永遠の冬休み
―――翌日
昨日、あの後僕は栄にクリスマスパーティーに呼ばれ、準備があるからとかで家に帰ってしまった。しかも帰るとき、「また明日ね?」とほっぺに軽くキスされた。で、家に帰って部屋で悶えてた。おまけにうれしすぎて寝たのは深夜3時くらい。
「做~?栄ちゃんから電話よ~」
「は~い」
僕はなぜかわくわくも緊張もしている、彼女になった栄に何話せばいいかとか、僕はそんなことしか考えてないからだ。
「「もしもし?つーくん?」」
「う、うん」
電話越しでも緊張する、最初声聞いた時、栄というより彼女という言葉が頭をよぎった。
「「あのね、今日、パーティーに来るじゃない?その時みんなに私たちが付き合ってることを言おうかなと思ってるんだけど・・・いいかな?」」
「別に良いんじゃないの?結婚するわけじゃないし」
「「け、結婚!!??」」
電話越しでも分かる、栄は絶対顔真っ赤っ赤だ。そして僕も言って顔が赤くなるのが分かる。
「「ななななななな何を言ってるの!!!???」」
「お、落ち着いて!ぼ、僕が言いたいのはべ、別に付き合ってくらいで言う必要なないということだよ!?」
僕はなんとか栄を落ち着かせ、話を元に戻させた。だが恥ずかしがりの栄は小1時間ほど説明をし、僕はパーティーに遅れてしまった。僕なりにまとめると要するに栄は明日、僕とクリスマスデートをしたいらしい。