小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

moonlight 改稿版(前編)

INDEX|35ページ/89ページ|

次のページ前のページ
 

「でも……」
 実緒は自信のない表情を浮かべ、俯(うつむ)く。
 あー、もうっ! とネオは髪をかきながら、
「いーい、実緒! わたしは別にあんたの努力を否定するわけじゃないの! いや、否定なんかできないよ! 人が時間をかけて作ったものをバカにはできない。その人に失礼だし、頑張ることは素敵なことだもん。わたしはどこぞの批判住民とは違うから!」
 自分がどのように思っているか、言葉を探しながら実緒に伝える。
「ネオちゃん……」
 偽りのない強い瞳に引き込まれる。
「じゃあ、こうしよっ! わたしもお気に入りの曲とか部活で歌った音源とか見せるから、実緒も見せるってことで。これなら、おあいこでしょ?」
 初めからこう言えばよかったと思いながら、ネオは提案する。
「ネオちゃんがそういうなら……分かったわ。その代わり、私が持ってきた次の日は、ちゃんと持ってきてよ」
「りょーかい! 約束よ!」
 ネオは拳(こぶし)を作り、実緒の前へと出す。
 彼女はそれが何のことか一瞬戸惑うも、