あいちゃん
おかっぱのあいちゃんはお姉ちゃんのお下げがうらやましくて仕方がありません。
おねえちゃんの髪は毎朝、おばあちゃんがきれいな三つあみに結っています。
お母さんやおばあちゃんに自分も髪をのばしてお下げにしたいと言っても、似合わないからと言ってとりあってくれません。
おねえちゃんは、そんなあいちゃんをとくいげに見ながら「ふふん」とわらうと、お下げをゆらして楽しそうに学校へ行くのです。
あいちゃんはといえば、おばあちゃんがささっとくしでなでつけておしまいです。ぜんぜんおもしろくありません。
だからあいちゃんはいつもふきげんな顔で保育園にいきます。おばあちゃんは決まって言いました。
「あいちゃん、そんなふくれっつらをしていたら、ヘンな顔になっちゃうよ」
おねえちゃんの髪は毎朝、おばあちゃんがきれいな三つあみに結っています。
お母さんやおばあちゃんに自分も髪をのばしてお下げにしたいと言っても、似合わないからと言ってとりあってくれません。
おねえちゃんは、そんなあいちゃんをとくいげに見ながら「ふふん」とわらうと、お下げをゆらして楽しそうに学校へ行くのです。
あいちゃんはといえば、おばあちゃんがささっとくしでなでつけておしまいです。ぜんぜんおもしろくありません。
だからあいちゃんはいつもふきげんな顔で保育園にいきます。おばあちゃんは決まって言いました。
「あいちゃん、そんなふくれっつらをしていたら、ヘンな顔になっちゃうよ」