KGU~CODE:ZERO~
「うぅおりゃぁぁぁぁっ!死ぬのはおめぇりゃぁだ・・・・」フツノミタマを受け入れてベルゼブブの暴食の罪により執行される全てを呑み込む全てを切り裂く六つの大天使の羽が、闇に堕ちた魂を浄化する。緑の焔が灯されて幽齋は、刀ではなく、鞘で焔を受け止めた。
「浄心阿弥陀仏天剣水王覚烈急々律令!魔王絶処魂奪悦躰留血精卵殺」
土方に鬼覇を破り、珠々に焔が吸い取られ、土方は幽齋の刀に上段踏み込まれ斬られた。
肺から出血してCODEの反応が感じられなく、土方は一瞬にして討たれた。
「仲間を!ロックユーなファッキューのおめえを赦すかっ」HIDEの音に対する音楽の具現化したのと嫉妬の罪の代価レヴィアタンの焔をCODEに変換した。
「銀銃(シルバー・ガン)ティナ・レジストルス・アビス・ソラ」腕を組んでギターの軌道を確認して上空から幽齋の背後を突いたが、気付かれてレヴィアタンを音楽の魂で全身に焔を流し込んだ。通常は、自殺行為だが、HIDEの場合天才児に育てられてCODE:EDENの遺伝が躰に入ってるのだ。
「超性交(オーバーセクシャル)一番(ナンバーワン)音韻(フォニム)焔(ブレイズ)最期(ラスト)楽園(エデン)銀(シルバー・)流星法(スターダスト・ロウ)」HIDEの魂が音の光り輝く剣が幽齋の後と前を突っ込んで、耐衝撃で出血するが痛みが消えて再生速度も速く、幽齋は無傷であった。
「下ネタも・・・・お前には無の残片。失せろ」刀を垂直降下してHIDEは頭上から串刺しにされて幽齋の黒い焔に焼かれた。
「無欲性昇天獄忠阿弥陀仏盧舎那念御律」念仏の唱えるかのようで幽齋の珠々がHIDEを繋いで動く臓物から音を消した。
「残り、して五人か?」
幽齋に勝てない。エンペラーもフラフラでやっと思いで立ち上がるが、澪が動かない。
ティーチが言った後澪が俺達から一歩ずつ下がった。
「澪嬢?あんたにゃCODE:AVARONNの王であるモルドレッド・チザンツェオ・アイゼンガルド卿がお見えにかかりたい之事。ご了承を」満足げにエンペラーを殴って一言吐いた。
「あんたもよぉ、俺達の一員。CODE:ZEROが誕生したのは王を決めるのだ。おまえもだろ?」エンペラーには聞こえなかった。
迫り来る洪水で、荒れ狂う海の轟音と雷がゴロゴロと鳴って幽齋は、雨に打たれながらエンペラーを見て澪の手を刀で切り、エンペラーの血と合わさって黒い次元の衝撃と世界が崩壊する大地震がこの年発生した。
―――――――神天暦十六年夏――――――
六月十二日
たった一人の男、斎藤弾正幽齋宏繁が旧世界を終わらせた。
―――――――歴史上、ヤハウェーが消滅したのもこの年である。
―――――――エンペラー達の消息も絶たれ世界の総人口の内99%が死んだ。
第Ⅱ部『HEVUN』完
海の中。
聞こえるのはかつての仲間の笑い声だった。
びしょびしょに濡れて乾いた大地の砂浜に漂着した黒衣の男全身傷だらけで意識はしてない。
―――――――あれから十年後。
旧世界は崩壊し、今も宙に浮いて新世界の上空でエネルギー源として動いていた。
時に、西暦2084年・・・・(大和暦十四)
幽齋が国家元首世界連合総監督に任じられCODE:ZEROは元々の親元であるCODE:AVARONNに帰した。
世界が創造されていく年。王は、新たに”七人”を選び、彼らにこう名付けた。
CODE:ZEROと・・・・。
モルドレッド卿も紺色の短髪の青年で左腕を庇って包帯を巻いて左頬に十字傷が痛々しく残って袴に甲冑を着て銀色のコートを着て左手には選ばれし者しか抜けない聖剣エクスカリバーを装備して三重県庁の25階から43階にオフィスを構えて待っていた。齢三十四の若者で、約束の地南が丘に行くのに必要な七つの鍵の内”一つ”を持っている。
CODE:ZEROの誕生は世界の均衡を保つのにモルドレッド卿の威光により、七人が今年も選ばれた。幽齋が初代の座を今も保っている。
「して、ナニカ?」
幽齋が見ていたのは、てっぺんの眺めに見飽きてモルドレッドが引き継ぎを行っていた。
「幽。私は王を決めるのは神武なのではないのか?」騎士長のモルドレッドが、昔のリストからエンペラーを目視していた。
「旧友よ、古が嫌いなのか?皇帝よ・・・私が目指すのは幽齋に対しての組織なのだ」モルドレッドは、三重県庁34階の大会議室にオフィスを構えてそこに、寝泊まりで紀州を治めている。
「私に不服なのか?」幽齋が刀を向けて絶体絶命の最中三重県庁から趨り駆けつけたのが、五百年前に活躍した桑名藩藩士兼近衛家関白代表後中條檀十朗正光が、水で拡散した。
「魔天檀壇」モルドレッドが幻影に写って聖剣エクスカリバーを幽齋に向けた。
「後中條殿はCODE:ZEROでも古きとも。亡きアーサー王の意志を継いで六華苑で御静養のはずじゃ有りませんでしたか?」
「幽齋が何を企もうがかんけねぇーんでも、世界を壊してまでも俺達を騙そうとしたってどこの馬の骨か分からないヤツに約束の地は教えない」後中條は、スーツ姿にメガネをかけて安物のコートとフードを着て三重県庁から帰っていた。
「逝香(イクカ)・咲恵(サキエ)この姉妹を緊急収集だ。歴代の”王”を集めよ」モルドレッドは唇を噛みしめて暗い空雷鳴が轟く雨降りの日の県庁から眺めた空の向こうにはかつて目指した地がある。
「モルドレッド卿!」役員が呼ぶと、事務所に行き電話に出た。
「あ、もしもし?久しいなぁ・・・・・イクカ・サキエ・・・・。強靭爆砕爆裂爆乳のIカップの王だ。古くは、紀元前九百万年前まだ南が丘が我等に守られていた時代邪悪なCODEが此の地に汚れと災厄を運んで以来鍵が七つ・・・。この現実世界事に新世界と創られた死の世界仮想世界旧世界の両世界を架け橋に繋ぐ七つの鍵は、“覇王”が有する。聞いておろうか?幽齋を討つ、直ちに王を集めよ・・・・。エンペラーさんや士郎さんが居ない今、戦えるのは俺達だけなんだ?戻れば貴殿の記憶と恋人を託そう。百年前に死んでいった東条第一指令総督府極東軍事室長対策異能の東条綾小路サトシが恋しいのだった来い」
モルドレッドが電話を置いてコーヒーを飲んでいると、姉妹が話した。
「サトシちゃんに会いたいわ~南が丘は神聖な地にして原初の王が君臨して同時にそこから人が生まれた。異能が生まれた。そして・・・鍵が七つに分かれてその鍵を探すのに三重県庁が代々監視を務め旧世界の破壊に着手してきた。新世界並びに此の今生きて下位の魂の循環が浄化されるのは最初に南が丘に辿り着いた者。モルドレッド卿?サトシちゃんが私達のおっぱいで目覚めるのも時間の問題です。彼は百年も眠ったままでその間私達も歳を取り、子供も七万出来たのよ。その分一杯出し尽くしたって言うか絞り出されたのも間違いよ。良いわ?今から県庁に行くわ」姉妹が口裏合わせていうとモルドレッドは頷いて懐中時計を見ていた。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain