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KGU~CODE:ZERO~

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政府第二本部
友禅の息子神聖朗名を改めて二代目友禅を襲名。先代友禅の言い残しで、息子が継いでこの「織乃坂」の家を継ぐ以上この日本を護る責任もある。
「友禅さん先程エンペラーさんが南が丘に辿り着きました。これからでしょうか・・・最期の戦い」遣いの伴信幸が言う。伴冷泉の三男で、伴信幸のCODEは、「生命」。多くの命を救うことから神の手を持つ名医と称されて政府に隣接する屋敷に住んでいる。友禅も東の空を見ていた。暗く暗黒が渦めく世界・・・・伊勢神宮が機能しない大和暦の世。
「気にしないでおこう。俺達に出来ることをしよう」友禅は国会から景色を見るなり戻っていた。信幸自身父親も南が丘に行き、二人の兄は行方を知らない。自分は、政府に属するがKGUが消滅した際に直ぐさまKDSの建設を始めた。
 後に、〈新四傑〉である。今は誰が建設を命じられるかは分からないが、近い将来明らかに為る。〈旧四傑〉は歴史に名を刻み宇治山田駅・KGU遺跡・伊勢神宮に銅像が建てられた。偉大な四人が明治の世から大和暦間功績を讃えてKDSの名誉職にも命じられた。
「信幸・・・今からアナタの仕事です。南が丘に行きなさい」
「友禅さん行ってきます!」信幸よ・・・この先大きく運命が分かれる。俺はこの国の再建に努めお前は、南が丘に居る七人を助けろ、決して誰一人も命を墜とすなよ。友禅は靜かに暗闇を進んだ。その頃亀山では、綾将と鈴姫が祈っていた。
「親父やお袋は大丈夫よな?兄」
「あぁ・・・そりゃぁ・・・元気だよ。父さんは腕の良い剣神だっべぇ」
「そうよね・・・兄」兄妹は待っていた。亀山の里で写経をしていた。二人とも歳が十七歳で、後々KDSの時代で二人はCODEの戦いに参加する。

 ―――――南が丘第三の扉――――――
道路に出た。ポールと山が見える。山を下りた先に巡礼が待っていた。HIDEは、疲れて水を飲んではベンチに座ってタバコを吸っていた。
「おい、HIDE・・・タバコ吸うの久しぶりちゃう?」
「おお、五十年ぶりや。」HIDEは音楽戦士に恥じないように多くの曲を歌い憧れである東京ドームを夢見ていた。音楽のCODEは自分の一族が継いでいる。
「HIDEさんそう言えば、尾崎豊と知り合いでしたんだって・・・で、どうなの?」
「豊はロックだ。大人の代弁者じゃネェーかな。子供の気持ち分かろうとしねぇー糞のクズと違って俺はそんな豊ともっと歌いたかったは勿論、俺のバンドに誘うつもりだった」HIDEの腕には豊の印が刻んである。俺と豊か・・・。
「澪姉・・・悪いが南が丘の願いは一つだろ?幽齋をぶっ殺すがエンペラーさんはどうなるんだ?」澪は答えくたてもわからなかった。HIDEの願いはもう一度豊かと同じステージに立つこと。HIDEが持ってる写真その人物は、豊の血を継ぐもの・・・・赤髪で派手な衣装でギターを手にマイクで歌ってる青年こそ豊の血を継ぐ尾崎詞笑莉(シェリー)である。HIDEは、豊が死の直前自分の孫を頼んだ、とあるライブ所の廃置き場で血を吐きながら虚ろ目で頼んだ。HIDEはその事を忘れずに「FAZZJPAN」のヴォーカルとベーシストを任してある。HIDEはベンチを離れて山を下った。澪は桜ドロップを食べていた。サタンは、山道を迷わないように蒼い焔で路を明るくしていた。
「エンペラー、次は用心な」第四の扉を前に巡礼者の道で決して遭遇していけない人物幽齋と会った。
「幽齋!青い地球(ブルーアース)」
「滅!爪が甘いんだよ・・・黒地獄(DarknessHell)」黒い覇道の刀がエンペラーの焔を受け止めてひっくり返ったエンペラーに垂直で刃を向けた。
「うがっ、」
「さておき、俺はこの先で待ってる。以前よる反射が早くなった」幽齋は消えた。
「思念体だよ。アイツは・・・エンペラー、おめぇの性質を見抜いてやがる。こんなこと言うのは悪いがお前の力はあいつが・・」サタンは考えていた。どうやら考えをまとめると第四の扉に、突き進むと神武が立ちはだかった。
「けっ、」
「神武の野郎・・・」神武は蒼い焔を灯した。
「エンペラーさん、エン・・・ペラァァァー・・・」土方が刃を向けた。
神武の威圧は異常であった。エンペラーは大剣を抜いた。心の鎖が契れて光り輝く禁の鞘を施されて刀身は金に一面細工されてあった。
「蒼いそら(ブルースカイ)」蒼い焔が渦を巻いて数発燃えさかる左腕の重力返しが地上を盛った。
「青い地球(ブルーアース)」焔を一度に集約し、一気に放つ左腕の焔がエンペラーを庇いサタンを貫いた。「ぐぶぅ・・・」血を吐いて吐血し倒れるサタンを見てエンペラーも剣を振り回した。
「・・・・・これより先生きるのも死ぬもオマエら次第」神武は立ち去った。サタンが生きてるが、相変わらず黒コートを着て傷を隠している。いつも黒い服を着て目立たないようにしている。エンペラーもファッションが変わらずに黒コートを着て蒼い焔で道を照らした。暗い道が続いて延々と長い階段を下りると扉についた。
「もう少しだぞ!」白宮は扉を開けると、一面花が咲き乱れていた。
「ん?」
サタンが指さすと古びた駅舎のレールに電車が走っていた。近鉄線沿いの南が丘駅は、殺風景で多くのCODEが転がり落ちていた。電車は一時間に二本運行している。この電車に乗れば、幽齋が居る交通センターまで行ける。
「行こう、覚悟は出てるか?」
エンペラーが運賃を払って電車が走り出した。花園から急スピードで天を駆け巡って宇宙のレールを走って交通センター前に停車した。降り立つと魔天楼が聳え立つ。

――――三重県交通センター ――――――
 遂に終わらすときが来た。
「やっと終わるのか俺達の旅が・・・・ふぅ」HIDEはタバコを吸いながら自動扉が開くと多くの死者が現れた。全員無造作に土から墓場が飛び出してきた。
「行け!俺が相手だよ」冷泉が名乗り上げると律も登のその場に止まった。
「太陽爆発(サン・エクスプロージョン)キャバクラ百拳“恋嵐”」ゾンビが太陽に溶かされて急激な熱さでセンターが焼けた。律も刀を抜いて死者を斬った。
「いっくら・・・・んもぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」律が癇癪起こすのはやむを得ない。
その頃センター内の建物は四階もある。
「屋上だ!」
そう言い七人の激闘が終わって屋上に着いた。
「来ましたか・・・・・」
「来てやったよ。幽齋観念しろ、お前はもう・・・」
「まだですね。」幽齋の向こうにアダムが眠っていた。アダムはこの世界の王。眠りから覚めれば本当に世界が危険である。
「何を?」
「見りゃ分かるよ・・・・・」幽齋は全てのCODEを解放し、自ら飲み込んだ。
「ゲハハハハハハハハハ・・・・・・」エンペラーは終わらすときが来た。












―――――――大和暦十六年―――――――

ここ、南が丘で最終決戦が幕を開ける。
名は斎藤幽齋宏繁
名はエンペラー、

この二人の長き戦いも幕を閉じる。





最終章 俺が・・・俺達が・・・・最凶で最高の・・・・CODE:ZERO
 ―――――――南が丘――――――
「良く来たもんだな・・・エンペラー」
「あぁ、来たよ。」幽齋はCODEの全力で全員相手にする。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain