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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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ヘリテイジ・セイヴァ―ズ ノベルゲームシナリオVer.

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   ※「何だよ」を選んだ場合※

【光大】「何だよ。眠いから後にしてくれ」

   ※花楓の立ち絵を表示。不満

【花楓】「あっ、そう。……こうちゃんがこんなにだらしないなんて思わなかったわ。わたしの作ったクッキーも欲しくないってわけね!」
【光大】「く、クッキー!?」

   ※花楓の立ち絵を表示しない

   クッキーという言葉に反応して、俺はすぐに起き上がる。
   すぐにカエの右手に目がとまった。

   ※すぐにCGが切り替わる

■宮島 宮島総合文化高校1F 3年1組の教室 ピンクの小さな袋 夏 朝

   ※このシーンはCGで表現するため、立ち絵を表示しない

   あのピンクの袋から甘くて香ばしい、宮島の名産物である「もみじまんじゅう」に匹敵する、お手製のクッキーの匂いが……!

   ※すぐにCGが切り替わる

■宮島 宮島総合文化高校1F 3年1組の教室 夏 朝

【光大】「ま、待て、それだけは」

   ※花楓の立ち絵を表示。そっぽをむく(目を瞑っている)

【花楓】「フンだ。知らない!」

   プイ、と顔を横に向けるカエ。相当拗ねているみたいだ。
   まずい、この状態の彼女は、謝るまで何も喋ってくれない。
   このまま気まずい空気で夏休みを過ごしたくはないし、好物のクッキーが食べられなくなるのも地獄だ。
   ここはひとつ、カエという女王様に許しを乞うておかなければ……!

【光大】「ごめん、カエ! もう、そんな態度取らないから、な! この通り!」

   きっちりと体を45度傾け、両掌を合わせ、精神誠意をこめて謝罪する。

   ※花楓、そっぽをむく(目をあけている)

【花楓】「じゃあ……もう二度としない?」

   ちらっと俺を一瞥。

【光大】「ああ! 誓う、誓う!」

   俺は女王様につき従う下僕のように、誓約する。

   ※花楓、そっぽをむく(目をあけている)

【花楓】「分かったわよ。じゃあ、はい」

   ※花楓の立ち絵を表示しない

   ピンクの袋を俺に差し出してくれた。
   俺はそれを受け取り、

【光大】「ははーっ! ありがたき幸せ!」

   花楓様に最大限の感謝を告げた。

   ※花楓の立ち絵を表示しない。苦笑

【花楓】「大袈裟なんだから」

   受け取る光大の態度に、花楓は思わず苦笑する。

   ※共通ルートへ進む