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KGU~CODE:ZERO~

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「俺達の力を合わせても彼奴らは人知を越えている。しゃぁーねぇよ」氷が溶けて湧いた山からの水が恵みで天から降り注ぐ大雨にエンペラー達はどうしようもなかった。
「出直してきます。マスターサタン」
「良い、良い、良いんだ!動くなボケナス共!神宮がこうなるのだったらぁ立て直しにてやんでぇーの命まで懸けても治すんだ!来年の式年遷宮まではようしい」サタンの叱責に藪内も菰野も應神も賛成してエンペラーと別れた。
「エンペラーさんこそ、杏璃達を斃すのであれば、元VENUSの悠里という女性がスナック『サンダーバード』を経営してる。そいつなら知恵を貸してくれる」麗水が教えてくれるとエンペラーは静かに会釈して宇治橋を渡った。寒い荒れ果てた墓標の橋がボロボロで、神宮は創造の世から奉られてある。

―――――――KGU―――――

 黒門を抜けると倉陵祭が終わって四日目であった。
澪とレイラがベビーカーをひいていた。
「お帰りなさい。エンペラーさん」着物姿で美しい大和撫子の澪は、長男の茶々丸(後の綾将)と長女の鬼姫を連れていた。
レイラが笑っていた。
「良いですね。お子さん見てると私たちも欲しいですね」
「あぁ、そうだな・・」エンペラーはレイラに手を握って胸に顔をあてて言った。
「子供は欲しいだけじゃ無理なんだ。いつか俺とお前の子が出来るのによ」エンペラーは、学長室に向かっていった。





















CHAPTERⅣ『太田維新転覆計画』
 太田維新転覆計画が実行される頃。
名古屋・・・あるビル。
「あぁ、そうか・・・・」金魚に餌をやって眺めている成人男性が電話で話してパソコンを開いてCODEの機密ファイルをクリックしていた。
CODE NAME 詳細
神の異能 ”神”(本名:馨姫) 不明
光の異能 パーダ・ダァ・ヅッカ 不明
闇の異能 稲童丸 祐安 2007/2/9―未詳―
海の異能 マシュー・H・ペリー 1906/4/18
英雄の異能 ナポレオン・ボナパルト 不明
反転の異能 翔橋呂蔓 不明
真・地獄の異能 GOD・エンペラー 不明
刻の異能 太田内蔵雲 LOCK
































「おおう、分かってるよ。ボクみたいな金に物を言う経営者はCODEくらい怖くもなんくるないさ~」電話の主は不明。ヒロミツ氏は、青いつなぎで小麦色の肌でパソコンをUSBで入力を済ませると祖父に仏壇で拝んでビルの階段を上って名古屋を一望した。
「ヒロミツ・・・・OOTAの御曹司よ。そのファイルをよこせ」神が現れてヒロミツに接触して要求するが、当のヒロミツ氏は拒んだ。
「時間切れ(タイムオーバー)」ヒロミツは刻の異能である。光も闇よりもその究極の進化は混沌ですらかなわない異能である。神は、ヒロミツに警告した。
「お前は忘れてオルが、この私は世界の宇宙の神である。逆らえるか?」
「わってーるよ。」ヒロミツは、ファイルを受け渡した。
「素直じゃのう。」毛皮に長かった髪がショートでリュックにファイルをしまってユニオンジャックのペンダントを一回握りしめると姿が消えた。
「馬鹿野郎・・・‥きづかねぇとは」ヒロミツはオフィスに戻り引き続き業務を開始した。
ヒロミツ氏は若い・・・。青いつなぎで小麦色の好青年だ。
「な、なに!」全196カ所の営業所が原因不明に消滅したのだ。
「まんまとだまされおうた。のう?うぬのちちは、平成50年に死んだ」
「今、天西暦49年!糞ッ!おっとぉぉぉ――――――――ん」くふふ神は、ヒロミツに銃口を向けた。「死にとうか?」小声でトリガーを引く目をつぶって腕時計のネジを回した。
「時間(タイム)爆発(エクスプロージョン)!」ビルのオフィスに火薬で爆発して逃げたヒロミツは、KGUに向かった。

―――――KGU学長室――――― 同日
 「土方さん決められましたか?」
「望む未来もあれば、捨てる未来もあります。俺は『異能者(CODE)』を全力で殲滅します。」
「そうご決断誇りに受け止めます。」清水に感謝させられ土方も歴代の藩主に顔を合わせて自室に戻って冷蔵庫から冷えたビールを飲んだ。
「異能者と異能者が戦うのはそうとおくない。」清水がいつも言う言葉に不審な点が見つかり、土方はパソコンで清府の極秘なサイトをクリックした。
認証 E-30987321 D-7655431109907
――――――『ゼロのEDEN』―――――
清府の秘密だ。「天使」との抗争。未来を変える七つの●●●の穴に△△ぶち込む
「俺はもう・・・・後もドレンわ」ビールを飲んでパソコンをシャットダウンしていると、レイラが起きて話した。
「私のことを話しましたか?」
「えぇ、これと言ったことは知らない。特にエンペラーからは」
「あの人の心を縛っていたのは知っています。」
「これ?」冷蔵庫からビールを渡すとレイラはビールをゴクッと飲んだ。
「ふぅ~お話しします。私は『天使』の異能を持つ超レアな異能者な故狙われ続けました」
「聞いたことがない!『天使』ってなんざ?」
「異能者を滅ぼせる究極の人類。新世界では、『CODE』です。」
「エンペラーさんは澪さんといえいえ、お宅の奥さんは『大天使』です。異能者の根源は、その異能である。異能がある限り、天使は殺戮を繰り返します。以後お見知りおきを」
「まってくれ!どうしゃあ」
「暗中模索ですよ。神じゃない限り天使は存在し、異能は消え、世界も滅ぶ」
「元の世界が住みたかった!平成34年7月7日・・・・だよな」
「この世界は同じで在り、違う。真理が知りたくば『KGU零課サービス株式会社異能者及び超能力者専門委員会機構』を疑いなっせ!私はそこで死にかけた。」
「KGUは旧世界とこことどう違う?」
「一つ!神とアマテラスの違いです。後、エンペラーさんは七人のフォームを身につきました」
「そう、俺もバイトルだ」レイラはパジャマからダメージのデニムの短パンにショートのパンツと上は、黒コート。靴は黒のスニーカーぶるぅ~す。
『天使』異能者が恐れる人類。旧世界の新人類が多い。
「土方さんは、大丈夫です。」レイラが廊下を歩いて下の階を降りていった。
「天使ねぇ・・・・さぁ、訳わかめ」土方はバギーに乗って菰野につくと、そこで待っていたのは警視庁十二課公安部特別機動零課(通称:JIA)の稲童丸祐安がたばこを吸って菰野山系を眺めていた。
「アンタか?天使の件や家に関わるKGU関係の捜査は違法で訴えるぞ!」
「自分は、闇を司る異能者でありました。今か家族を護る一児の父です」
「で?」土方は、リクルートスーツで三十代後半のグラサンをかけるハチマキの男性が、常々に情報を送っていたと見なすが、稲童丸はハマショーよりも前に第三期のCODE:ZEROだと伺っているのだ。が、今は異能者を取り締まる司法の番人である。
「では、失礼します。土方様」
「JIAは、日本をどう見ている?天と地の狭間で何がある?」
「その答えは、あなた次第なのでは?」土方と別れた稲童丸はその後死体となって見つかった。
「太田氏を見つける、そう!清水に言え」清水はその頃ロシアに居た。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain