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KGU~CODE:ZERO~

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 幽齋は、南が丘の祭壇に居た。三重県交通センターに聳える魂の回廊を渡り南が丘、紫色におおわれた暗黒の空に異臭がする地。多くのCODEは其処に辿り着く無く死ぬ。かつて、神が此の地に降り立った日に、CODEが誕生した。CODEは神の至高のお送りモノ。
違うか。幽齋は、ティーチを殺してその魂で南が丘に行き、魂の回路は時間がたてば消える。南が丘というのは伝承によれば、エンペラーが開くと言うが今は開かない。
 「さぁ・・・来い!」零・万之介が幽齋と居た。もう一人自分の娘も側に居た。
「支靜加?俺が死んだときにはお前がこの世界を頼んだぞ。俺は死ぬよ・・・正真正銘南が丘は約束とし、一つ願いを叶えてくれるよ。なぁ?俺が応仁の京のスラム時代から卿までほんとオマエらには感謝する。最後まで」幽齋は南が丘の地に待っていた。
 南が丘とは、三重県の中間に存在し、交通センターは免許を得るために巡礼者が集い希望か、絶望を味わう。ここでは災厄の地CODEがが生まれCODEが死ぬと表記する。全体が、紫の焔に包まれて暗黒の空に七つの焔が灯されている。地獄のCODEが誕生した大地だからこそ行くモノは、魂を代価に進む。幽齋と零と万之介はワクワクしていた。
「にんいんにんにんにん~じゃりぱん」幽齋は期待していた見込んだCODE:ZERO達はどのような気持ちで来のだろう。娘である支靜加は南が丘を離れて星の神社(星の遺跡)に向かった。元々隕石が堕ちた場所に神社が建てられその上に地上を浮かぶ遺跡が聳え立つ。
名古屋から伊勢から新世界へ・・・・零も星の神社についてを調べており隕石が堕ちた近くに男が倒れていたという。其の男は全身裸で身元不明。遙か宇宙から来た男は、地獄のCODEを持っていた。その地は、七つの罪を克服し、巡礼を越えた者のみが辿り着くそれが南が丘である。男の正体は意外であった。
「誰だ?其の男とは・・・」
「幽齋さんは会ったことがあります。」零が渡したメモには男の詳細が書かれていた。それ故顔を合わしづらくCODEを明かさなかったCODE:ZERO彼が始まりであった。
「サタン?アイツか・・・・」宇宙から来た男で死ぬことは出来ない男で、不思議にでも男は七魔を使役できる。幽齋も知っていた。サタンは確かに此の地をよく知る。
「零?ココは任せたぞ」幽齋は一番上を目指した。南が丘の頂上は天に近く暗い空の上に大樹がある。大樹に眠るCODEがある。零も万之介も南が丘を任された。
「俺が・・・神・・・・否、俺こそCODEだッ!」幽齋は天に居る。天の向こう側にアダムが居る。アダムは眠っている。願いはたった一つ・・・・。
「エンペラー、無理だわ・・・・こんなぁー上か?」南が丘に着いたエンペラーだがたどり着けない。鍵はあっても行くことは出来ない。
「何でだよ!」サタンは自分の持っていたペンダントを鍵に差し込んだ。
「良く聞けお前達はこれから最期の地に行く。俺からの餞別」全員に「束縛式」「奴隷式」「SM式」の三つを与えた。これからのCODEと戦うのにサタンからの気持ちである。
「ありがとうなぁー」エンペラーは胸の想いを受け止めて剣を抜いた。光り輝く聖剣天叢雲剣(エクスカリバー)を手にして南が丘に踏み行った。

―――――CODEの墓場―――――
 アダムが此の地を「CODEの墓場」とも言う。が、ここからはCODEの屍が数多に転がっている幽齋が居るのはその先に見える浮遊した大樹に居る。アダムが眠る地に、CODE:ZEROが足を踏み入れた。
「来たか・・・・」万之介が刀を手にしてHIDEが、ギターを手にした。
「こっからさっきゃぁーは行かせんよ。俺がココを護るよ・・・」HIDEの覚悟に万之介がお辞儀した。万之介は腕の立つ剣士だ。それ故心の闇も大きい。
「アナタは死ぬと言います。この剣で・・・」万之介が秘めたるCODEを解放した。
「奴隷式バスター・モード・OCG“星屑(スターダスト)”」星の異能が持っていたのは金作教授じゃねぇのか?万之介は若い頃京の陰陽道を学び天文の才に溢れていた。
「私が元々の星の人間それ故今まで隠してきたのですよ。」南が丘に来たものの初戦が星の人間となると俺も力を爆発させるか。
「行くぜっ!束縛式セイヴァー・バステルスモードGC“藍紅X聖剣韻(セクシャル・ヴァイオレット・エックス・エクスカリバー・フォニ)”」HIDEの音楽の力が結晶となりギターからライフル銃を構えた。万之介は光り輝く衣に銀の剣を構えていた。互いに準備が整った。HIDEが最初に撃った。
ズバババババババン!
ゴゴゴゴゴゴゴゴイゴゴゴゴゴゴ!
「星の盾(スターラウンド)」攻撃が効かない!HIDEは射程距離を測った。
「剣閃」HIDEの髪が切られてカットされて変な髪型にCODEの墓場は死者の念が漂う。
荒れた砂嵐に異臭舞う地でHIDEは、CODEを戻した。万之介は剣を構えた。
「無理もせぬ。CODEは己の強み」HIDEも決意した。
「CODEよ、CODEは、俺に音を託したのか?親父や祖父が死んでから俺が、Xを継いだ」HIDE音楽と酒と女を愛した男が魅せる究極進化とは?万之介は抜刀の構えだ。
「究極(アルティメット)幻想(ファンタジー)地球(アース)音楽(ミュージック)最期(ラスト)楽園(エデン)性交(セックス)韻(フォニム)」HIDEの怒号にギターから放たれる連続剣回数は、百回も連続で斬り、最期は紫の焔で一網打尽。本来の力を出してHIDEは倒れ込んだ。
万之介死亡。
「お、ゴホゴゴ・・・」CODEが魂を運ぶ。アダムの元に還るのだ。HIDEの力はレヴィアタンが回復した。
「少し程よ・・・・近くにCODEを回復する場所があるから其処まで」HIDEも音の異能を扱えてからココまでくるのに時間がかかった。
「待ってくれ!俺も倒す・・・」
「はぁ・・・呆れるわ」レヴィアタンの力は俺も知っている。この南が丘先が長い。

 ――――――説明しよう。
南が丘は、大樹の先からアダムの墓地までが南が丘で、其処まで辿り着くのに巡礼の路として南が丘自体は路では無い。いくつも空間を超えてものこそたった一度の願いをアダムが聞き受けてくれる。アダムは、この世界の王で在りサタンの父親である。
それ故この地球の創造でアダムが死ねば、次の皇に選ばれてCODEが生まれる。
後、「束縛式」「奴隷式」「SM式」の説明するとCODEの力を借りる際に、CODEを縛るか、CODEを操るか、CODEに虐められるかのどちらかでCODE本来は使う者の精神力と信頼や絆が無ければ使うことは出来ない。ただ・・・リスクが高いだけあって使う者は、通常の十倍CODE:LOSTに陥る危険性が高い。勿論アダム・サタンは三つ扱える本来CODEであった人がCODEになりそれを使う者が居る。アダムやサタンも最初は人間それから魔神となり、地獄の魔神と称されて地獄のCODEを持つようになった。それが始まりだった。この南が丘、浮遊した大樹の先に眠るアダムが一番の元凶である。
「アダム?俺は居る。あぁー」幽齋は待ち焦がれていた。
アダムはまだ眠っていた。世界の王で神である。
作品名:KGU~CODE:ZERO~ 作家名:LordShurain