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女は今が幸せなら、昔の古傷は痛まない~鬼平犯科帳などなど。

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 養い親に引き取られ育てられたものの、その養親があいついで流行病で亡くなった。

 そのため江戸に出てきて、とある大店の隠居の妾の住まいで

 女中として働くことになりました。

 <中>{img20140202.jpg 幅:300px リンク:ON}</中>

 ☆ おみよを演じた吉沢梨絵さん。

 今、30代後半とのことですが、当時はかなり若い。

 小平次さんを演じているのが近藤雅臣さんで、これがまた若かった。

 近藤さんがもう70歳になっているのを考えれば、これはと゛う見ても

 20数年くらいは前のドラマでは?

 実は私、若い頃の近藤雅臣さんはカッコ良くて好きでしたが、

 近藤さんに私と同じ年の娘さんがいると知ったときはショックでした-笑 ☆


 ところが、その女主人はヒステリーばかり起こし、おみよに無理難題を言いつけては

 それができないと殴る打つ蹴るの乱暴をするという

 とんでもない雇い主だった。

 おみよは良い加減、その女主に愛想を尽かすどろこか、憎しみすら憶えるようになって

 いました。

 そんなある日、雷が鳴って激しい雨降りの時、主人が外に使いに行けと言った。

 おみよは雷が大の苦手。

 なので、何とか雨が止むまで待って下さいと懇願した。

 しかし、鬼のような女は

 なみしごが何を一人前に雷が怖いだなんて。とっととお行き。

 と、いつものように、おみよを蹴る打つと打擲したあげく、使いに出した。

 渋々言いつけに従い出かけてきた帰り道、ちょうど帰ってきたところを

 見知らぬ男が逃げていくのを目撃。

 その男は小平次といって、殺し屋でした。

 もちろん、妾を殺して逃げるところだった。

 おみよは一瞬、雷光に照らし出された男の顔を見てしまい、

 小平次もまた見られたことを自覚した。

 その日から、おみよは小平次に狙われることになります。

 プロの刺客が殺害現場を見られたのだから、おみよは口封じら殺されるしかない。

 しかし、おみよはお上から取り調べを受けても、下手人の顔は見ていないと

 頑なに言い張りました。

 おみよが自分の顔を見てないのら、何もみすみす殺す必要はないのではと

 迷いが生じた小平次に危うさを憶えた元締めは今度は彼を始末するようにと

 他の刺客に言いつけた。

 情けがかえって生命取りになる闇の世界の残酷な掟が

 小平次の前に立ちはだかります。

 そんなある日、小平次とおみよが偶然、再会。

 顔色を変えたおみよを見て、彼はやはり、おみよが自分を知っていると悟りました。

 見られていたからには、このまま生かしてはおけない。

 小平次は心を鬼にして、おみよを殺害した-はずだった。

 だが、彼が殺したのはおみよではなく、おみよの新しい奉公先の女中仲間だった。

 年格好が似ていたので、間違えて殺してしまったのです。

 おみよはこれで、小平次を庇うのは止めました。

 <特大>この人が殺したんです。</特大>

 と、ついに平蔵たちの前ではっきりと真実を告げました。

 何故、おみよが小平次を庇っていたのか?

 おみよは言いました。

 <特大>私はおかみさん(妾)を憎んでいました。

 この人は私がやりたかったことを私に代わってやってくれたんです。</特大> 

 つまり、小平次が殺さなければ、自分がいつか殺していたかもしれないと

 言っているのです。

 しかし、彼はおみよの大切な友達を殺した、だから、もう庇う必要はないと

 言います。

 殺された娘も捨て子で、鬼子母神にお参りして実の両親に逢うという願いを

 聞き届けて貰うのだと話していたのに。

 我が子を捨てた親が捨てた我が子に再会して歓ぶかどうか?

 極めて疑問ですが、捨てられた娘はただ逢いたいと一途に願っている。

 その願いも果たせずに無残に身代わりになった別の娘の運命にも

 涙を誘われます。

 この話はどこかにオチがあるというわけではありません。

 ただただ、人の運命の哀しさを描いているのてはないかと思います。

 親に捨てられた少女の悲哀、元は旗本でありながら、事情か゛あって殺し屋に

 身を落とした男の罪深さ、身代わりになって殺された少女の儚いさだめ。

 すべてが回り回っての宿命としか言いようがなく、

 それがまた何とも残酷すぎるほどの繋がりというか運命なのです。

 それを淡々と描くドラマの向こうに、平蔵の彼等を見つめる慈しみの視線と

 やりきれない思いが透けて見える。

 繰り返しになりますが、本当に何も大きな事件が起きるわけでもなく

 大どんでん返しがあるわけでもない。

 男と女の悲恋も情愛もないのに、見ていると心を絞られるような切ない気持ちに

 なります。

 見終わった後、人の運命とは、生きるとは? 

 と人生に対して何か疑問を抱かずにはいられないのですが、

 この話だけで、応えを出すのは難しいでしょう。

 目下は週に一度の割合で、借りてきて見ているシリーズですが、

 特に順番は決めていません。

 見たいものから見ています。

 <特大>人生とは、生きることとは</特大>

 このシリーズすべてを見終わった時、おのずとその答えが出るかもしれません。

 

 

 

</太>
さて、一昨日のことになりますが、鬼平犯科帳を見ました。

 タイトルはおみよは見た。

 おみよという15歳の少女がいました。捨て子だったところを情け深い百姓の

 養い親に引き取られ育てられたものの、その養親があいついで流行病で亡くなった。

 そのため江戸に出てきて、とある大店の隠居の妾の住まいで

 女中として働くことになりました。

 
 【ブログではここに画像あり】 


 ☆ おみよを演じた吉沢梨絵さん。

 今、30代後半とのことですが、当時はかなり若い。

 小平次さんを演じているのが近藤雅臣さんで、これがまた若かった。

 近藤さんがもう70歳になっているのを考えれば、これはと゛う見ても

 20数年くらいは前のドラマでは?

 実は私、若い頃の近藤雅臣さんはカッコ良くて好きでしたが、

 近藤さんに私と同じ年の娘さんがいると知ったときはショックでした-笑 ☆


 ところが、その女主人はヒステリーばかり起こし、おみよに無理難題を言いつけては

 それができないと殴る打つ蹴るの乱暴をするという

 とんでもない雇い主だった。

 おみよは良い加減、その女主に愛想を尽かすどろこか、憎しみすら憶えるようになって

 いました。

 そんなある日、雷が鳴って激しい雨降りの時、主人が外に使いに行けと言った。

 おみよは雷が大の苦手。

 なので、何とか雨が止むまで待って下さいと懇願した。

 しかし、鬼のような女は

 なみしごが何を一人前に雷が怖いだなんて。とっととお行き。

 と、いつものように、おみよを蹴る打つと打擲したあげく、使いに出した。

 渋々言いつけに従い出かけてきた帰り道、ちょうど帰ってきたところを

 見知らぬ男が逃げていくのを目撃。