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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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ヘリテイジ・セイヴァ―ズ ノベルゲームシナリオVer.

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   ※「あんたの名前は?」の場合※

【光大】「じゃあ、あんたの名前は?」

   ※謎の女性(乙愛)の立ち絵を表示。考え込む

【謎の女性】「うーん……」

   ※謎の女性(乙愛)、微笑む

【謎の女性】「……だったらその前に、名前を教えてくれないか?」
【光大】「へ? 俺から?」

   ※謎の女性(乙愛)、考え込む

【謎の女性】「そう言っているが?」

   え?
   世間では、人に名前を尋ねるときは、まず自分からじゃなかったか?
   まあ、いいけど。

【光大】「分かったよ」

   とりあえず年上っぽいし、ここは素直に言うことを訊かないとな。

【光大】「菅原光大、だ」

   ※謎の女性(乙愛)、考え込む

【謎の女性】「ほう、菅原か。ん? ということは……」
【光大】「ああ。厳島神社内の天神社に祀られている、菅原道真の遠い親戚にあたるよ。
【光大】「亡くなったじいちゃんが言っていたから、そうだと思う」

   俺のじいちゃん――菅原善成は、ひいおじいちゃんに当たる、じいちゃんの父さんから、そういう話を何度も訊かされたって言ってた。
   それに、道真の古い文献や資料もウチに残っているから、そうだと思う。

   ※謎の女性(乙愛)、嬉しい

【謎の女性】「そうか。いやあ、世間狭しとはまさにこのことだな。私も宮島の古い偉人の子孫なのでな。親近感が湧いたよ」
【光大】「そりゃあどうも……」

   ※謎の女性(乙愛)、通常

【謎の女性】「では改めて。私の名前は佐伯乙愛。乙という字に愛で、おとめ、だ」

   ※謎の女性が【乙愛】に変わる
   ※乙愛、考え込む

【乙愛】「なぜか知らんが、当て字を使った名前が主流になっているからな」

   ※乙愛、微笑む

【乙愛】「でも、家族がつけてくれた名前だ。私は気に入っているよ」
【光大】「そっか」

   ――なんだ、刺のあるような男っぽい喋りかたの割には、可愛らしい名前じゃないか。
   響子とか深雪とかエリカとか、いかにも『お嬢様』と呼びそうな名前とこの口調、おまけに戦う? こともできる。
   ミックスすれば貴族と庶民の差だ。まず喋れないだろうな。
   ――うん、これなら大丈夫だ。

【乙愛】「よろしくな、コータ」
【光大】「ああ。よろしく、乙愛」

   ※先に「どこから来たんだ?」を選んだ場合、「3サイズは?」の選択の有無にかかわらず、フェードアウトして共通ルートへと進む。

   ※「どこから来たんだ?」を選んでない場合、乙愛の立ち絵が消え、「どこから来たんだ?」と「3サイズは?」の選択肢を表示する。

   ※先に「3サイズは?」の選択肢を選んだ場合、乙愛の立ち絵が消え、「どこから来たんだ?」という選択肢のみ表示する。