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KGU~CODE:ZERO~

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「俺は教授の研究室に行く。」各教授の研究室は抜け殻であった。地下にKGUサービス株式会社があるが、CODE:DARKNESSに占領されて廃屋であった。夥しい血の痕にエンペラーは、ルシファーを呼んだ。
「時間再生(タイムシフト)」サービス株式会社の人達は一度にティーチに虐殺された。俺は、冷泉が知る道なり進むと遠藤慶一郎の死体を見つけた。自殺だ。ティーチに反抗し、KGUを救おうとして命を懸けた若き侍魂を持つ男が天獄に旅立った。
「見送ろう」エンペラーが、蒼い焔で火葬した。遠藤慶一郎には、妻子が居た。三兄弟の末っ子で、長男浩光は無職のニートで親からや店から借金を前倒ししている。夢は、バー経営で、父親である辻岡重國(寛十齋)本名遠藤龍徳から多額の遺産相続であったが、伊勢十から嫌われる男で、酒癖女癖が悪く辻岡不動産を一代で創業して世界企業に発展させるが、KGUの建設も携わった。大手の大和ハウスや積水ハウスに一条工務店に頼らずに、寺社で設計を行った。やり手の社長で、気に入らない下請けは潰しにかかるなど悪名は高くても腕が確かで次男の馬琴は小説家兼劇作家・医者・弁護士・俳優・歌手として幅広くマルチな才能を発揮している。慶一郎が憧れる兄である。
KGUに関してだが、現在はティーチが制圧していた。エンペラーも、三階に行くときに、HIDEが「先に行けよ」と、エンペラー達を先に行かせた。
「暁の解放(アルバ・リベラツィオーネ)」ギターに響く一階は紫の結界に護られて追いかけてきたティーチにしろ、DARKNESSにいる四騎士(戦争・饑饉・疫病・死)のCODEを持つティーチが一番信頼を寄せる人物で、戦争のCODEを持つ名を争谷血須亞(あらそうやちすあ)がHIDEは、全力でエンペラーを行かせて自分は、崩れてゆく一階五号館で目を瞑った。
「戦争の戦車(クリーク・チャリオット)ッ!AHAAHAHAHAHAHAHAHA・・・・・無駄無駄ぁぁぁっ!」
宙から放たれる怒号の民衆の槍や弓や剣に、HIDEは壁で身を伏せた。
「おおおう、早くてめぇーヺ血染めにしでんだ」レヴィアタンを召喚した。自分のもう一つのCODEであるレヴィアタンを呼ぶと、紫の焔がギターに隠れた。
「処女の胸(ヴェルジネ・セーノ)」自分にCODEを跳ね返す術でギターを解放した。
「みっけぇー、しゃぁぁぁぁぁっぁっ!」男は争谷血須亞という青年。CODE:EDENに居たときに居なかったが、アルカトラズを脱獄した罪人。そのCODEは、戦争。血と剣で争う武の血漿。HIDEは、深呼吸した。ギターを剣に変形した。
「俺はHIDEだ。誇りある・・・紅(クリムゾン)ッ!」血須亞のCODEを止めた。紅はXJAPANの名曲で一時的にCODEの活動のリズムを変速できる。
「復讐の断頭台(ヴェンデッタ・ギリョッテーナ)」巨大なギロチンに腕が変形してギターを粉砕。HIDEは吹き飛び血を吐いて自販機の庭で倒れた。
「糞だ・・・・糞過ぎる。」血須亞の圧倒的CODEにギターの弦が切れた。レヴィアタンを戻して赤いロングウィッシュも垂れ下がって顔が見えない髪でHIDEはベンチにしがみついた。
「死ね!大戦争(ドン・クリーク)」ズギュンンンンンンンンン!HIDEにCODEが消失赤い髪は血と同化して庭で突き刺しになって倒れた。
「ZERO・・・・・無駄無駄無駄無駄無駄あぁぁぁっ!」HIDEのCODEをギターが集約してそれを抜いた時、HIDEはかつてCODE:EDEN在籍時に究極の限界点まで達した。
「は?俺が死ぬ訳ねぇーだろうが、俺のCODEをZEROにする。そうすることで攻撃を受けても次にCODEを放つことが出来る。」だが、レヴィアタンのCODEを使って覚醒状態に自分に戻した。本来のリズムを正した。
「馬、馬鹿なッ!血須亞の策に問題でもあるというのか・・・・・」戦争のCODEそれを操る者は、指輪をはめている。大天使のラッパが聞こえたとき、終末は始まる。
「あほうだ・・・・」HIDEのCODEで指輪を回収。一階は崩れて二階に行くのに、道は閉ざされた。絶望では無い。前にこういう状況があった。俺も忘れもしない明治八年のEDEN:REVOLUTIONで俺はあの時ほど絶望を見なかったという。
「HIDE君?ロックバンドであると聞いたよ」仏が出てきた。地縛霊である。
「センコウ、俺は・・・・エンペラーさんの役に立ちそうか?」仏はHIDEの教授で、明治十五年に着任以来HIDEのアスモデウスの焔が輝いた。
「そうですか・・・」仏もHIDEに付き添い崩れていくKGUを眺めていた。
「俺がアンタに卒論落とされていこうだもんな」HIDEは一発屋のミュージシャンで、酒と女とSEXに溺れてCODEも先の戦いに使いすぎに躰が思うように動けない。
「・・・・・・センコウも俺はCODEって最初はびくっただろうが、それでも今はエンペラーさんと一緒に戦ってる」仏はHIDEに渡したのが、第三の焔“アスモデウス”を手に入れたときに、エンペラーにズキッと痛みを感じた。
「HIDE私からの焔だ。君はCODE:ZEROの王だ」HIDEは感謝して二階に行くのに、一階が潰れる間に非常階段から駆け上がると屍が転がっていた。
「白宮ッ!」白宮と士郎が二階で戦闘を繰り広げていた。
「下がってろよ・・・・Ⅵ。俺が手を打つ」白宮はCODEを形にするのは良いが、消耗しすぎで意識が飛んでいた。
「兄貴・・・・」士郎は氷を纏う王の具現化CODE:LIMITを発動できた。
「アナトッ!巫阿爾魔ッ!」白宮のCODEに饑饉のCODEを持つ年寄りが、指輪をはめているのを見て士郎が指輪を奪った。二階は重力で潰れていくのを三人は、一階に脱出。
「指輪かよ。そーいえば、Ⅰ?EDEN時代何があったんだよ。明治八年お前達は?」
「俺は知らん。ただ・・・刀を持った男性が誘導してるのを見た。俺は人が嫌いで今こうしていられるのもエンペラーさんのおかげだよ」白宮が一階のベンチで休憩した。
 その頃・・・・
エンペラーは苦戦を強いられていた。
KGUは崩壊に走っていた。ティーチも抑えられない闇のCODEに、エンペラーは天叢雲剣を抜いて、三階でティーチと戦っていた。
「天魔斬」剣を抜いて上空で衝撃波をうつが、ティーチに消される。
「闇の復讐(ダークネス・リベンジャー)」闇の鎖にKGUは封じられてエンペラーも動じなくなった。エンペラー達は、絶望を感じた。既に三階は制圧。KGUが崩れて倉田山からの空圧に耐えれずCODE:ZEROと四傑は自分達が創り、学んできたKGUが消滅した。全て其処にある夢が幻に変わった。
        本編は此処まで。







 ―――――――KGUが出来る前四人は若者であった。
彼らのCODEが後にKGUに生まれてKGUに選ばれた覇王達が結集したのが伊勢。
 今、分かる嘉永九年~KGU創設の明治十五年間を描くCODEの真実、

 KGU(Ⅱ)
    ~CODE:BARTH~
――――――――――嘉永九年春――――――――
まだ春と言っても寒い日のことだ。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain