小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
未花月はるかぜ
未花月はるかぜ
novelistID. 43462
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

みつあみ

INDEX|2ページ/4ページ|

次のページ前のページ
 

夢の中で美和は、原っぱでお母さんと愛海と楽しくピクニックをしていた。
そこに熊がやってきて、美和とお母さんと愛海は逃げた。
美和は一人で逃げて、お母さんと愛海は手を繋いで逃げた。
美和は一生懸命お母さんと愛海の後を追った。

するとお母さんの姿が急に消えた。
良く見るとお母さんが立っていたところは崖で、
お母さんと愛海は、ぎりぎりで崖の先端に捕まっていた。

どちらかを先に助けなければいけない。

美和は咄嗟に落ちそうになっていたお母さんを助けた。
愛海はその時に崖から落ちてしまった。
落ちる間際に、愛海は美和の三つ編みを掴もうとした。

そこで、美和は目を覚ました。

以来、美和は三つ編みをすると熊に襲われるような気がして怖かった。
以来、美和は三つ編みが大機嫌いだ。
以来、美和はそんな自分が嫌いだった。

三つ編みを編まれる度に美和は、お母さんに隠れて三つ編みを解いた。
小学校のトイレの中で、美和はこっそり三つ編みを解くと泣いた。

今日もお母さんは、愛海がまだ寝ているのを確認すると、美和を呼んで三つ編みを編んだ。

優しい美和のお気に入りのお母さんの鼻歌。
背中から感じる温かい気配。
凄く嬉しいはずなのに、美和はそれが凄く怖くて泣いた。
もう小学校に行くまで我慢する事も出来なかった。
作品名:みつあみ 作家名:未花月はるかぜ