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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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ヘリテイジ・セイヴァ―ズ ノベルゲームシナリオVer.

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   ※紅の神玉となった火奄、光る

【火奄】『まずは化身達を集結させてほしい。我らが集まれば、負の根源を除去できるはずだ』
【光大】「わかった。探してみせるよ」

   ※紅の神玉となった火奄、光る

【火奄】『期待しておるぞ』

   ※紅の神玉となった火奄の立ち絵を表示しない
   ※ボロボロの乙愛、驚く

【乙愛】「あっ……」

   ※すぐにCGが切り替わる

■空間の狭間(インタスティス) 紅の神玉、光大の手のひらに乗る 黒紫色の空間

   ※このシーンはCGで表現するため、立ち絵を表示しない

   紅の神玉は、ゆらゆらと俺のところへ近づく。
   俺はとっさに手を出す。
   神玉は手のひらに乗り、帯びていた紅い光は消えた。眠りについたのだろう。

   ※すぐにCGが切り替わる

■空間の狭間(インタスティス) 全景 黒紫色の空間

   ※ボロボロの乙愛の立ち絵を表示。微笑む

【乙愛】「五聖神が私たちの味方になるとは……心強いな」
【光大】「ああ」

   この託された思い、必ず果たして見せる。
   最後まで……必ず!

【光大】「じゃあ改めて。同じ志を持つ者同士、よろしくな、乙愛」

   俺は乙愛に手を出す。
   こういうときは、しっかり握手すべきだと思った。仲間として。
   乙愛は一瞬ためらうが、俺を見て。

   ※ボロボロの乙愛、微笑む

【乙愛】「あ、ああ、よろし」

   ※ボロボロの乙愛、苦しい

【乙愛】「くっ……うっ!」
【光大】「乙愛!?」

   ※ボロボロの乙愛の立ち絵を表示しない
   乙愛は光大の手を固く握った瞬間、膝をついた。

【光大】「お、おい、大丈夫か?」

   ※立ち絵を表示しない

【乙愛】「心配な、い……くっ!」

   意地を張るが、立ち上がることができない。
   まったく、威勢だけはいいんだから。
   はあ……。

【光大】「しょうがないな。おぶってやるから」

   俺は乙愛の前にしゃがみ、前傾姿勢を取る。

   ※ボロボロの乙愛の立ち絵を表示。照れる

【乙愛】「わ、私は、そんな年齢じゃないぞ!」
【光大】「いいから! そんな身体じゃロクに動けないんだからよ。おまえを連れて帰るには、これしかないだろ」

   ※ボロボロの乙愛、照れる

【乙愛】「うう……わかったよ」

   ※ボロボロの乙愛、不満

【乙愛】「ただし、失礼なコトを言ったら、お前をぶっとばすからな」
【光大】「い、いうわけないだろ! さあ、早く」

   ※乙愛の立ち絵を表示しない

   乙愛はゆっくりと俺の両肩に手を乗せる。

【光大】「よいしょ……と!」

   俺は、少しずつゆっくりと立ちあがる。

   ※すぐにCGが切り替わる

■空間の狭間(インタスティス) 乙愛をおんぶする光大 ゲート解除 黒紫色の空間

   ※このシーンはCGで表現するため、立ち絵を表示しない

【乙愛】「ど、どうだ?」

   首に乙愛の息が当たる。

【光大】「へ?」
【乙愛】「だから、その……」
【光大】「なにが言いたいんだよ。別になんともないぜ」
【乙愛】「別にって……どういうことよ!」
【光大】「あのなあ……失礼なことを言ったらぶっとばすっていったのは誰だよ」
【乙愛】「何? なんか卑猥なことを思っていたのか?」
【光大】「そ、そんなわけないだろ! それよりも、早くここから出させてくれよ。解除しないと、ずっとこの景色なんだろ?」
【乙愛】「まったく……せっかちなヤツだな」
【乙愛】「時空管理時計(タイムシフト)、閉鎖空間解除(フィールドアウト)!」

   ※白い扉が現れる音

   彼女がそう唱えた瞬間、白い扉が現れた。

【光大】「おお……」
【乙愛】「さあ、帰るぞ」
【光大】「ああ」

   白い扉の中へと入っていく。

【光大】「うわっ!」

   眩しいほどに真っ白な世界に、俺と乙姫は吸い込まれていった。

   ※フェードアウト

   ※数秒ウェイト
〈第三章:立ち向かう勇気……終わり〉