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KGU~CODE:ZERO~

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「そうか。残りが、鉄っちゃんはERX700000系に乗ることが分かった。ERX系は鉄道オタクもビックリな超最新型のリニアである。時速10000000kで、江戸から京まで1分で着くのだ。とっても早くここKGU学園前も黒門まで最速0,0,1秒だ。つまり、リニアのすぐそばで学校も遅刻せず帰りがスムーズになったのだ。亀山天神藩もリニアが通ってかつての『田舎者にゃぁ電車もないっぺ』等と呼ばれずに都会としてビルディングや大企業の参入で賑わっていた。市長の稲垣禎藏(幼名ぬらりひょん)はこのことが気に入って亀山天神ランドの建設を進言してリニアをガチで作ったらしい・・・・。」俺は、その車内で鉄っちゃんを待っていたが、来なかった。
「来ないね。エンペラー君。困ったねぇ~」律は刀を構えていた。
「はぁ~来ないな」俺はリラックスルームに入って自動でマッサージしてくれた。
「ありがたいのう」すると、知り合いの医者である御門里依紗を呼んだ。
「里依紗ぁ~あぁぁ~」里依紗が驚くとあれだ。
「エンペラーさんお元気そうで何よりもです。今からどちらに?」
「学校~うぅぅぅ~KGU」
「私もです。皆さんのお力になりたいのですが、よろしいかと」
「おおおおう、うぐぅ~って痛てぇー」リラックスルームを出て車内販売でお茶を買って飲むと里依紗が隣の座席に座った。
「KAS様は神武陵にて出かけました。私は知らないのですけど『神武の落胤が世を真っ二つにし、禍を呼ぶ子に罪を』とお父上からの伝言です。」
「へぇ~おもしれぇー」この時は知らなかった。俺の本当の事実が知らされたのは、里依紗と分かれてすぐであった。
「ただいまぁ」
「遅かったね。もうすぐ着くわよ」律が焦っていたのは、KGU前にハマショーがいたのだ。
「何用だ?」
「神武の落胤がお前であることを突き止めた。アマテラスがお前らを護ろうとしたのは、KASが神武の弟で、『神』はこの地球が誕生して宇宙の塵がビッグバンを引き起こして生物は微生物から産まれた。『神』はその微生物・・・光もない。暗い暗黒の世界の中で生まれて初めて人間として人の世を作った。勿論キリストが生まれていない何千何万前に『神』はたった一人でこの世を作った。恐竜が絶滅したのは、『神』だからだ。その異能は、『神』が創り、『生と死を統べる異能』は俺達よりも前だと言うことだ。そして、その異能は『神』が、猿→地上に降りて二足歩行で生活したのが、アウストラロピテクスだ。お前は、『神』を唯一殺せる人間であり、俺達兄姉が死ぬ運命がある。そうとだけ、伝えておこう」
「おい、待て!どういうことだ」
事実だの真実だの知ったエンペラー自身自分は確かに神武の落胤であることは薄々気づいていた。
「気が楽になった。俺は戦う」
「待ってよ、どこに行くの?」
「新三号館」今までの三号館と比べてスケールの違だ。
「これよ」三号館・・・バベルの塔みたいに天よりも高く聳えるキャンパスに足を踏み込むと織乃坂友禅の息子神聖朗が襲いかかってきた。
「魔(サ)神(タン)四重奏(カルテット)」双剣の技か、刃の回転速度をあげると刀身が赤く燃えさかるがエンペラーはひらり交わして蒼い焔で神聖朗を地中に沈めた。
「親父を!姉貴を!返せぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――――」
「怒りだけで身が滅ぶぞ。言っておく『遣ったのは神だ。恨むのは神にしてくれ』」
「俺だ、俺が強かったのは守り切れたんだ・・・・おれがよえぇーから」
「お前は随分と強いぜ。」
「姉貴は?」
「さぁー織華は生きている。こいつが治した」と、物音がしてエレベーターにうろちょろしていた里依紗が布を包んで神聖朗の前にポンと出した。
「ほ、ほい、お捜しの姫様を治しておいたよ。治療料は後でたっぷり払って貰うよ」
「サンキュー、エンペラー。疑って済まない」首を振って新三号館の構造を把握したエンペラーは、神聖朗を連れて理事長室がある100FLOORを目指した。
高層ビルディングに匹敵する三号館に神聖朗は詳しかった。
「行き過ぎだ、俺の部屋によってこい」50階の大広間の鳥居のシャンデリアの研究室には、グラビア雑誌が散らばっていた。
「おめぇー、乳が大きい娘の水着が好きなのか?」
「男ってサイテーね」澪があきれると理事長エリザベス・アリストテレスの写真が机とパソコンのデスクを飾っていた。
「最近、『神』自身自分が作り上げた創造の異能者を見かけて・・・このファイル見てくれ」
件名―――――― 《HEVUN計画》―――――――――
          EDEN消滅後にアクセスポイントD30045GTRe378に入力完了
・翔橋呂蔓(反転の異能)・・・・・・・・・・・(花押)
・ウィリアム・J・カーン(歴史の異能)・・・・(花押)
・ヴァルキリー(戦の異能)・・・・・・・・・・(花押)
・ナポレオン・ボナパルト(英雄の異能)・・・・(花押)
・GOD・エンペラー(真・地獄の異能)・・・・(花押)
・パーダ・ドゥ・ヅッドリオ(光の異能)・・・・(花押)
・マシュー・C・ペリー(海の異能)・・・・・・(花押)
・アナト・D・ヴィクセムバルト(女王の異能)・(花押)サタン側
   以下九名が創造の原初の異能者にし、”楽園”の長
・・・・・・このファイルは10秒後に自動消滅します・・・・
バコン、ファイルがデリートされて神聖朗がメモした奴に九名はどれもB.C以前に活躍した異能者の祖先であり、多くは「魔を踏み外し禁忌の道に走り出した人間の欲望と絶望」によって編み出された異能である。エンペラーの異能よりもこの世に在ってはならぬ異能に困惑する俺達。


「こいつは、エンペラー?勝機は?」
「ない。禁忌の異能は悪魔が教えサタンが扱うモノ」
『まさにそん通りだぜ、エンペラー・・・・俺以外扱えるのっていうたら正真正銘悪魔から教わり魂もろともクズに劣化した人間だ・・・・俺がぁぶっ潰す方法を知っているがお前らに教えない。』口が悪いサタンは長い蒼髪に黒コートをして右腕だけが無かった。
「ねぇ、サタン?どうして腕が無いの」気になる澪やみんなにサタンはエンペラーの腕を見せた。『こいつの腕が無いのを俺の腕と移植した・・・与えたんだ。』サタンは、大昔原初の時にアダムとイヴの時代に番人として二人の監視をしていた。
「俺は天国とEDENとHELLで多くの異能者や罪多き人間を燃やし尽くしてか」と、エンペラーとサタンが口裏併せて言った。
「はて、行こうぜ」エリザベスの部屋に行くと白宮と純之介と英矢がお茶をして待っていた。
「お話ありがとうございます。学園の未来は私エリザベスが担います。」
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain