彼女との日々
同年 7月13日
「好きです!!! 付き合ってください!!!」
ありきたりなセリフだが、フェリシアにそう告白した。彼女に告白するまでに3日もかかってしまった。そして、おれは、玄関に立つ彼女にバラの花束を渡す。
彼女は、戸惑っていた。いきなり告白されたのだから当然だ。よほど恥ずかしかったらしい彼女は、花束を床に落とし、家の中に閉じこもろうとした。
おれは勇気を出して、彼女にもう一押しした。思い切って、彼女の手を握ったのだ。すると彼女は、いてもたってもいられない様子になった。あまりの恥ずかしさに、おれから離れたくなったのだ。
だがおれは、彼女から離れたくなかった。彼女を安心させるために、包みこむようにしっかりと抱きしめた!