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永遠の冬休み

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そういえば前にもこんなことがあったらしい。あの夏休みの入った直前、僕は家のソファーで寝てたらお母さんが無理やり起こして「大丈夫?」と聞いてきた。そのあと聞いたけど、僕はうなされてたらしい。その時は別に夢は見なかったけど、それからかな?あの夏休みに入ったのは、しかもちょうどその日は7月の20日、栄が夏休みの自由研究をやっていた日だ。
そこに誰かの女子のヒソヒソ声が聞こえてくる。

「大丈夫だって、なんか怪しくない?」
「わーかーる、だってさかちゃんとつっきー前から付き合ってるっぽかったもんね」

聞こえてるよ~とは言わない、逆に恥ずかしくなるからだ。ちなみに僕は皆から「つっきー」と呼ばれ、栄は「さかちゃん」と呼ばれている。

どうやら僕は1時間ほど寝てたらしく、もう月が出てきて太陽が沈みかけている。
で、肝心のクリスマスパーティーは僕が寝ている間に、終わったそうだ。で、今はあと片づけ中、栄はその前に僕を起こそうとしてここに来て、うなされてる僕を見かけたと言う。

「私、つーくんがうなされてるから心配しちゃって友達呼んできちゃったの、なんかごめんなさいね?」
「ううん、別にいいよ」

その日は僕は栄の家に泊めてもらい、別々の部屋で寝た。

作品名:永遠の冬休み 作家名:DG4