ヘリテイジ・セイヴァ―ズ ノベルゲームシナリオVer.
※「何だよ」を選んだ場合※
【光大】「何だよ。眠いから後にしてくれ」
※花楓の立ち絵を表示。不満
【花楓】「あっ、そう。……こうちゃんがこんなにだらしないなんて思わなかったわ。わたしの作ったクッキーも欲しくないってわけね!」
【光大】「く、クッキー!?」
※花楓の立ち絵を表示しない
クッキーという言葉に反応して、俺はすぐに起き上がる。
すぐにカエの右手に目がとまった。
※すぐにCGが切り替わる
■宮島 宮島総合文化高校1F 3年1組の教室 ピンクの小さな袋 夏 朝
※このシーンはCGで表現するため、立ち絵を表示しない
あのピンクの袋から甘くて香ばしい、宮島の名産物である「もみじまんじゅう」に匹敵する、お手製のクッキーの匂いが……!
※すぐにCGが切り替わる
■宮島 宮島総合文化高校1F 3年1組の教室 夏 朝
【光大】「ま、待て、それだけは」
※花楓の立ち絵を表示。そっぽをむく(目を瞑っている)
【花楓】「フンだ。知らない!」
プイ、と顔を横に向けるカエ。相当拗ねているみたいだ。
まずい、この状態の彼女は、謝るまで何も喋ってくれない。
このまま気まずい空気で夏休みを過ごしたくはないし、好物のクッキーが食べられなくなるのも地獄だ。
ここはひとつ、カエという女王様に許しを乞うておかなければ……!
【光大】「ごめん、カエ! もう、そんな態度取らないから、な! この通り!」
きっちりと体を45度傾け、両掌を合わせ、精神誠意をこめて謝罪する。
※花楓、そっぽをむく(目をあけている)
【花楓】「じゃあ……もう二度としない?」
ちらっと俺を一瞥。
【光大】「ああ! 誓う、誓う!」
俺は女王様につき従う下僕のように、誓約する。
※花楓、そっぽをむく(目をあけている)
【花楓】「分かったわよ。じゃあ、はい」
※花楓の立ち絵を表示しない
ピンクの袋を俺に差し出してくれた。
俺はそれを受け取り、
【光大】「ははーっ! ありがたき幸せ!」
花楓様に最大限の感謝を告げた。
※花楓の立ち絵を表示しない。苦笑
【花楓】「大袈裟なんだから」
受け取る光大の態度に、花楓は思わず苦笑する。
※共通ルートへ進む
作品名:ヘリテイジ・セイヴァ―ズ ノベルゲームシナリオVer. 作家名:永山あゆむ