小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

KGU~CODE:ZERO~

INDEX|91ページ/107ページ|

次のページ前のページ
 

「では、行きましょう続いてはきたいの大物ルーキー癒以膳対禅舟齋っすね」係の人がアナウンスすると会場が一気に暗くどんよりした。

――――――第二試合―――――
 第二試合三番手謎の浪人癒以膳VS
     四番手ニートフリーターホームレス浪士春川禅舟齋

 いざ、尋常なり!
 「よろしく頼むよ。お手柔らかに」癒以膳は突っ立て居た。何もしないが、不思議な気がした。禅舟齋は、早速刀を抜いた。友禅幽齋の師としてCODEは未だに不明。
「絶天」刀の鞘だけで相手の鳩尾を落とす。古武術の一種。
癒以膳は、禅舟齋の刀を宙で止めて目を瞑ったまま拳に力を込めて吹き飛ばした。
「断魔斬天翔蜜」禅舟齋の刀が鎖から伸びて癒以膳の躰が締め付けられるが、透明に消えた。この戦いに何が起こるのかというと、俺はびっくらポンと腰が抜けた。
「糞ッ!」禅舟齋も刀でCODEを解放した。
「束縛式OCG(オーバーコード・ゴッドデス)神卸」轟音と劫火が会場を包み込み癒以膳はため息を吐いた。
俺は、まだ出番が無い。
 ―――――――仕合い三日前―――――

 「幽齋言い忘れたぞ。」スマートフォンで電話に出た幽齋が、近くに買い物に来た友禅がその日の午後に幽齋充てに刀を送った。
「ん?何・・・・」
「出るんだよな・・・・俺も出たけど言うがお前の力をよく知ってる俺が言うのだ。まぁ、そう言うけども・・・・滅は天・神に続く最凶のCODEよ。元の主が居るんだよ。お前はパウロ。俺は、ミカエル・D・V・ヴェスタニ(ミカエル・ダイン・ヴィクアラス・ヴェスタニエ)に、神はヤハウェーからキリストからソロモン・ダヴィデ・タケミカヅチ・オーディン・ゼウス・アーサー・猿(人類最初の直立歩道であり、人の先祖)が持つCODEよ。良いか?こんだけさぁー何世紀も渡って伝えてきたCODEだ。俺はこいつを託す」友禅が三日前に幽齋に手渡した刀を見ていた。
「龍魂録丸?」包みの木箱にはCODE自体の制御と相手のCODEを斬る退魔刀である。友禅からのささやかな贈り物に幽齋はその刀を持ったまま仕合いを見ていた。
「死鬼」禅舟齋は短刀と太刀を組み合わせて鎖を斬り、天からの災厄が降り注いだ。
「おっとぉおおおおおおおおおおお!禅舟齋・・・・うっわぁっぁっ!天から巨大な隕石が振り下ろしてくるぅうううううう!」アナウンスの人がざわついてくるのを癒以膳はびくともしない。死んだのか?おい!嘘だろ・・・ガチじゃん。
「そんな程度と聞く?」癒以膳は冷気を纏っていた。氷の地獄が完成していた。会場は凍てついて凍え死にそうに全員ストーブの前に避難した。
「アナタは天のCODEを持つもの。そのリペアーだとお見受けする。本来天のCODEは、ミカエルからレイラという曽根家の娘に伝わり、アナタから弟子の友禅に伝わった禁忌の力と推測する。私は、桑名藩藩士松平忠澄の家老魔柄應神の血を継ぐ白宮癒以膳だ。てめぇの墓守に前に言っておいたよ。」白宮和馬の祖父癒以膳は、氷結のCODEを持つ氷は、自然界のCODEでも選ばれた者しか受け継ぐことが出来ない至難のCODEである。禅舟齋も焦り、鞘を納めた。
「大天使召喚!ミカエル」純白の白い翼に金髪で黒コートを着て手にする剣と盾、癒以膳も氷の威力を限界にした。
「散れよ!奴隷式DRC(デス・リミット・コード)・ICEHELL・黒い太陽(ゲヘナ)」ヒュンバゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴン!江戸城半壊。その圧倒的な威力で堀の水が瞬間冷凍して禅舟齋は氷漬けになった。
「・・・・・・・・・」アナウンスは開いた口が開いていた。癒以膳はお茶を飲みに給水場に行くと幽齋に出会った。
「あ、あっ・・・・さっきはスゲェーよな」癒以膳彼のその後は知らない。仕合いを途中で棄権した彼は、桑名藩に戻っていた。白いコートを着て小柄の男。氷の神と謳われて後に、白宮和馬・白宮月夜(つきや)・白宮氷神(ひょうじん)の三世代が世界を変えるとは誰も知らない。俺はその時にはエンペラーに殺されてっから後を知るのは娘しか居ない。
仕合いが大詰めの頃突然、仕合い中止となった。将軍が体調を崩し慌てて伴西心齋が治療の準備をした。俺は、家族を引き連れて津藩に戻った。

――――――元禄八年――――――

 俺は、朝と支靜加と暮らしていた。妻に先たたれて五十年。二人の娘を面倒見てると突然、カオルに呼ばれた。
「幽齋久しゅうな。江戸で野垂れ死んでるかと思うた。お前に話があってきたCODE:EDENにお前が選ばれた。今は設立当初で人材が居る。」
「俺はお断りだよ。悪ぃーが、違う人に当たってくれ」幽齋は、最初入らなかった。カオルはもう一度言った。
「しつけーんだよ」幽齋はFIRST普通の道を歩もうとした。
「仕方ない。お前の娘を斎王に捧げる!」
「ちょ、ちょ・・・・そいつは勘弁してくれ!」幽齋は娘が人質になるのを拒んだ。
「分かったよ。EDENに入ってやるよ・・・・・・」そう言い残して俺は元禄八年CODE:EDEN№Ⅰになった。俺のCODEは、滅というのは知っている。最凶の裏CODE。存在しない神を討つCODEである。幽齋はそれから十五年間CODE:EDENで№Ⅰに君臨して脱退。密かに神宮屋敷に暮らすことを決意した。同時にエンペラーを引き取った。まだ幼かったエンペラーに、神宮屋敷で数十年間暮らして現在に至る。

―――――――――現在――――――

 ―――――慶応元年―――――

 エンペラーも幽齋がCODEであることを知った現在零や朧雨も万之介も同じ。
「エンペラー?んじゃぁーな」幽齋が支度して蛮志慰に連れて行かれた。
「そんに気落とすなよ・・・・幽齋さんなら帰ってくるって」万之介は剣術の師として神宮の掃除を毎朝していて神宮の森の植樹にも携わっている。
零は、姉代わりで俺が寝ていると、毎朝モーニングコールと食事を担当している。
朧雨は、神宮の禰宜で人殺し家業から一線を退けて神仏に遣えている。
「なぁ?黒船くるんだろ・・・・俺も会いたいな・・・・メリケン人に」万之介がエンペラーに自分が会ったことを話した。
「それなら私は其のメリケンに会いました。肌が白く目が青色。背が高くて鼻が高かったですよ。その時は女性で、メリケンの女性はとにかく巨乳で金髪というイメージでしたね。」万之介は、横浜に着ていたときに、会った体験談を話した。
「なぁ?万之介は俺達何があっても助けてくれるよな?」
「えぇ、私達三人はエンペラーを護るという所行でございます。」万之介は、昔はそういう人で、俺も親しみはあった。何時しか魂を闇に売り幽齋に行くとは思わなかった。
「朧雨!凶水齋!教えろよ、CODE:EDENって?」凶朧雨名を凶水齋と変えて暮らし始めた。今までの名を捨てて新たなスタートを欲しかった。
「おう?CODE:EDENっつうのは、あれだな。おい・・・・CODEを持って悪ぃーヤツを倒していくHEROだぜ。」凶水齋はいつも瀧宮で神経を集中してCODEが変わった。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain