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KGU~CODE:ZERO~

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「帝がしっかりなされよ。」こうして白宮は、KGUの復興再建に尽力して約五ヶ月で蘇った。


――――――アメリカ・アポロシアター
HIDEは、ギター一本で演奏していた。
ガラン
客が居ない。アメリカに受けないのがもう一年近くだ。
「おおおおおおお、聞いてくれ!」HIDEは初代XJAPANのHIDEの息子であり、先のエンペラーとの死闘で倒された特攻隊長の実子である。本名は、坊屋英矢。旧姓菊澤。夢は、世界一のロックバンドで紅白出場だが、一族揃って未だかつて。十二月三十一日のNHK紅白歌合戦には出場はしていない。HIDEも祖父からの夢を持って歌を歌っている。
そんなある日・・・・
「良い曲でしたわよ。なんか、ストレートな気持ちで心が熱くなるビーツだったわ」
「セン、センクユー・・・サンキュー。俺、XXJAPANヴォーカルとギター担当で、今実のところ俺は異能者だ。“音”の異能でギターを武器に、相手をファッキューんなとこや、俺のダチを護ってるんよ」その女性はモデルばりの体型に巨乳。HIDEのCDを手にとって購入した。
「私は名乗る者ではありませんが、アメリカ合衆国第百二十五代大統領アンジェリカ・フラン・アルフレッド・ヴィンセント・ローランツです。省略で、アンジェリカ・ローランツと言います。」HIDEは、オバマ(バラク・オバマ)大統領の時代は知ってるが、もうかれこれ百年が過ぎたのだ。HIDEは済むところが無くて、アンジェリカが自分の部屋に泊めた。
「なにからなんやまでぇ・・・・世話になんや」英矢は淡い恋心を募った。妹が死んで(妹を殺して)その夫である内藤経益を討ち取った事が大きい罪を背負って生きてきた。
「今日はレストランで食事でもいかが?」
「いいっすか?」HIDEはタキシードを着て異能を封じた。アンジェリカの目の前に使うと、化け物と誤解される為今日は平和に暮らしたいと願った。
 だが、HIDEの理想はすぐにも崩れた。
――――――PM8:25――――――

 「アメリカでも超高級なレストランじゃーねぇーか」HIDEが来たのは、大統領お墨付きの五つ星ホテルのレストランなのだ。
「さぁ、行きましょう」
「お、おう・・・・」HIDEは最上階で、ニューヨークの摩天楼を見渡しながら食事をした。
「美味しい?」
「最高ッすわ」そう言いつつHIDEの廻に不穏は気配を感じた。突然、照明が落ちて暗くなるなり、現れたのは、ティーチの配下内藤刑部忠友である。異能は不明。HIDEは。、ギターを手にして、瞬間的に紫の焔(レヴィアタン)を呼んだ。
(頭下がって・・・・机に避難するんだ。俺を怖がらないで欲しい)
「うん、な、何?」アンジェリカは分からなくて机の下に蹲ってライターで明かりを点けた。
「アンジェリカ?俺は、CODE・・・・CODEを持つ者だよ。こんな青臭いガキならほんの数分で終わるからそのまま机に下がっててくれ」HIDEは悟った。
「おめぇーな俺の妹を娶った親父の息子だろ?糞みてぇな人生の讃歌で、言うのはお前等の一族根絶やしにしないとならんのよ」忠友が笑った。
「下等劣種の人類がほざいて・・・・」地面が重い。立っていられるのもやっとで、HIDEは、ギターにレヴィアタンの焔を纏わせた。
「ちっ、経益は俺の父ちゃんだ。よくも殺してくれたな・・・・」忠友は、重力の限界を超えて摩天楼のニューヨークに吹き飛ぶ風でアンジェリカが机に飛ばされるのを、HIDEがレヴィアタンの焔を使って手を掴んだ。
「え?HIDEさん?ですか?そ、その・・・・お姿」
「騙して御免よ。俺はこう見てもCODE:ZEROだ。エンペラーさんが俺達のチームのボスだ。んでもって、こいつは俺の魂。“音の異能”レヴィアタンさぁ」アンジェリカを安心なところに避難させてHIDEは、CODEを解放してレヴィアタンを具現化させた。
「さっきのいい女じゃん。私はいけすかネェーが、それでもアンタの決めた女なら私も全力を出して護ってみせるわ」ありがとう。礼をするHIDEは、深呼吸した。
「エコノミーセイバー」
「EARTHMUSIC&ECOLOGY(地球音楽と環境)」HIDEと忠友が両者ぶっつかり、重力に抑えられるが、HIDEは周波や音波などで特定の物質なら避けられる。
「セイバー・インパルス」重力の玉を無数に連発してくるが、ニューヨークの夜空を舞台に、レヴィアタンが凍てつく姿を見せた。
「グラビティー・アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァス」重力の地球。異能が届かないが、歪んでしまうこの世界にアメリカに亀裂が走ってイエローストーンの火山が噴火するなどの影響でアメリカはめちゃくちゃだ。HIDEは、重力をはじき返した。
「ばっ、ばかな・・・・」驚くのは無理も無い。HIDEは、焔を使える人間だ。
「経益は馬鹿な男だ。妹の性は声で誘惑して誑かして本当に好きな男なんていねぇーよ。そいつを気付かずに経益は油断した。あの男もメガネしだしてWHAT気取ってんだと思うが、カッカカカ笑っちまうよ。」HIDEは忠友を動揺させた。
「違う!俺は証明する!親父とお袋の子としてアンタを討つ」
「はっ?うざってんじゃぁねぇーぞ」HIDEがブチきれて音の剣で、重力を破壊。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ズバッァッ!
ドドドドドドドドンンンン
忠友は死んだ。
「地球音韻(アースフォニム)」ギターから出される出力最大300000000Hzの極大射程距離の音を圧縮させたシューティングは時間も労力もかかる。
HIDEもアンジェリカのところに向かって顔を出した。
「遅くなってスマネェー」アンジェリカはHIDEに感謝した。
「CODEはこの世界の主要人口九十億知ってましたか?」
「おおう、知ってらあ」HIDEはアメリカから日本に渡った。アンジェリカを連れて日本の湘南墓地に内藤家の菩提寺に妹の墓もある。
「一族は死んだ。妹も安心だ・・・俺は俺自身で未来を切り拓く」墓から戻ると、翔橋呂蔓が痩せ細って車いす生活だった。
「HIDE?ヒヒヒ・・久しぶり」
「宗麟の墓参りか?おめぇら随分と久しかったもんな。妹の世話になったな・・・・・俺は、お前と戦いたくない。生きろ」HIDEは呂蔓の手をさすって声をかけた。
「アンジェリカ?俺と着いてきてくれ地獄でも天獄でも」
「WHATそれ?プロポーズ」
「受けるわ」アンジェリカと結婚したHIDEは、KGUに戻ると白宮が再建に勤しんでいた。
―――――――大和暦元年―――――
 「・・・・・・・」純君は、歳を取ってKGU百%出資の研究室で異能を研究していた。
「見つけた…。CODEはCODE:ZEROR7のX染色体とYバランス双方が突然変異して身体に組み込まれり遺伝的な問題だよ。つまり、CODEの親からだと異能をもつ子が生まれる。」衝撃的な成果を出して純君は、KGUに出向いた。
「あなた大丈夫?」妻である綾美が言う。純君は、先の戦でCODEを失い寿命も残り僅かになっていた。綾美には、
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain