小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

KGU~CODE:ZERO~

INDEX|39ページ/107ページ|

次のページ前のページ
 

「くくくっ、アンタって面白いよね。気に入った・・・困ったら私に一声かけてくれば心の闇を救ってあげる❤」サタンが若い頃である。まだ悪魔を従えていないときの記憶で、地獄に堕ちてしばらく話し相手だったのがアナトであった。
「・・・・アナト、やっぱそうだ」サタンは白宮とエンペラーを連れて小屋をノックした。
コンコン コンコン 
 「こんばんみ」
「あら?珍しい・・・・お客さん」アナトは大胆な姿で風呂上がりのタオル一枚であった。
「・・・・・よぉ、話だが、早急にあれだ!」
「今、服着てくるから暖炉の脇に居てくれ」アナトが服の着替えとメイクの時間の間三人は、暖炉で時間を待っていた。

「お待たせ!サタン」
「この人が俺の異能の何を知ってる?」白宮のグラスが瞬間的にカチンコチンと凍ってコキュートスの地獄の氷が白宮の体内に流れ込んでくる感じであった。
「ではここに座ってあなた達の異能は、オリジナルは初期の頃の地獄に止まる荒くれの七人達が自分たちの力を地上と天界に与えた。その人達があなた達のすぐそばに居るでしょう」アナトがワインをボルト一本飲みながらサタンの方に指さした。
「え?」
「うぇぇっ!」サタンに戸惑う二人にサタン自身自分のことを語った。今まで自分のことを言わなかったが、これを機にサタンは決心を固めた。
「俺は極悪非道でみんなから悪の尊敬だった・・・・異能者も天使も悪魔も罪も俺が、裁いた数だけの恨みやとにかく、俺は怖かった・・・・。家族は殺された。妻も殺された。女というモノに飢えていた・・・・俺は、地獄の王として悪魔を従えて俺が与えられるのは蒼い焔が認めた相手だけだ。・・・・・と、エンペラーは俺が救ってやったのが事実でアナトお前は長らくCODE:HEVUNのスパイである。こいつは、正しい・・・・・裏切ったんだ。俺は自分を知らない・・・・俺はサタン。」
「サタン・・・・魔神が俺達のオリジン?」
「そうよ。私は気に入った相手ほど異能が増すわ❤」
「話をまとめると俺は、サタンから異能を与えてくれた。恩に着る」
「俺は氷が使えるのは俺の元がここの地獄の氷か?」
「そうね。自然界に存在する異能は概ね自然から人に龍脈として流れるって訳」
「サタンは知ってた」エンペラーは暖炉でサタンが震えているのが分かった。
「おうよ。アナト・・・・決断だ!白とこいつに」サタンはこうみても世界が創られた時代から今まで生きているので歳のせいで思う存分力が使えない。
「はいはい・・わかったわ。」アナトが立ち上がって背中の翼が拡がって二人を外に連れ出してコキュートスの地獄内に七人がその当時のまま凍っている。
「忘れないでね。一人は別・・・・あなた達がかなわない相手でしょ」女だからこそ知っている。アナトはさっそく白宮の実力を観察した。
「さぁ、女って事を忘れないでね。かかってきな」アナトは白宮の動きを一瞬で把握した。
「氷結(コキュートス)剣(ブレイド)・・・」白宮の戦いを見ていたサタンは焦る思いでエンペラーをある場所に連れて行った。
「ババァと白は大丈夫だ。きっと大丈夫」サタンは地獄の果てに異能の墓標がある。
「俺をどうする気だ?」
「俺は地獄そのもの・・・・お前に与えるときに俺の力がある」
「あぁ、俺の異能は特殊すぎるな・・・・んでもよぉ、アンタがくれた腕が無くても俺が望むのはズバリ言ってやろう・・・・・『魔神焔』だ!」
「くくっ、気に入った。俺が正しい・・・・」
四つの焔刃にサタンはエンペラーの四肢に焔を最大限に与えた。
「お前の腕はバフォメット・・・・ヴェリアルが喰う!七色の輝く焔がお前を強くしてお前を護る」
サタンは儀式を終えて地面に崩れた。
エンペラーは、白宮の場所に行くとアナトが居ない!
居ないのだ!

「・・・・・っあぁ」白宮は氷そのものを身につけてアナトが白宮が気に入って氷のペンダントにアナトの力がこもっている。
「白宮君が主よ❤私が瞬殺されるなんてKAS以来よ」
エンペラーは地獄から戻って地上のKGUに行くと白宮が氷結の剣で黒門を突き破って神宮文庫から記念講堂のライヴ会場で寝た。
「来たか・・・あん」KASは屋上から眺めて昔の写真が風に乗ってどこかにとんでいった。
(良いのか、俺。明治15年・・・・七人の同志が俺と同じ志で日本の行く末を見たのに)
KASは、エンペラー達の帰りを待っていると先にKGUに潜伏していたCODE:HEVUNが各ポイントで待機していた。
「神よ、御御命令で従います。ご指示を」呂蔓が黒門から200M先の坂道の民家に身を潜めていた。神は、20号館の宇宙センタービルから神宮の模型が飾ってあり、神器が三つも懐に古文書と黙示録と魔道書が平たく床と机とパソコンのデスクにガサ積みで、異能とKGUについての記述と記録を読んでいたのだ。
「こんばんは、お久しぶりです。こちらに帰ってきたと聞いて駆けつけました」
「いむ。大神主になっておったのか。神のお力然りと我に祈れ」
大神主になったこの女性平成28年(天成暦8年)に神宮から巫女の昇格として勤務しており、アマテラスが死の直前に自分の鏡を受け取ったことである。
「うぬ、鏡は持ってきたか」
「は、お持ちしました・・・・」青銅製の銀に輝く鏡。アマテラスの焔をかすかに感じるが、神は神主を座らせて窓のカーテンを開けると火柱が各ポイントに燃え上がっていた。
「慈乃・・・お前が祈れ!この神がKGUに新たなる進化と発展を」
「やめてくれ!倉が死んだことと巴美が死んだことに関して私は、感心しない」
「そうか。残念・・・・残念だ。お前は我を信じ心から分かってくれると思っていない」神は手をかざして気を集中させて慈乃の首を絞めさせて絞殺させた。
「くっはははははは・・・・」神は慈乃の遺体を蒼い焔で燃え散らした。
「よか。お主ら作戦行動を開始せよ」神が指令を出してKGUに況してや倉陵祭の季節に波乱が風雲舞うが災厄の如し!

 「エンペラー、話しておきたいことがある。」サタンに呼び出されて4号館の情報室がパソコンサークルのシミュレーションやプログラムが展示と大剣で在り、その片隅に座ってパソコンを起動させた。
「お前の学籍番号は?」
「D230082008・・・・」D230082008と入力すると画面が切り替わった。
 CODE:ORIGINAL――――世界最古最凶の封印されし、地獄の七王――――
 《原初の七人の異能を禁忌の子が受け継ぐときに地獄再臨》
「見りゃあわかんだろう」サタンがクリックしてPDF形式からWARD形式に互換モードにしてファイルをダウンロードする。インストールされてからファイルを開いた。
「これが、俺がお前に知って貰いたかったことだ。」エンペラーも目を疑った。
「あり得ん・・・いや、ガチでNO!NO!だ・・・・」エンペラーが驚くのは無理も無い。
「そうだな。アナトもビクッたが、七人の異能はそれぞれの組織がある。」
「親父達が七人の同志とどう関係している?」
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain