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脳みそ vs 親指

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「落ちてきそうだな…。」

そう判断した脳みそは
活性化してるときならば
瞬時に「手をどけろ!」と命令し
それを受けた親指も 機敏な動作で
難を免れようとするのだろうが
なんせ酸素不足のせいか
「手をどけたほうがいいかもよ?」程度で
その命令が親指にうまく伝達せず
その光景をヒトゴトのように見ていた目ン玉に
「どうしようかなぁ…?」
と問いかけてるうちに、ついに鍋は崩れ落ち
そのサマをコマ送りで見ている親指を直撃した。
作品名:脳みそ vs 親指 作家名:遊花