恋していいかな。
「私ここでなにしてんだろう。」
ぼーっと今日起きた事を振り返ってみたりする。
あれは夢?現実?まったくわかってない。
でも花火は終わった後だし、人もぞろぞろ帰っている。
やっぱり夢じゃなかったんだろうか。
そうよくわからずに私はお家に帰っていく。
家に帰ってもそれ以降でもあの人のことが忘れられなかった。
あの人は誰?
名前はなんだっけ?
ああ、もう!胸が苦しくてモヤモヤしてイライラする。
あの子が好き?
まさか!あんな少年を好きになるわけない!
なるわけ・・・ない?
そうだ。私好きなんだ。きっと。あの子のこと。
もう一度会いたい。神様、お願いだから名も知らないあの子に会わせてください。
そんな願い。届くわけない。
そんなもやもやしながら2学期が始まった。
サツキ「おはよ!莉央!!」
莉央「おはよー!」
サツキ「莉央、なんか最近悩んでる?」
莉央「え?なんで?」
サツキ「なんかさえない顔してるからw」
莉央「いや、なんも悩んでないよ。」
サツキ「そう?」
莉央「もうサツキはそういうのすぐ見つけるんだから!」
サツキ「何年友達やってきてるとおもってるの?w」
莉央「そういえばそうだねー!w」
そういいながらいつも通り2人で笑いながら学校へ行く。
そういえば、サツキにはいとこって嘘ついちゃったっけ。ごめんねサツキ。
そして教室にはいるとみんながざわついてる。
朝なのになんでこんなに盛り上がってるんだろう。
夏休みの思い出でも話してるのか。
思い出・・・・・
私のバカ!何思い出してるんだ私!!
そしてチャイムがなりそのざわめきのなくなり皆席につき
先生がはいりいつものホームルームが始まる。
先生「今日は転校生が家のクラスにきたので紹介します!」
ガラガラと戸があくと同時にみたことある顔が目に映る。
え。ウソでしょ。
先生「じゃあ自己紹介して。」
大上太一「おおがみたいちです、この間の夏休みのときに引っ越してきました。皆と仲良くなりたいのでよろしくお願いします」