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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

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 むろん美奈恵は処女ではない。しかし、健吾とほんの数度、淡い交わりしか経験していない彼女の身体は殆どそれに近いものがあった。だが、剛史は信じられないほど大きな彼自身で膣奥を幾度も激しく突いた。
 その度に堪え切れないほどの激痛が襲ってきて、美奈恵は涙を振り散らしながら痛いと訴えた。
 それでも女体は貪欲であり順応性に富んでいる。美奈恵はやがて大きな苦痛の果てに、これまで経験したことのない絶頂を迎えた。絶頂を迎えた彼女自身の身体は飲み込んだ剛史の剛直をきりきりと締め上げ、剛史の放つ精を余さず取り込もうとした。
 美奈恵の蜜壺が彼を締め上げる度に、信じられないような痛みと相反する気持ち良さがやってくる。果てしなくやってくる快楽と苦痛の狭間で翻弄され続け、美奈恵はやがて意識を失った。
 
 意識を取り戻した時、美奈恵は剛史の腕に抱かれてベッドにいた。剛史も裸で、二人とも当然ながら何も身につけていない。
 剛史はずっとそうしていたのか、美奈恵の髪を撫でながら寝顔を見ていたようだった。
「―あ、私」
 声を出そうとしても、上手く声が出せない。身体全体がまるで自分のものではないかのように重く、声は嗄れている。
 剛史が苦痛を堪えるような表情で美奈恵を見た。
「ごめんな。辛かったろう」
 美奈恵の髪を優しく撫でる手は限りなく優しく、その瞳もいつもの彼のように凪いでいる。
―いつもの剛史に戻ってる。
 そう思った途端に安堵して、涙が出た。
「痛かった」
 剛史の広い胸に頬を当てて訴えると、剛史が少しだけ笑った。
「済まない。お前、想像以上に良い身体してたんで、つい歯止めがきかなくなっちまってさ。それに、バージンじゃないっていっても、まだ狭かったもんな。だから、余計に辛かったんだと思う。今度からはもう少し優しくするから」 
 美奈恵はまた泣きそうになった。
「また、あんなことをするの?」
「うん」
 剛史が迷いなく頷いたので、美奈恵は泣き出した。
「いや。もう、したくない」
「今度は痛くしないから」
「もしかして、これから?」
「うん」
 美奈恵は剛史の胸に顔を伏せて泣いた。
「今夜はもう許して。まだ痛むんだもの。無理だよ」
「絶対に痛くしない。約束するから、俺を信じて」
 剛史はそう言うなり、身を起こし美奈恵を抱き上げた。
 二人とも全裸なので、嫌でも剛史の下腹部も眼に入ってくる。美奈恵が意識を手放す前に少なくとも三度は達しているはずなのに、剛史の下半身はもう隆と屹立して天を突いていた。
 それを見た美奈恵は恐怖とショックでまた可愛らしい顔を泣きそうに歪める。 
「どこに行くの?」
 抱きかかえられたまま不安げに問うその表情はまるで迷子になった幼い子どものようだ。剛史は愛おしさが込み上げてきて、美奈恵を安心させるように微笑みかけた。
「さっき運動して汗をかいたろ? それに、俺やお前の液で身体もべたついてるだろうしな。だから綺麗に俺が洗ってやる」
「お風呂に入るの?」
「ああ」
 浴室に入った彼は美奈恵を壊れ物を扱うように慎重な手つきで床に降ろす。少なくとも、その手つきだけからすれば、先刻のように粗暴に扱われることはないようだと少しだけ安堵する。
 既にバスタブは泡で一杯になっていた。
「今から気持ちよくしてやるからな」
 剛史は優しく耳許で囁き、貝殻の形をした石鹸トレーから石鹸を取り上げた。湯を使ってたっぷり泡立てると、ほのかな薔薇の香りが狭い浴室中にひろがった。
 何をされるのかと怯える美奈恵の身体に剛史は泡立てた石鹸を丁寧に塗り立てていった。もちろん、乳房や下腹部も丁寧に塗っていく。
 今の美奈恵の身体は物凄く感じやすくなっている。殊に何度も剛史に吸われ揉まれ続けた乳首や彼の剛直で貫かれた蜜壺は敏感になっていた。なので、ほんの少しの刺激だけで反応し、淫らな熱が身体中に点ってゆく。
 剛史はそのことを十分承知しているはずで、わざと感じやすい乳首や蜜壺に石鹸をたっぷりと塗りつけて愛撫を施していった。
 殊に蜜壺に石鹸をつけた二本の指を深く挿し入れられかき回されると、堪らない愉悦が子宮の奥からせり上がってくる。
「お前のここ、薔薇の匂いとお前の蜜の匂いでむせかえるようだぞ」
 クチュクチュと蜜壺を嫌らしくかき回されながら耳朶をねろりと舐められ、美奈恵はまた軽い絶頂に達した。
「あっ、くぅん、あぁ―」
 耳を塞ぎたくなるような艶めかしい喘ぎ声をあげながら、美奈恵は蜜壺深くまで挿入された剛史の指をきつく締め上げた。
「どうだ、今のは痛かったか?」
 その問いに、美奈恵は真っ赤になって首を振る。痛いどころか、正直、気持ち良かった。石鹸のぬめりを借りていたせいか、痛みもまったく感じられず、むしろ感じたのは快感ばかりだった。
「じゃあ、これは?」
 また一段と大きさを増した彼自身で膣口をつつかれ、美奈恵は恐怖に顔を引きつらせる。
「そんなに大きなものは入らないと思うけど」
 耳許で剛史が忍び笑った。
「大丈夫、赤ん坊が生まれてくる場所だぞ。これくらい何ともないさ」
 言い終わらない中に美奈恵の身体は反転させられ、剛史が彼女を後ろから立って抱きかかえる体勢になる。そのままで剛直の切っ先が蜜口に押し当てられた。
「止め―」
 美奈恵に叫ぶ暇も与えず、背後から滾り切った熱棒でひと息に蜜壺最奥まで深く刺し貫かれた。
「?」
 美奈恵は首を傾げた。恐れていた痛みは何もない。後ろから美奈恵を抱きすくめた剛史が含み笑った。
「だから言っただろ? よし、動くぞ」
 声とともに剛史が少しずつ動き始めた。真っすぐに腰を打ちつけるだけでなく、あるときは腰を回したり、抜けそうなほど引き抜いておいて一挙に刺し貫いたりと多彩な動きを繰り返す。
「あっ、あっ、ううっ、あーっ」
 美奈恵はもう彼の動きに翻弄されっ放しだ。しかも彼に蜜壺を烈しく突かれると、気が狂うのではないかと思うくらい気持ち良いのだ。
「ほら、こうしたらもっと気持ち良いぞ?」
 剛史が囁きながら、またしても指を蜜壺に挿し入れる。もちろん、彼自身もまだ胎内深く納まったままだ。
「剛史、そんなに挿れたら、壊れちゃう」
 美奈恵は怯えて必死で訴える。だが、剛史は余裕だ、彼女の哀願には頓着せず、ただ笑っているだけ。
「大丈夫だって」
 指は更に増やされ、数本の指と彼自身が美奈恵の蜜壺に入っている。その状態で剛史は更に動きを強め音がするほど烈しく背後から美奈恵に腰を打ちつけてきた。
 剛史が美奈恵の膣口の最も感じやすい花芽を指で摘んで捏ね回した。同時に烈しく腰を打ちつけながら剛直を抜き差しする。
「くふん、ああっ、あーっ」
 ついに美奈恵は五度目の絶頂を迎えた。今回の絶頂はひときわ烈しく瞼には閃光がひらめき、身体中を微弱な電流が駆け巡っていくほどの快感だった。危うくまた意識を飛ばすところであった。
 美奈恵が達したのとほほ同時に剛史も達し、熱い飛沫が膣の複雑に入り組んだ幾重もの襞にじっとりと滲み込んでゆくのも気持ちが良い。美奈恵は彼が放出する液を貪欲に膣壁から吸収しながら、鋭い快感の余韻に浸った。
「あぁ―」