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洟木宅にて

「たっだいまーー!!!!」
ハナ坊は元気よく言うのに対しハルは
「へーへーへーひーー。おじゃま・・・しますはーーーはーーー」
と息を切らしていた。
理由は簡単。
ハナ坊がハルの後ろに乗っかったから。しかも洟木宅までの道のり、約3㌔でそれまでは険しい山道。そんな中洟木宅は山奥にあるのでハルが息を切らすのは当然すぎる・・・らしい。
「へっ!情けないなハルは。それでも大人なの?」
「誰の・・・せいだと・・・思ってんだ・・・」
もう何言ってるか分からないくらい息が切れているハル。それに比べてハナ坊は体力が有り余ってるのか、なぜか野球のバットを外でブンブン振っている。
「実~!ごはんできたわよー!」
「はーいかあちゃーん!」
唯一ハナ坊を実と呼ぶのは、ハナ坊も言った通り洟木実の母、洟木椿(はなきつばき)という25歳である。ちなみに自分が男だと思うなら一発K、Oなほど美人である。
「あら、そこの御方はうちの家の前で何をやっていらっしゃるのかしら?」
椿は近くにいた御方(ハル)に上品に話しかける。それに対しハルはひざまずき椿の右手をとると
「それはあなたのような美しい方を探しに都会から参上しました。ちなみに実君から聞くところによると、あなたはいま独身というではありませんか!なら私があなたのフィアンセになってもかまわないでしょうか?」
そう!実はハルは極度の女好き!というか美人好き!実際ハナ坊の家に行く時、何人もの美女がいたのでもうハルは「ここで私は死んでもかまわない」とかいったそうだ。
だが不細工な女が近くにいると、「くっ!私はこんなところで死ぬのか・・・」とか言ってしまうそうだ・・・。ちなみ女が極度に美人が近くにいるとスイッチが入るそうです・・。
だが椿は若干引き気味で
「すみません。私あなたのような人は理解できません」
ときれーにハルを真っ二つにした。
「あれ?ハル?どうしたの?」
ハルはそのあと2時間は立ち直れなかったそうです・・・。
作品名: 作家名:DG4