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KGU~CODE:ZERO~

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「・・・・・家では殺人を受け付けておりません。申し訳ございません」
「あんた、警察でしょ!つーか、庶民の一人くらい守れねぇーナンざ警察は不要」
「失礼致します。では」警察は受け付けてくれない。炎心は、階段を下りて跪くエンペラーを取り押さえて事情聴取した。
「あなたさっき人を殺したでしょ?白状しなさい、家は、赤松組みよ」
欠伸をしてエンペラーは炎心に言った。
「俺たちは、異能者でCODEっつーう機関に狙われている。」エンペラーは、尾野を探しに行くと炎心がついてきた。
「俺、良いんだ・・なぁ?尾野は悪くない」石神は本当に優しい。尾野は反省して再びCODEに属した。
「あなた達何もの?」ついてきた炎心がエンペラーたち黒コートの連中にといた。
「答えられんなら伊勢神宮で罪を祓え」土方が笑いながら言った。
「御嬢ちゃん?クズに神の加護はいらないよ」うん、頷くエンペラーたち。
「ちょ、ちょ、ちょーKASから伝言よ」KAS?あの者が俺たちにか?
「言え」
エンペラーは、KASが知りたい。あの男が俺と同じ異能を扱えるのは偶然か?
「お前が言うんなら行くわ」土方は、刀を納めた。
「そう、」炎心は先に神宮で待っていた。
「澪に言わないのか?行ったらいつ戻れるか知らないぞ」エンペラーは、BARSTを使い過ぎると心臓が痛み異能を三分の二使えなくなる。
「俺も行くわ」
「私も行くよ」
「・・しゃーなぇ、俺も」
「これで覚悟あるな」清華ビルから出て行くと、澪が待っていた。
「一人でまた考えちゃダメ、っこんどは、私も行くの」
 澪、やっぱりこのメンツがそろっての事か・・・。
「うし、行くぞ」ここから始まる壮絶な地獄のような修行・・・・まだ知らない真実へとエンペラーたちは近づくのか。

 伊勢神宮

KASが待っていた。伊勢神宮の神域の近くに社を構えて欠伸しながら西洋の黒コートで烏帽子をかぶり御紋の袴で菊の証・・・間違いないこの男天皇家である。
「やぁ?白くーん、来たのか・・・・君がくると信じていた。」
「俺は来たくて来たんじゃない!」白宮。そうですか・・・
「まぁ、あとでさぁー家の倅も来るから」
白宮は、馬小屋の石で最高級のイヤホンで音楽を聴いていた。
「おう、待て!」エンペラーの蒼い焔が神宮の石を燃え散らして白宮に近づくと、一気に瞬間冷凍した。
「おおお、白くーん、それ!それだよ、」KASが木の上から白宮とエンペラーを見ていた。
「サタンもだいぶ使いこなせた?まだまだ・・・地獄の異能は神だよ。俺もお前も」
「はぁ?」エンペラーは、こう切り出した。
「待て、どういうことよ?」
「話は後・・・・もーう、天照ちゃん待たせるとは臣民か?」
KASに言われて、五十鈴川の水で禊をしてから正宮に来ると光り輝く粒子の中黒髪でおっとりとした女性がKASに一礼した。
「来ましたか?異能者の皆さん・・・私は天照大神です。ご存知ですか?」
「当ったり前だろ、400年間片時もあんたを忘れるわけないだろ」
「そうでしょうか・・・では、こちらへ」
ついていくと、黒い次元の渦が広がっていた。
「お話いたします。七人ですか?」
「地獄にようこそっと仰ります。」
「えぇっ、マジ!」
「死んでも・・嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」土方は、手が震えて男ならかっこよく行きたいが、なんせ地獄といわれて身震いしてきた。
「っしゃぁ、黙ってぇ逝けやぁ」足蹴りで土方は、地獄に送られた。
「乱暴ですよ?」
「いいんだーテイク・ミーハイヤー俺ウルトラマンダイナ好きだったんだよな・・・・」
「はぁ・・・・・では、良いんですね?大事なあなたのご子息死なせても責任取れませんよ」
「良いよ・・・テイクミーハイチャー」この男阿呆か?
こうして、地獄に逝かせられた七人はそれぞれ地獄の各層で修行を行うことにに、
ここで、いい機会だから『神』の系譜について紹介しよう。











「ちげーよ、アマテラスちゃんの言うこときいてぇのか?お前らへぼいから地獄で鍛えんの」KASは、正宮でキセルを銜えながら七人の監視と指示をした。
「そうか、俺たち七人を死なすきか?」

第一層 ベルフェゴール 怠惰

「石神君・・・・草食系男子とゲーマーの君にこれはどうかな?」石神は燃え盛る業火の渓谷を一人さまよっていた。
「あぁぁ~修行ってなんだかなぁ~」石神の奥底に眠るBARSTをベルフェゴールが呼び覚ますのが、修行最短クリアーのポイントだ。
「おう、 待ってたぜ おせぇー」橙色の焔に黒コートで長身の男性が、怠惰「ベルフェゴール」である。
「俺は 攻撃しネェー パネェーの ぶっつけろ!」石神は、ネットとスマホ―とガラケーでベルフェゴールを探ってズボンから銃を発射!
「燃え散るれ 闇に沈め 石神 パゲェー面して死ねぇ」橙色の追尾の焔か、石神はバク転で交わして空中で軌道を確認して銃で真上からベルフェゴールを狙うと髑髏の漆黒の鎧の死者の塊に抑えられ腕にジワジワジワ・・・・・と痛みが走った。
「っぁああああああああああああああああああ」石神は悶絶して怠惰の渓谷の焔の餌食になった。
「だっせぇー パゲアァゲー かと思いきや動きが単純で楽ショ―」黒コートの長身のグラサンヤンキーの耳ピアスしたダークブラウンのベルフェゴールが立ち去ろうとすると、石神が立ち上がった。
「待て、勝つ‼ ってぇー勝つ‼」意気込みだけは認めるよ。ベルフェゴールは、交わしきれずに頬に傷が・・・
「 電磁(サンダー)嵐(ストーム)太陽(サン)極限(マキシマム)極大(マキシマムリミット) 」石神の科学と情報の宇宙の力が、ベルフェゴールのわき腹に重くのしかかった。
「がぁッ、あぁ、 ・・・・・糞パゲェー お喰らったわ 」跪いて長い漆黒の髪が前髪にかかって腰を抜かすと、耳につけていた通信機が音がなった。
「よぉ、嫌ぁ~びくったぜぇー え?純君やんねぇー男見たわ」KASがその一言言って石神はこうしてベルフェゴールに扱かれることになった。
「センコウ頼むわ」石神の弱点そいつは、電子機器が得意のオタクだが、その利点を把握すればきっと良い結果を生む。
 其の頃であるが、KASは烏帽子をはずして黒コートで五十鈴川近くの山にある石の上で、「神」の記憶を探っていた。
平成42年11月25日 7時00分

「神」の一族である弟君「郁剣王伯」が、エンペラーの蒼い焔で死んだこと・・・・
「神」の系譜が、県史(県の歴史編纂)・KGUを支配して時の中世史の権威であった織乃坂彦友禅が謎の死を迎えたこと・・・享年(98)。
「神」と俺があったのは更にそこから200年以上前の事だ。
「あんた?ここが好きなんだい?」当時の俺は、天皇家が嫌いで黒コートに菊の御紋の袴だけ着て外に出歩いては庶民を見ていた。
「そう、私ねこの国を知ろうとして歴史が私たちで変えればいいな・・・・って思うの」
「おじょうーさんなら出来るんだぜ」俺もあの時は返事が軽かった。
「お名前は?」
「あぁ?俺、俺―久之朝倉阿之親王 “KAS”だ・・・・」
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain