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Daybreak 〜その先にあるもの〜

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季節は秋。高校3年生。私達の高校は元々レベルの低い高校だから進路といっても就職か専門学校。大学を受けるとしてもみんな推薦。だから進路に関して楽観的な人が多かった。私は指定校推薦を狙って元々この高校にきたから面接だけで終わらせる予定だった。あ、ちなみに私の平均偏差値4.9。あり得ないよね。ほとんどの教科が5。というか、4がつく方が少ない。常に学年トップ。90点以上なんて当たり前で70点をとろうものなら、周りの友達やクラスメイト、先生までもが心配をするくらいのレベル。でもね、好きでこんな成績を取り続けてきたわけではない。「真面目で成績優秀の優等生」というレールに乗らされた。しかも行き先不明の特急列車。乗っかったら降りれなくなった。元々行き先も分からないから降りてもどこか分からない、降りる先は天国か地獄か。分からないから怖くて、乗り続けることに決めたのが高校1年生の夏。あーあ、早々に降りればよかった。