじょうじゅんさい))略して松潤が、妹の心臓を治して二度と病にかからない躰を手に入れると、成長促進が姉よりもずば抜けて美人になってスタイルが良くなった。
その全てを借金返済に充てて車も高級外車を購入し、普通自動車免許と中型・大型・国際免許も取得して拓水に近寄っては自分が楽な路に行こうとした結果明治元年夏に、金剛堂静潤が、経済政策とセイジュンミクスにより石川県としての担保七十%を八十島電鉄に闘志。大魔須家弾圧によって一族は(内五人は斬首)生き残った刹師禰と弟の霊璃(レイリー)が、渡米した。
実は七人目というのが、刹師禰の子供で、その事がばれると後々面倒なので加賀藩から廃藩置県で、石川県の市長になって市からの四五万円を送った。だから、拓水が伊勢に来たのは、妻子や石川県を背負って神宮に来た。人と背負う重みが違うのだ。
「正妻は、神山契(かみやまけい)けいねぇと呼ぶ。俺の最初の妻で、この金剛堂家の姐さん女房で口うるさく自由に気が落ち着かん。俺が、三十四歳に成った今もモーニングコールだからそれが悩みかな・・・・。最初、師走の二五日クリスマスという欧米文化で急に、馴れ初めでな。最初は、俺も乗らなかったがそこから八十島十兵衛の八十島電鉄(後に、遠州電鉄グループ)の初代会長の娘八十島冬織(とうり)と妹の鳩(きゅう)と妻に成ってからは大変だ。」
「あぁ、もういいい・・・聞いた」幽齋は蝦夷からの連絡船に乗って伊勢に着いた。拓水の話を聞いて如何にも幸せだろうと思った。

 明けて二年
 久々に屋敷に戻ると、KASがきていた。
「よぅおう、幕府の英雄。お前が・・・そん話じゃ無くてエンペラーは?」
「今、呼んでくるわ。茶でも出すよ」手を振るKASに、幽齋はエンペラーを連れて屋敷の中で対談が行われた。
「んで、どうだ?」
「しらねぇよ。俺は・・・」
「なぁ?コレを渡そうと思うて」赤い手紙に俺の名義にCODE:EDENからの案内であった。エンペラーは、遂にCODE:EDENに選ばれて、最悪の明治八年の政変が起きる六年前であった。





明治八年の政変さえなかったら俺達は哀しまずに勿論、幽齋にとってもベストな人生だったろうに・・・・・。CODEを持つ者が、CODEを討つ!その為に、設立が急がれたKGUである。








―――――――明治三年四月――――――
 俺は、三重県松阪市カオルが神のCODEを駆使して創った空間にEDENの本部がある。父皇雷死文皇が実刑判決で大湊刑務所の最下層に幽獄されてるのは耳にした。
「良くきた紹介しよう新たな体制で始めたCODE:EDENだ。エンペラー?頑張って幽齋の所まで登ってこい。私は楽しみに待ってるぞ」カオルは本部を案内した。広い宇空間にカジノや酒場や映画館温泉サウナも完備だ。此処は、全てカオルの家。家をCODEを使って空間にしたのだ。設立は、慶長六年。父親が設立を早めて赤松家が監視としてEDENがある。
「よぉう、新入りか?俺は坂谷心道っす。」サッカーをしている日焼けの青年彼もCODE:EDENお一人。再来年CODE:JOKERの受験資格があるかを検査するために只今勉強中。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain