小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

KGU~CODE:ZERO~

INDEX|75ページ/107ページ|

次のページ前のページ
 

「お前にはもう・・・CODEが無いんだろ?すぐに楽にさせてあげるわ」その一瞬の隙を突いてベルフェゴールを纏いベルゼブブの暴食が働いて何も見えない。何も無い。無色透明の煉獄の雨が降り注いで、エンペラーは立ち上がった。翠の雨に打たれれば、その身は一瞬ですぐにあの世に逝く。エンペラーは、最後に剣を構えた。
「天昇照姫倭武尊冥閃(テンショウテラスヒメヤマトタケルメイセン)」刀と鞘を同時に抜いて逆さにしてその気を逆流したのを上空に押し上げてから地上に叩き付ける・・・だが、焔が刀を止めた。
「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・先生。同じ時を刻んで同じ未来を信じ昨日の涙は今日の涙を信じて同じ痛みや優しさを先生が俺に最後まで信じてたありませんか?俺は、先生を殺せない。甘ちゃんだよ!甘ったれのクズだ・・・せやけど、ここまで来た以上は先生ご自身お辛いでしょうが、サタンを俺に与えて欲しい」涙を流すエンペラーに友禅も腰を抜かして肩の荷が下りたのか最後に茶を飲んでこう切り出した。
「既に・・・勝負が付いてる。うぅぅ・・ごほごほ」腹に剣が刺さって血が溢れ出て赤く染まりながらエンペラーの肩を叩いた。
「最期だな。俺は神に殺されたとでも言っておく。決してお前じゃないだろ?エンペラー俺の教授人生が終わるのをその目で見届けろ。後は・・頼んだぞ。妻や息子・・・娘にエンペラー、お前には人を護る器もあれば、サタンに相応しい人物だ。俺を燃やしてくれ」先生は刀を手にして蒼い焔を呼び戻してそして自分で刀を腹に突き刺して蒼い焔が先生を呑み込み消えた。研究室だけの出来事で、他の人には知られていない。
 友禅の遺言通りにエンペラーは、息子神聖朗・娘織華・妻月英を見守る形となって行方を暗ました。それが事の真実。エンペラーは、織乃坂友禅に会いたがっていた。それは、友禅も同じで、今は王の姿光明王七十一(セヴンイレヴン)である。エンペラーに待ち受ける南が丘への道のりは始まったばかりで、恐らくはモルドレッドも動こうとしていた。


「円刑?俺が今度戦う訳や。この刀に誓って敵を討つ。一人残らず」袴姿で、黒髪のウィッシュの長身の男性が神棚に参拝した。
「うし、逝くぜ」史料編纂室を下りると研究室がある。今では誰一人いない物件お探し中だ。吉木殿は、鬼龍院家の正当な当主だが、その父親はハマショー(鬼龍院濱之翔)である。KASの長男で、生まれながら鬼龍院家に引き取られて養子として迎えられてその男の息子で、CC(CODE:CHECK)を行ったが異能者では無いと判定が出て世俗を捨てて各地を放浪としている。KGUの帰還に喜びは芳しからず。
「ハマショーからお知らせで、いよいよ、七王御集結也。」
「そうかそうか・・・長い年月だったわ。“青い地球(ブルーアース)”こそ幽齋に対して絶対超絶究極破壊魔法然り。然らば、対の黒い地球(ダークアース)元々の兄弟の派生技の為共鳴反動が計りしれない。」友禅が、玉木に吉木は学研の礼拝堂に手を合わせた。七人が生きた時代と証として学研には歴代の王の写真と教授の写真が飾ってあった。それを懐かしく思う友禅は、三重県庁に向かった。その頃・・・・朝熊山金剛峯寺には、二王が念仏を唱えていた。
最期の王は、兄弟でそん使命の為に五百万年前から入山。友禅ですらその顔は知らない王の中でも誰一人素顔は知らない。謎めきながらも実力は桁違い。
「彼らは、産業王。機械王。名を以て『海燕』と称す。一族皆々便利(デイリー)・此処州(ココス)也。」コンビニ大手各社七王の名を以て南が丘の鍵也。神宮七傑の中でも三大究極魔法を知るのは、友禅・便利・此処州兄弟・巫阿爾魔の三人に非ず。故に、エンペラー、士郎、幽齋各CODE:DARKNESSの焦りの色は見えてきたのだろう。此処にて言う。
「青い地球(ブルーアース)・黒い地球(ダークアース)・十字三位墓(クロス・トライデント・グレイヴ)についての詳細は不明。七人の連携と聞いたが、そう易々と出来ないのが世の常。原初この魔法(CODE:LAST)は、人の命を代償に使用したが、あまりの危険に以後禁止となった。神もヤハウェーも瞬殺するくらい圧倒的な破壊力と精神力を喰う為KASが禁止した。以後七人には、”秘伝書”を託すものの世間に公表しない門外不出となったわけ訳やな?」玉木が友禅に言うと、友禅は頷いて三重県庁が、怪しい臭いと嗅ぎつけて愛用のジャガー“サンダーソニック”量産型Ⅱに乗って玉木を助手席に乗せて高速を使わず国道23号線で、三重県庁に向かった。
友禅。純君の死後綾美は櫛田川で上水。大和暦二年後に、士郎が新たに加わり残りは、南が丘に向かう友禅の息子神聖朗であった。
「親父、お袋が・・・・」神聖朗が関東煉獄(江戸:東京:新東京:武蔵:上総)からの帰還にKGUに戻ると、黒門から吉木殿が来た。
「先程県庁に行きました。ご用は?」
「糞ッ、遅かったわ・・・・」大和暦二年月英が、ティーチによって暗殺。一般人ですら命の危険がすぐそこに迫ってきた。ティーチのCODEが、尋常じゃないとはしっている。対策の施しが無いのだ・・・。同年モルドレッドにも異変が起こっていた。躰が熱く頬が焼けるように高熱に魘されて右手が黒く斑点が出てきた。心も闇に堕ちた感がして、不気味な甲冑を着て尖った角に銀の盾が目立ちその素顔は哀しんでいた。元は高貴な騎士で、アーサーに仕えてその功績にたたえられて彼は“王”の座に就いた。神聖朗は知らなかったが、首相時代に立ち寄った神宮文庫からモルドレッドが闇に堕ちて光を取り戻した記事が見つかった。再び、彼は救われた。光の部分闇の部分があるものこそCODEが真に答える。
「親父が呼ばれた?」
「誰にだッ!」神聖朗はバイクを飛ばして県庁に着くと、ティーチが占領していた。
「・・・・・・・芳しからず。」神聖朗は魔神の異能。エンペラーの部分もあるので、焔が特質。最近では、光明の異能に目覚めて剣が双剣に変更になった。
「クロス・トライデント・グレイヴ」剣を鞘に納めてから双剣で、疾風の如く風を切り裂いて神速で連続に交互に斬り、最期に分解した剣で八回斬り爆発した焔が燃えさかり蒼い焔が、マワリを灰にした。三大究極魔法のうちの一つこれが、クロス・トライデント・グレイヴである。県庁周辺は一掃されて中に入ると、友禅と玉木が幽齋と戦っていた。
「死獄天門」刀を地面に刺して左手で黒焔が刀に纏い大気中の空気を分散。上空から垂直に刀で相手の脳幹を貫通する即死技。友禅は、同じ剣の使い手で耐えていた。
「無理も無いだろう。アンタを殺したいくらい憎いさぁ・・・・」幽齋が刀を納めて深呼吸して県庁の上空から嫌な感じがした。
「散れ。黒い地球(ダークアース)」ヒュンブッゴゴゴゴゴゴンズググココンと大地を切り裂く天の雷に、黒い黒焔が龍の咆哮のように隕石が爆発して大爆発の衝動で塵となった粒子の加速した爆風で、県庁が崩壊。中に居た人も未然安否が不明。幽齋が使ったのは、究極魔法のうちの一つこれが黒い地球(ダークアース)禁じ手で誰に教わったわけでも無く自分で覚えた。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain