社会保障番号 Hiroko
「言わない方がいいことがあるでしょう」
私は体制側の人間である。政府を支持しているように振舞っているが、内部から、政府を壊滅しようと思っている。
ひろみは申し訳なさそうな表情をしていた。一切、言葉を伝えない。本の中に、ひろみみたいな女の子が政府に洗脳されないために、注意を促している。
私は、それまで何人かの女の子に、ひろみのような女の子に政府の奴隷になるための教育を鵜呑みしないように注意した。私、博子は命懸け。つい、キツイ調子になる。
作品名:社会保障番号 Hiroko 作家名:ぽめ