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KGU~CODE:ZERO~

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「星南(せな)!愛海(あくあ)!おうい、てめぇら吉宗の面見にいかねぇか?」KASが一年間済んでいるのは、今は使わなくなった津藩藩邸だ。当主空夢の死により藩邸は閉鎖されているが、それを利用して、江戸城に登城予定であった。
「待って下さいよ・・・・久之宮殿下。俺は・・・」
「星南?お前も京で居ただろうが?んなぁーもんよー気ィ遣わんよ」
「そうっすね。」この男宮中で陰陽道に属し安陪家十六代当主安陪星南公。後に、金作裕策の先祖に当たる人物で星のCODEを持つ男。その全ての形式を十代で確立。続く愛海は、KASの身の回りを世話する金髪ハーフテールの小柄の女性で巨乳であるのが本人のコンプレックスである。KASは、若い頃遊び人で宮中の行事に参加しないのが基本であった。そして、時代が天保になった頃・・・・・。

――――――天保三年――――――

 京に帰ってきたKASが目の当たりしたのは、荒れ狂う浪士に荒れた都の姿であった。
「おい、愛海」
「何でしょうか?お、俺の・・・都が・・・」
「そう気を落とさずに・・・」愛海こそ篠崎愛生本人である。白拍子であり、都に行く前地元で昼はOL。夜は、キャバ嬢という二つの顔で、生きてきた。
「腹いてぇのか?」KASが聞くとお腹の子が返事した。
「っつーか、お前とSEXした時思い出すのよ~何度処女を貫くのが男の誇りで、ステータスってな。そりゃぁー女は痛いし、辛いし、その内快感になってくのは慣れやと思うた。」
ぷっ、苦笑いする愛生に京都御所に着くと清水が現状を伝えた。
「KAS!聞いてくれぇ!京は攘夷派が占領したって」
「ん?」慌てて御所に行くと、御所は無残に焼けていた。最近になるが、闇CODEの動きにも敏感になっていた。篠崎愛生のCODEに対しては異質である。
「大丈夫か?」
「うん」


 ―――――――嘉永十年―――――
 話を元に戻すと、神宮屋敷に訪問してきた客人が幽齋に会いに来た。
「誰かは知らんが俺に用か?」
「えぇ・・・申し遅れたが私は第二代亀山藩藩主赤松蛮志慰と申す。して、幽齋殿あなた私達に隠してませんか?」幽齋は刀を腰に差してゆっくりと起き上がると、蛮志慰は、CODE:EDENの書状を渡した。幽齋が元EDENの人間であることを明かした。
「何なんだよ!幽齋・・・どーいう訳や?」
エンペラーが、訊ねると幽齋は蛮志慰に答えた。
「お前も分かるようになるよなるさ。俺はCODE:JOKER№Ⅰだったさぁ。EDENを裏切りJOKERの王に覇王達の覇権争いが激化した中で俺はこの三人が身寄りも無いから俺が引き取った。良いか?亀山の餓鬼に言うが、俺はCODEを持つがどういうCODEかは知らん。」
「初耳ですね。あなたがCODEを知らん?奪われたのも間違いッすね」蛮志慰は、神宮の鳥居まで幽齋が連れ去られた。頭が真っ白であった俺に、三人の過去が明らかになった。

 ――――――幽齋と八帝に、万之介・凶朧雨・零の過去がCODE:EDEN創設とCODE:JOKERの誕生がCODEを持つ者の究極のメーターである。これはKASもエンペラーが生まれる前の話である。






































 KGU(Ⅳ)
     ~CODE:REBARTH~
 ―――――――まだ世界が争乱になる前日本では、鎌倉であろうか。室町に入ると、京は豊かな生活の拠点になった。
「幽齋!ただいま~」
幼い頃の幽齋である。この頃生まれが大坂だが、二歳の時に京に引っ越しして五歳の時に、刀神春川禅舟齋に刀を学んでいた。
「宏繁ボケナス!カスがッ!腕の入り方が甘い。」禅舟齋にも幽齋の才能に渇を入れた。
「へ、へいっ!」幽齋五歳。この時に禅舟齋が、二十一歳であった。
「魔天翔絶蜜断空夢斬」幽齋の刀が禅舟齋の刀を受け止めた。CODE同士に互いのCODEを削る技を避けて禅舟齋の懐に刃が入っていた。
「・・・・・やるなー」禅舟齋が認めた。そして・・その日に自分の一字を与えた。
「お前宏繁だろ?今日から幽齋と名乗れよ。幽幻の幽に俺の齋。っても、俺は刀の才に恵まれんよ。」室町初期幽齋は、禅舟齋と会っていた。そして、京のスラム街で俺は、まだ五歳だったがよく覚えているのは、貧しい服を着てみすぼらしい俺と凶朧雨だ。その内俺も朧に生き抜く為に禅舟齋に世話になった。
「門弟を又連れてきたか?」禅舟齋は弟子の一人友禅である。元は、友齋であるが、友という元の字に禅は(禅舟齋の一字)幽齋よりも年上で、腕はほぼ禅舟齋と変わらない。
「春川の姓名乗られねぇ代わりに俺は、織乃坂家という武士の一族じゃ」この頃ごろつきにワルで、秀才の割に地元横浜出身で、訳ありで、津藩に転封。そこで、妻(正室)月英に出会う。まだCODEが浸透していない世にCODE:REBARTHとして幽齋より早く剣の修行を終えた。スラム街には、同じく備前藩藩士曼陀羅万之介・凶朧雨・零達は幼くして藩から捨てられて京の最下層地区(六波羅)で、日々生きるのに執着していた。
「そうそうってもよ・・・先生?」先生とは、禅舟齋のこと。幽齋は二年遅く朧雨と共に剣の腕は二人とも認められていた。
「・・・・・先生さぁ・・・俺はこいつと一緒に皆伝書くれ?」
「お前ら十歳か。うん、迷うが、迷うが、友禅は俺より腕が立つ。確か津藩に、幽友禅堂塾(ゆうゆうぜんどうじゅく)という私塾を開いってから今日からでも遅くない入塾しろよ」こうして、俺は朧雨と同じ塾に入るのだが、その前に既に塾で剣の腕と国学と蘭学のトップに居たのが、零であった。
「女だけどスゲーな。金銀髪のロングテールの巨乳剣士誕生か?うふふふ」友禅は、十五歳で塾長として津藩に住んでいた。二十一歳の禅舟齋も生まれは、四日市日永のド田舎に生まれて田んぼと空と大地の狭間にボロボロの屋敷がある。
「思い出すんだな・・・俺は幼い頃喰う物も無い時代に生まれ育って良く田んぼの草をむしって喰うのがしばし続いた。まぁ・・・ようー、俺はこうして剣だけで喰ってきた。」禅舟齋は、昔を振り返って鴨川の河川敷に住んでいる。鴨川が氾濫して家も流されて金も尽きてホームレスの生活をしながら津藩に願い入れた。
「私が藤堂澪と申す。」津藩の藩主藤堂は、藤堂澪。澪という字は、後に律が世話になる澪の世話になっていた為に娘に澪という字をパクッた。
「えらいべっぺんさんや~」禅舟齋の擁護遙任を家老の志智刕亞蒼空(シチリアスカイ)が面倒を見る。一文無しの禅舟齋は、アスト津の三重(阿濃津)お仕事広場で職安を聞いていた。
「はぁ~っどこーもねぇーよ」禅舟齋が二十五歳の時に、伊勢神宮直轄豊浦崎文庫学長で、KGU創案委員会会長の安藤宗庵(あんどうそうあん)が開いてる私立馬鹿玲理亜充安藤塾(しりつバカレリアじゅうあんどうじゅく)に講師として剣の腕や、CODEについて教えている。帰り際に幽齋に出会った。
「禅舟齋先生お世話になります。あれ?先生もこちらなのですか?」
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain