10番目の呪い
するとタイヤが俺の方向に向きを変え、突進してくる。まるでサンダ―マスクに出てきたアレのようだねぇ~あははは!
イカ…なんとかが俺のことを叩くと俺は我に返ったが、時すでに遅し。右腕がタイヤに引き込まれ、右腕がなくなっていた。
だが不思議と痛くなかった、というより傷(?)口から血の代わりに白いガスがどんどん出て行っている。
「なぁ!イカなんとか!これって何?」
「ソレハアトダ!モウ一回来ルゾ!今度避ケナカッタラ死ヌゾ!」
タイヤは今度はトドメに来たのか俺の真正面からすごいスピードで来た。
だが今回はイカなんとかが俺を押して避けさせてくれた。
「家ノ中ニ入レ!」
「ひぃ!」
俺は死に物狂いで家の中に入り鍵を掛けまくった。
「ドケ!」
イカさん(今命名)は俺と姉のベッドを担いで、ドアの前に投げた。
「フゥ、トリアエズ今ハ家ノ中ノ方ガ安全ダ」
後で気づいたが、[今は]てなに?