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ノーネットdayについて~ネット依存を考える~

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 というより、〝良い人〟の仮面を突然脱ぎ捨て、本性を現すとでもいえば良い

 のでしょうか。

 私はよくいえば、人を無条件に信じやすく、逆にいえば、相手の本性を見破ること
 
 のできない愚か者なのかもしれません。

 今後、こういうことにならないようにするめには、何に気をつければ良いか?

 私なりに考えてみました。

 いちばんは、あまり親しい相手を作らない。それです。

 では、次善の策はあるのでしょうか?

 別のエッセイで、年代も立場もどのような仕事をしているかすら知らない人と

 メル友づきあいをしていると去年、書いたことがあります。
 
 元々は私の作品の読者さんです。

 最初は相手のことを何一つ知らないことに物足りなさと不安を覚えていたけれど、

 今となっては、かえって、こういう形の方が互いに気楽に話せるのかな

 という気もします。

 互いの素性について何も知らないということは、けして深入りすることもありませんし

 純粋に小説や趣味についてだけ語れます。

 身も蓋もない言い方をすれば、いつでも切れる関係です。
 
 夫にこの話をしますと、それがネット世界での本来のつきあい方なのでは

 というようなことを言っていました。

 しかし、私はこれが良いというわけでもありません。

 でも、少なくとも無難なのではと思っています。

 自分の考えをまとめるために、書いたような感じになってしまいました。

 これからはノーネットについてももちろんですが、

 ネット世界で体験したこと、考えたことなども含めて書いてみたいと思います。



☆ 人間として、これだけは失ってはならないものがある 2014/03/23 ☆

 前回の記事は結局消しました。色々と考えた上での判断です。

 今日、これからのお話はもしかしたら、暴露ネタともいえるかもしれない。すべてを話

せば、本当に際限もなく長くなりそうです。何からお話しすれば良いのか。

 私はノベリストの他にもう一つ、ケータイ小説サイトに参加しています。そこで、つい

先頃、官能小説コンテストが初めて行われました。その前から、そのサイトには何かとサ

イトを荒らす原因を作る人がいました。外部からの荒らしではなく、内部の人、しかも人

気・実力ともに押しも押されぬ大物作家です。

 本人には荒らすつもりはないのは判りますが、何かとサイトの運営方針や果ては他作品

に誰かがレビューする、その内容にまでいちいち文句をつけたりする。

 それで論争が論争を呼び、サイト全体の雰囲気が荒れていく。そんな感じでした。

 かつては、ここのサイトも似たようなことがあったらしいので、古くから在籍しておら

れる方はははーんと大体想像はつくことかと思います。一時はもうホームではコメント対

コメントのやり合いで、もう部外者でも到底見てはいられないほどでした。

 そして、そんなサイトの雰囲気を見かねて第三者が意見すると、また、その人が過剰反

応して新たな火だねとなっていくのです。ホームというのはいわゆるトップページ、サイ

トの顔ともなるべき場所であり、そこは参加者でなくとも通りすがりでサイトに立ち寄っ

た人も容易にのぞける場所です。心ある参加者は、その人に、どうか口論をするのなら、

せめてホームのような公共の場ではなく、個人対個人でしか明らかにならないサイト上の

メールでやってといいましたが、なかなか事はおさまりませんでした。

 何しろ、その人が物凄い人気で、神仏のようにあがめているファンがついているのです。

あなたなら何をしても許されるとこれもホームで平気で豪語したファンもいました。何人

もの人がその人との舌戦に負けてサイトを去りました。

 私はコンテストも控えているのに、それだけサイトの雰囲気を乱したからには当然、結

果に響くだろうと考えていました。大人しくしていれば受賞できるだけの才能を持つ人な

のにとも残念に思っていました。

 そして発表。何と、その人は大賞につぐ賞に入っていました。私は驚きました。もちろ

ん、小説のコンテストだから、作品の質についてのみ厳正に審査されるべきなのは当然だ

とこれは頷けます。ただ、あれだけ傍若無人にふるまってサイトを荒らしておきながら、

それが少しも響いていないのには呆れました。

 審査は作品のすばらしさで決まったことですので、それは良いとしても、神聖なコンテ

ストに果たしてその人が参加する資格があったかどうか? それ以前の問題ではないかと

思わずにはいられません。言動がコンテストに影響しなかったというのは、コンテストの

厳正さにおいてはとてもすばらしいことだと思います。ただ、それでは、言ったもの勝ち

つまり、暴れたいだけ暴れたもの勝ちということにもなるのではないでしょうか。

 賞を取れるだけの実力があれば、何をしても許される―、それがサイトの運営側の出し

た結論のような気もします。

 その人が暴れたいだけ暴れて、やっと騒動がおさまったかなという頃には、また別の人

が突然、盗作疑惑宣言を出しました。夜、それをホームで見たときは、私自身、何かどき

りとしました。身に覚えがないはずなのに、その一文を見ただけで鳥肌が立ちました。

 まあ、自分の作品を盗作していると思われる書き手がいるからと内部告発したわけです。

正直、アマチュア作家がきら星のごとくひしめいているサイトですから、小説内容や設定

が似ているものはたくさんあります。私も、あれ、これは似てるな、、、と思うことは結

構ある。しかし、それらをいちいち盗作だなんて言ってたら、作品を発表しつづけていく

ことはできません。
 
 どれほどの確信を持って告発したのかは知らないけれど、また、物騒なことが起きたと

暗澹たる気分になりました。結局、サイトの顧問弁護士が入って調べても、確定はできず

告発者が謝罪するという形で幕を閉じました。わずか一日ほどの出来事でした。

 一人がやりたい放題、言いたい放題やれば、また別の人がまねをする。私はその時、そ

んな風に思えてなりませんでした。誰でも言いたいこと、心に抱えていることはあります。

しかし、論争が起きたりサイトが荒れるほど、言いたい放題やって良いというものではあ

りません。私から見れば、その人たちは自分の人気におごったがゆえに、そのような言動

に出たとしか思えませんでした。

 結局、コンテストにはその内部告発した人も最終選考に残っていましたし、やはり、そ

の人がした内部告発は審査には少しも影響していなかったことも窺えました。

 論争に負けてサイトを去っていった幾人もの人がいること、一時のサイトの深刻な荒れ

ようを思い出す時、何かその結果にやりきれないものを感じるのはきっと、私だけではな

いと思います。

 昔から天才的な芸術家は破天荒というのはよくある話です。ですが、そのひとことです

べてがまかりとおるとは思えません。

人間として最低限、必要なもの、いいかえれば、人 間として最も大切なものを無視する人が