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KGU~CODE:ZERO~

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エンペラーは瞳を閉じて深呼吸した。
 俺は、今まで人を哀しませ続けててどうしようも無いクズだった。んでもなぁ、俺はこいつ等と戦い続けてようやく分かった。“一握りの幸せ”は誰でも手に入る。
アダム、もう・・・お前は負けだ。届いてくれ!全ての人心の想いを
蒼覇天翔魔天神絶焔(ブルー・ローヴェンガッアルト・ロハガッエリオ・エル)
 エンペラー渾身の太刀がアダムを斬った。
「ぐはぁぁっっ!」七つの焔が体内から消えて焔が一つに集まりサタンに宿る。もう一つ、地獄のCODEは本来ならばサタンがORIGINALだが、唯一の継承者エンペラーの一族に受け継がれることに為った。長い戦いであった。俺は、門の前に向かった。
「待て・・・・俺が死ねば世界はそうなる?どうだ?願いを言え!」手で止血し、門に行き願いを言えと言った。アダムが死ぬのは時間の問題だ。
・・・・・・・どうだ。
「俺が行く!俺が王に為るその代わりCODEから縛るのはもう終わりにしよう。お前等だって人並みの送れる生活の権利を持っている。この幽齋が・・・お前達世界の柱に為る!」幽齋が慌ててきて、アダムを抱いた。
「いっちゃんおめぇーが、哀しんでる。だろ?願いは俺の命を引き替えに全員救ってくれ!特に、英雄に為ったエンペラーには“ガチンコ”の王だ」門が閉まり幽齋の魂が刻まれてアダムも砂に為った。こうして、五〇〇年に及ぶ戦いがひとまず終止符を打った。
 ――――――大和暦十七年九月一八日―――――
 エンペラー率いるCODE:ZEROは幽齋の死、アダムと引き替えに自ら王に為ることで、全てが終わった。しかし、これはまだまだ序章に過ぎない。
 これからが本当のCODEとCODEの戦いである。
 南が丘から遠く離れた荒野に女が立っていた。
「御父様星に為られたのですね。」手に持っていたのは幽齋の刀とブレスレットだ。
「御父様?私が継ぎます。御父様がやろうとなさったDCR計画を」謎のDCR計画とは、エンペラーもサタンも誰一人気付くこと無かった裏で密かに行われていた計画。

 DCR企画
 (DestinyCodeRebarth)の略でDCRとも言う。意味は「運命の再生能力」と言う。幽齋がやろうとして不発に終わり世界は平和に見えた。しかし、これからが本当の始まりである。

 ――――――五日後―――――
 南が丘から戻ってきたエンペラー達は、一旦伊勢神宮に帰ってきた。
伊勢神宮では、エンペラーの実母天照大神が帰りを待ちわびていた。
「お疲れ様です。あなた方は幽齋・神・ヤハウェー・アダムを倒し無事にCODEが守り抜いたとです。良いか?大日本国の危機に良く長き間戦ってました。お疲れ様です」アマテラスが一人一人にねぎらって俺達は新しいご本殿で参拝した。
二礼二拍一礼という基本参拝でエンペラーは、戻ってきた。
「還ってきたぞ。やっぱぁ~ええよな」エンペラーは黒いコートを着てKGU跡地に花を置いてそれから言うモノの伊勢を後にした。
「澪?お前を巻き込んだことは謝る。申し訳ない」澪は首を振った。
「楽しかったですよ。あんなはちゃめちゃなことありますか?私を役立てて良かったです」澪は、エンペラーに感謝した。それを影で見ていた冷泉は、CODE:DESTINYと裏では、政府直轄でKGUとKDSの権利を回収。それを期にKDSが創設されるのに、冷泉が姿を消した。
「アマテラス次の仕事は政府の雇われ身さぁ。」黒のロングコートに長刀を背負って長く伸びた黒髪で、政府の懸賞金八千億の額が懸けられて死の力と生の力で、人は死なない。冷泉の子で、同じくKDS四傑に選ばれる伴狼北心齋(ばんローほくしんさい)がレイラとクミカも同じくして伊勢に集められた。HIDEは、東京にコンサートに行った。白宮は数ヶ月御行方が消えた。
「レイラ?俺は・・・・ゆっくりと暮らそう。クミカ?あぁっ、えぇ・・・と俺と居てくれ」二人は倉田山に家を建設した。一軒家で、二人とも暮らし始めた。










エピローグ
 ―――――――大和暦十七年―――――
 ようやく長い旅を終えた。
エンペラーは、神宮からの仕事でまだCODE:ZEROを背負って次々からKGUに来ると一人で思い詰めて政府に来た。
「ようこそおいで下さいませて感謝します。エンペラー殿」
「なぁ?友禅、俺は・・・・・暫く休む」友禅も政府からのプランを手渡した。
「君はどう思う?KDSは自動車学校を創る。」友禅が見ていたのは新時代である。
「俺はもう引退する。疲れた・・・・」地獄のCODEを持つエンペラー、彼は政府と協定して身を隠した。二人の新婚生活は長く続いた。

 HIDEは、東京ドームでのコンサートを終えて武道館ライブを大歓声で終えて地元三重のサンアリーナで歌った直後心臓発作で世を去った。
 大和暦十九年春 HIDE死去。

 土方は、菰野で道場を開いて若手を見てその八年後の大和暦二十七年後に世を去った。後を追うかのようにその半月後澪も世を去った。
家督を継いだ土方綾将と鈴姫の事ハ、弟である清野孝彦が面倒を見た。

 白宮とエンペラーの話をしよう。
あの戦いから幾年過ぎた頃、KDSがいよいよ建設に向けて動き出す。
「エンペラー殿よく来ました。では、どうぞこちらに・・・」エンペラーが呼ばれて校門の帳簿にサインしてKDSの説明を聞いた。
「カイザー?」エンペラーの手を握っていた子供に友禅はしゃがんで言った。
「君のお父さんはこの国を救った英雄だ。そこでだ、君に新四傑受任を言い渡す。」友禅が、幼いカイザーに指輪をはめた。
白宮も座っていて数十年過ぎた・・・・・・。

――――――皇帝暦元年―――――
四月二十九日
「出来たぞ!やったな・・・狼、月夜、律姉・・・・」カイザーは、青年になりKGU跡地にKDSが完成して日本最大級で世界最高の自動車学校兼大学指定都市として倉田山と神宮領を含めて遂に完成した。
「乗るかな。」カイザーの愛車がKDSに駐車した。皇帝暦元年に、エンペラーの姿を見なかった。一体彼はどうなったのか?カイザーは、黒のロングコートに父から受け継いだ剣だが、カイザーの場合双剣らしい。
「行こう、新時代に・・・・」

 時代が変わる。――――――父の姿のこの世に無かったと聞く。後から聞いた話父は殺されたのだ。幽齋の娘斎藤支靜加に



未来への系譜編(エターナル・スコアー)
 ―――――――皇帝暦元年――――――

 エンペラーはその最期の十日間何をしていたのか。
「何だ友禅俺に用か?」政府の部屋に呼ばれてエンペラーは最期の仕事を引き受けた。
「首謀者は幽齋の娘・・・斎藤支靜加(さいとうしずか)。彼女はDCRを進めようとしている。」友禅の命でエンペラーは、斎宮に来ていた。

―――――一日目――――――
 斎宮近くにテントを張って支靜加を見ていた。CODE:DESTINYが数人居るのを見て、パソコンでレポートしていた。・・・・・・エンペラーも監視していた。
「そこに居るのは誰だ?」気付かれたか、と思いエンペラーが姿を見せた。
「ほぅ~私を誰と思う」
「幽齋の娘だよ。俺は手を出さない!」エンペラーは、約九日後遺体となって発見される。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain