10番目の呪い
イカさんは大声で言うが、返事は「のー」だった。
だが。
[貴殿の頼み事は聞かんが、そなたの体の持ち主から頼みならば、俺様の力を貸してやっても構わない」
イカさんはすぐさま俺と入れ替わり、俺は理由を聞いた。
[貴殿の中の奴は俺様の兄弟だからだ、しかし貴殿は俺様の仕えた生まれ変わりだからだ]
俺は内心驚いたが、それ所ではないので俺は改めて仲間になってくれと頼んだ。
それと俺の器が10番目であることも伝えた。
[よろしい、俺様、イチルドン=アンデスは今一度親方様に仕えるとする。がひとつ条件がある]
イチさん(今命名)は紙の姿で、イカさんが初めに人の形になったように人の形になり、イカさんを俺の中から引きずり出すと同時にイカさんは、幽霊みたいになっていた。瞬間俺の意識が飛ぶ。