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KGU~CODE:ZERO~

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「DarknessHell”Satan”黒い地獄魔王」ズギュンンンンンンンンッ!土方の刀と澪の壁で防いだ。夫婦の絆は凄い。なお、幽齋は攻撃を止まない。エンペラーの力が今、解き放った。止まない雨降り注ぐ血。土方は、幽齋の刃をはじき返した。
「鬼覇ッアァァァァァァァァァッ!剣鬼覇神ッ」全身から土方は先祖の霊を大剣に変えて見た目もインディアン風の黒コートを着て左目を眼帯にした男が幽齋の心臓に太刀を入れた。幽齋は大樹を切り、アダムを覚醒させた。自身からこぼれ落ちる血がアダムに一滴ずつ流されてアダムが静かに瞼を開けた。
「っ・・・・・あぁ・・・・・ん」アダムは少年みたいだがこの地球の王で在り、神でもある。この南が丘における全てのCODEの起源。サタンの実父。エンペラーは剣を握ったまま。幽齋は、遂に剣を変えた。
「魔狼骸天(ローシェンツァイツエン)」幽齋に宿る黄金の剣で、土方を突き落とした。
「・・・・・無駄無駄無駄無駄無駄あぁぁぁっ!」幽齋は剣でエンペラーも耐えた。この南が丘さぁ・・・・土方の鬼覇が宙に消えた。HIDEのギターで周波が乱れた。
「豊ッ!ゼロ・ダーク・セックスオブ・エースザ・ミュージック!」激しいギター奏でるサウンドが七人の心を呼び覚ました。激しい脈打つ感覚と血潮渦巻く熱さ。
「俺が・・・俺達が・・・最凶で最高のCODE:ZEROだッ!」エンペラーの黒コートを盾に左手に大剣を握って幽齋も目覚めたばかりのアダムが話した。
「俺はアダム。この王に非ず・・・・オマエら誰だ?」アダムは全身裸で見るモノ全てが新鮮であった。白宮の氷が冷めていた。
「氷結剣」氷の剣がアダムを斬るとアダムの焔が白宮の心臓を撃った。
「ぐはぁぁぁぁっ!うぐっ」大樹から七つの焔が溢れ出た。サタンも身を隠したのでは無く、アダムの前に立った。
「久しいよ・・・・父さん」サタンが片手で焔を吸収した。その姿を見て幽齋は太刀を握った。両者入り乱れていた。
「オマエら俺をダレダだと思う?」サタンも答えた。
「父さんが寝てる間に世界は二度も消えた。父さん聞いてるのか?世界は死んだ」
「あぁ、分かるさぁ・・・“世界の異能(CODE:OF:WORLD)”を唯一持つ俺がオマエらに負けヘン」
「アダムッ!」幽齋の剣を跳ね返した。その目は冷めた目である。
「・・・・・・蒼いそら(ブルースカイ)・・・・」エンペラーの大剣が幽齋を吹き飛ばした。黄色の焔と翠の焔を併せての形焔を纏う剣に、幽齋はふらついた。
アダムは、見ていた。ずっと幽齋が戦うのに理由がいるのか。
サタンも今は手を貸せなかった。澪は無能でCODEを消すのに集中していた。
白宮は呂遜の力を媒介した。CODEの究極地点を開眼させる。
「真束縛奴隷式CODE:ZERO・・・・」氷が一瞬にして屋上は凍り付いた。白宮のCODEは氷と一体化して幽齋は滑った。
「ダメだ・・・・」アダムがCODEを解いた。
「父さん!」アダムが幽齋の首を掴んだ。エンペラーも剣を握ったまま幽齋が影に為った。
「死の槍(RANSDETH)」土方の剣が澪を護った。・・・・・・エンペラーの心が燃えた。
「結果お前は魔神だな。」サタンの焔がアダムも焦った。エンペラーに集まる七体の力が抑えきれずにレイラの天が締め付けた。
「エンペラーさんダメですッ!私が・・・私が側に・・・・」それでも幽齋の力は充満しており、世界に亀裂が生じた。
澪もクミカも場を整理するのにパニックになって無能が効かない。
世界には王の創った空間のみに無能がCODEを反発する。HIDEは音楽の周波でCODEを保っていた。エンペラーは剣を振りかざした。
「幽齋!」幽齋は刀を垂直に構えた。死の構えである。

 それから俺達は苦戦を強いられてアダムが召喚したのが、闇から創られた王達で回り七人囲まれていた。土方が大樹を剣にした。
「良いから此処は俺達六人に充分すぎる。行けよ、エンペラァー」
「おう、んじゃぁー」エンペラーは剣を構えて大樹の向こうに走っていた。
「・・・・・・これで」
土方は剣を解いた。鬼覇の最期は鬼神を越える鬼の王鬼よりも恐れられた力を解放した。エンペラーは大樹の空洞に入っていた。暗黒の中枢である。
「みんな、フォーメーションDⅡね?」クミカが蒼い焔で闇の王を燃やした。闇の王は、アダム時代にCODEを持った王の魂である。
「魂かぁ・・・・HIDEのBANや」HIDEはギターをセッティングして周波を最大にした。無限大に命を持続する力と攻撃はMAXだ。
「超音速剣(スーパーファルシオン)」ギターの音速の刃を王が受け止めた。今や、HIDEも残り僅かであった。それを見ていたサタンは、左腕を出して地獄を集った。
「お前等CODE:LOSTでDED ENDだ。それよりも・・・」サタンも参戦して王の戦いが始まった。澪がCODEを打ち消し、レイラとクミカが互いに焔で王を消していった。
「うぉおおおおおおおおおお!」土方が突っ込む、・・・・・・王は無傷だ。

―――――――災厄の小宇宙―――――
 幽齋を追って闇の中を突き進んだ。息が出来ないどこまでも続く闇の道に光り輝く剣が明かりを灯した。エンペラーの剣も限界でCODE:ENDに近く躰が動けない。
「うぐぅ、がぁ・・・・幽・・・齋」闇に呑み込まれ気付くと祭壇にいた。祭壇では儀式なのかアダムが居た。
「おい!」友禅がエンペラーを起こした。友禅が焔で暗闇を照らした。そこは古代伊勢神宮で、自分が居たのは古代の正宮であった。友禅も来て幽齋を追った。
「滅!滅!滅!滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅!」全てが壊れた世界で幽齋は、刀を振り回しあらゆる物を壊した。エンペラーは剣を信じた。
「アンタにもう光は無い。哀れだな・・・・・」剣で幽齋の刀を壊した。
「魔狼凰覇鬼天絶蜜断天翔」幽齋が得意な刀を振り上げた直後に垂直に構えて落下してその衝撃波で相手を討つという技。埃だらけでエンペラーはCODE:ENDを使った。
「・・・・・やるわ」エンペラーはCODEを剣に受け流して剣が膨張し蒼く燃える剣を手にして幽齋が待つ正宮で対決した。これが今生の最期である。

――――――ラスボス前哨戦―――――
 “斎藤弾正幽齋宏繁”
黒コートを着た長い白髪で左頬に十字傷をした長身の男は翼の折れたANGEL。長い悠久に囚われて魂も闇に堕ちた。
「魔翔」
「獄滅天」二刀流の速さで相手を食い止める。エンペラーの剣は七色に灯された。CODEは限界に近いが、LOST時においてもリスクが高い。
「滅滅滅滅滅滅・・・・・うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」CODEが暴走して幽齋の躰に翼が生えて巨軀に変形した。
「お前等ッ」エンペラーの大剣に友禅の手を僅かに感じた。
「・・・・・・・蒼い稲妻(ブルーサンダマウンテンVer5)」アスモデウス+ルシファーの紅と黄色の焔が、幽齋の刃を貫き幽齋も刀で壊した。滅は威力も高ければ使う人間によっては躰が保たない。
「魔葬摩滅」幽齋の翼が刀にと、上限を超えて暗闇ですら破壊した。幽齋のCODE:ENDに友禅も動く。友禅は、その昔京随一の剣豪と称されて幽齋も幼い頃は憧れていた。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain