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麻生 優雨
麻生 優雨
novelistID. 46174
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恋していいかな。

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お祭りの日がきた。
私はサツキとお祭りにいくことになっていた。

なので朝は早起きして着替えて美容院に行った。

「どういう髪にしようかな~・・・・・。」
そんなことをつぶやきながら私は美容院まで向かった。

そして浴衣に合う髪型にしてもらった。
なんか黒髪だからちと違和感があるんだけど・・・・とかおもったり。

さてと、きつけてもらうか。
「お母さん?浴衣手伝って!」
「いいわよ。ちょっとまってね。」
お母さんにきつけてもらわないとわかんない。そんなに着ないしね。
白とピンクのキレイな浴衣を着つけてもらう。
黒い髪に白い浴衣はとても似合う。

「はい!いいわよ!かわいくなちゃって^^」
「う、うるさいな・・・・///」
「はいはい^^じゃあ気をつけて行ってきなさいね」
「はーい!」
元気に返事をして私は下駄をはき、サツキと待ち合わせにしてるとこまで向かった。

やっぱり周りは浴衣を着た可愛い女の人ばっかだ。
そしてカップルも歩いている。なんて羨ましい。
辺りはすっかり夕暮れもさめ、夜の暗さとかわっている。
その中提灯の光と、太鼓の音色、そして祭りの騒がしさで
今日はいつもとちがくにぎやかだ。

私は神社についた。
「サツキ待った・・・・・・えっ?!?!?!?」
私は驚いた。サツキの隣に見知らない男の人がいるのである。
「あはは莉央!もうおそいよー!」
「遅いよー!じゃないよ!どうしたの?その・・・・」
「ああこの人?この人は私の彼氏!////」
「っていつの間に彼氏できたんだーー!!!!@@」
「いやー夏休みバイトしてたら彼にこくられちゃってさ」
「そうなんだー!お歳はいくつなんですか?」
「2歳上だよ!」
「ええ!!まあサツキらしい」
「じゃあいこっか!」

いきなりのことで私は驚いた。
サツキに彼氏ができるなんて。あんなに男はダメだとか言ってたくせに。
お祝いしたい気持ち半分、悔しさ半分な気持ちでいた。
まさか親友が内緒で付き合うなんて。いいな。私も彼氏ほしい。
でもサツキは幸せそうだった。
彼と手を繋いで、べったり甘えてて
わたがしたべさせてもらったり。彼氏さんは私に気を使ってるのか
お腹空いた?とかきいてくれるけど。
まあそんなささいな優しさにサツキは惚れたんだな。
2人の後を歩くのがなんか申し訳なく感じた。
私は場違いなとこにいるのだとおもった。

「サツキごめん!ちょっとお手洗いいってくるね!(^^;」
「うん!じゃあ待ってるよ!」
「うぅん!いいよ!用がすんだら電話するから2人でまわってて!」
「そう?じゃあお言葉に甘えて~」

そう言って私は嘘をついた。
いてもたってもいられなかったからだ。
トイレとは別なところに私はむかった。神社の舎利殿。
祭りをしてるとこより奥にあって人気が少ないとこだ。
ふらちなやからがたまに使うとかいう噂もあるけど。
そんなことは今は気にしてる場合じゃなかった。
そして私は一人ぽつんと舎利殿の床に腰かけたのであった。
作品名:恋していいかな。 作家名:麻生 優雨