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放課後キッチン
放課後キッチン
novelistID. 46020
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DANGER☆LIFE

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少女「!!、し、しらないわよ!! 私の子どもなんかじゃないわよ!」

その少女の表情になにかを感じとる

(・・・このおなご、赤児を・・・)

エマ「赤児をここにあずけてるというより捨てたのか」

少女「!!」

青ざめる少女、どうやらこの子が生んだばかりの捨てたみたいだ
その理由をきく

少女はたくさんの男性と関係がありだれの子供かわからない
妊娠はしたものの中絶費用は手に入らなかったため
誰にも相談することができず自室で出産
生まれたのはいいが育てるのがイヤなため捨てに来たと語る

エマ「それでは赤児がかわいそうじゃないか?」

少女「ねえ、だまっててくれない?、そうすっと助かるんだよね?」

エマ「・・・このままだと死んでしまうぞ」

少女「いいじゃん、死んじゃっても」

エマ「??」

少女「産まれてきたいってコイツがいったわけじゃないでしょ?、
わかんない?」

エマ「・・わかんない、赤児がおなかすいたと泣いているだろう」

少女「関係ねーよ!」

その赤ちゃんは血まみれのTシャツにまみれ次第に泣き声がちいさくなる
命の灯火がきえるのを感じとる

(このままでは赤児はきえてしまう・・・)

やさしく抱き上げその少女に力の限りなぐりつける

少女「いった!!!、なにすんのよ!!」

エマ「母親が育てんとだれがそだてるんだ!」

少女「あ?、コイツが言ってんの?
言ってんじゃないじゃん!!」

エマ「・・・じゃあ赤児の意思で決めていいんだな?」

その赤児を床に置き右手を赤児に
左手を少女にかざしなにかを唱える

すると少女の表情が変わる
さっきまでの険しい表情から一点純真無垢になる

エマ「その子の魂とおまえの魂を入れ替えた、その赤児にきめてもらう」

赤ちゃんになった少女は空腹のため泣き叫ぶ
だが助ける人がいない
母親になった赤ちゃんはそのすがたを見つめある行動をとる

なにもできない赤ちゃんはすこしづつ拙い動きでその母に近づく
おなかが空いているであろう母になにかしようと必死にもがく

母(赤ちゃん)「あー、あー!」

少女「あ・・・、あ・・・・あ・」

うっすら涙をうかべ母親を抱きよせる赤ちゃん
その少女の次第に泣き声がちいさくなる

大粒の涙をながし小さい生命に自分の母乳を捧げる少女

母は自分の子どもを一生をかけ育てる決意をする

その少女になけなしの100円を差し出し援助する

エマ「これがもってる全財産だ、もっていけ」

エマに一礼しその場をでる

おなかは空いているけど気持ちは満たされた
家に帰る帰路の途中でその親子のことを何度も考える

エマ(辛いことがあってもあの親子ならなんとかいくかな・・?)

家に帰ると孝が帰っている
その話をしても信じてもらえないエマ

更に最近の散財について触れ

しばらくお小遣いもらえないことになり後悔する



日々精進、勉強するの巻



エマが孝の家に来てからはや半月

テレビのテロップの文字が読めないため勉強に勤しむ姿がある
午前中はカタカナ、ひらがなの書き取りは習得
現在は必須漢字にとりかかる

現代漢字とエマのいた時代では意味が違うものもあるためすこし苦労する
ともあれだいぶ理解してくる

愛読書は孝がすすめるマンガでわかるシリーズ
(これなら絵がついてひらがな読めれば勉強できるからね)

英語は由貴から

算数は孝が問題集をみながら教える

勉強はそんなにキライじゃないエマ

誰かがそばについてくれるのもあるが
(500年間1人だったからうれしい)
何より知識がつきわからないことが理解できて嬉しいという

子どもと遊びコミュニケーションを

前回の事件(赤ちゃんの話)で道徳を学ぶ

そんな日がな一日勤しんでる時にあることも学んでしまう

___朝、キッチンにて

一同「いただきます」

手を合わせ朝食をいただく

規則的な生活を送ってほしいとの由貴の提案
みんなが揃うときは必ず集まって食事をするように心掛ける

三人は食事を作るがほとんど孝が作る
(由貴とエマは料理は苦手)
エマはなれない手つきで包丁を握りしめ ざく切り程度はできる

しかし由貴は・・・冷蔵庫の出し入れ担当
(書きだすとながくなるので割愛、お手伝いさんがやってたと理解してください)
そんな中エマが由貴にはなしかける

エマ「きのうのドラマおもしろかった、
 布団ではだかになり子ども作るところみた?」

由貴「・・・・」

顔を赤らめる由貴

エマ「夜中におっぱい丸出ししてる人はなにしてるんだ?」

孝「・・・・」

説明ができない孝

夜遅くのテレビはエマに説明のないまま禁止になりました

・・・・そういえば最近のテレビって過激な性描写はあっても
上半身ハダカどころか下着姿もない
なんでなんですかね、




密かな幸せ(ヴァックフル)



大自然、それはすべての生き物の源__

今回は仕事のことをわすれて孝一行はキャンプに赴く

由貴も孝も海外での生活がながくアウトドアといえばキャンプ

動物園もすてがたいが住んでる地区の動物園は種類が少なく物足りない
(平川さん、スミマセン!!コアラってこの時代いましたっけ?)
本格的なサファリパークなら大迫力で大好きでいくそうで

映画もキライではないのだが人混みが苦手な三人

大自然にふれたい!、エマの提案で今回はキャンプ場に決定

エマ「おさかな取り放題?、釣り堀?」

由貴「わたしはカレーつくるからね」

エマ「カレー?、わーい!」

河で釣りをしようとする孝に興味津々のエマ

由貴は定番のカレー作りにいどむ

カレーが好きなエマはお魚のことなどどこ吹く風

魚釣りのことなど忘れている
(うちにはカレーキライがいるためハヤシライスになる)

川のせせらぎに静かに釣りをする孝
静寂だけがこだまする

孝「・・・しずかだと落ち着くな・・・」

そこは秘境、一般客は何処にもいない
たまに地元の住民が訪れる

エマ「鮎つれるんだろ?、しってるぞ!」

孝「・・・しずかに、さかながにげるだろ・・」

エマ「し〜」

しばらくしずかにしていたエマ
あきたのか近くの釣り人に話しかける

「・・・・・・」

なにか話をする
川音をたてながら孝のもとにもどってくる

エマ「ここにバケモノがでるんだって!」

由貴「えー?、ホントに!?」

聞けば地元民が山菜採りをしていると
頭にツノの生えた大男があらわれるという

孝「なんかの妖怪か?」

エマ「もののけじゃな?、カッパじゃろ?」

由貴「・・・帰りましょうよ」

急に不安になる由貴
そこに地元のおじさんが近づいてくる

おじさん「この先に住んでるまるみちゃんが心配だな・・」

由貴「まるみ・・?」

おじさん「さいきんこの部落に越してきた若いおなごじゃ、
 いつも1人でいるからのぉ・・・お前たち見てきてくれんか?」

年寄りしかいないこの村に突然越してきた若い女性
それがまるみ・・・

時折さみしそうにみせる横顔に住民も心配を隠せない
何か嫌な予感がすると語るエマと由貴
三人でその娘の所にむかうことに

山道の獣道を歩くこと1時間、
作品名:DANGER☆LIFE 作家名:放課後キッチン