DANGER☆LIFE
・・・・・着替えてるみたいだ
由貴「じゃじゃーん、コレが正解です」
着替えてきた由貴はうれしそうにその姿を披露する
おなじブレザータイプ、色違いの赤いネクタイ
スカートは控えめの娘がよく穿くキュロットスカート
(コレをつけると下着が見えづらくなるといわれる)
靴下は白
コレといってちがいがない
わからないでいると由貴がこたえを発表する
孝「・・・どうちがうんだ?」
由貴「え?、わかんない? 正解はネクタイが青になってました?」
由貴によると校則に記載されているらしい
(男性は青、女性は赤)
エマは青、いわれてみれば女性で青はみたことがない
・・・それにしても由貴の制服姿も16歳で違和感はない
ちょっと幼いから中学生の制服が似合うだろうな
エマとウソ エープリールフール大作戦!
由貴「ケーキかってきたよ」
エマ「はーい!」
自分の部屋からリビングにまっしぐらにむかってくるエマ
しかしそこに大好物のケーキはなかった
エマ「あれ?、けいきは・・?」
由貴「ふふ、じゃ〜んきょうはエープリールフールでーす」
エマ「えいぷりるふる?」
エイプリルフールについて説明する
4月1日は年に一度ウソをついていい日と説明
(人に迷惑をかけない程度)
由貴がかんがえついたウソにまんまとだまされご立腹のエマ嬢
かわいそうに感じた由貴は台所に隠してあったケーキをさしだす
うれしそうにケーキを食べながらウソの日に何か企む
エマ(この日はなんとしてでもみんながびっくりするうそつくぞ・・)
____エマ、テレビをみながらなにかないか考える
クイズ番組をみてなにか考える
しかし問題の答えも意味も全くわからない
続いてニュース番組を見る
エマ(ニュース番組は真実のみ語っていると聞く、これだ!!)
リビングに居る孝たちに手書きの紙をもちだす
エマ「大変だ!、偽札がこの家にあった!!」
孝「・・・・」
その紙を見てTVを見る
その紙はノートの切り破ったものに鉛筆でらくがきしたもんだったからだ
エマ「逮捕されるぞ?、警察が来るのだ・・」
孝「それはお金じゃないよ、ノートにかいたらくがきだろ?」
エマ「な・・?」
何故いたずらがバレたのかわからない様子
エマ「お、おぼえていろ!!」
意味不明の捨て台詞をはき自分の部屋で思案する
エマ(この作戦もダメか・・・、わたしは善人のため嘘がつけぬということか・・)
そこに由貴が入ってくる
由貴「わたしが力を貸しましょう」
エマ「おぉ、」
そういってエマに何かを手渡しはなしかける
エマ「そ、そんな大掛かりな嘘、孝では絶対に見抜けない・・!!」
リビングにカードをもって孝に近づくエマ
エマ「どうだ孝、由貴から持ち出し電話をもらったのだ!」
孝「・・・・そのカードは電話じゃないだろ?」
エマが手にしているのは当時小型化されたカードサイズの電卓
それを手に取り調べそしてエマに返す
孝「これ新発売の電卓じゃねーか、由貴の入れ知恵だろ・・?」
すべてを見透かされたことにムキになる
その場にあったラジカセの大きさの何かを手にこう叫ぶ!
エマ「・・・こ、これとまちがったんだ!! コレが電話なんだ・・!!」
孝「・・・あのな、うちには黒電話じゃなくプッシュホン電話あるだろ?」
エマ「プッシュホン電話・・?」
聞きなれない言葉に混乱する
孝「公衆電話もあるしピンク電話も所々設置されてんだ、
そんなもの必要はないの!」
エマ「〜〜!!」
その時その箱から呼び鈴が鳴る
その箱におどろきよく見ると受話器がある
受話器をとるとその先から聞き慣れた声が聞こえる
??「これは試作品の携帯電話です、やーい だまされた!!」
その声は由貴、
由貴によると電々公社(いまはN◯T)の試作品だという
(万博の頃に携帯電話は存在しています)
今回のドッキリのため借りてきたとはなす
エマ「やった、孝に嘘をついたぞ!」
孝「くそっ、エマにだまされるとは・・!」
よくよく考えると携帯電話をみせて本物といってるのだからウソじゃないのだが
大喜びのエマ
エマのエープリールフール大作戦は成功です
しかし次の日一日だけと忘れたエマは嘘をついて大目玉を食らいました
・・・みなさんもウソはほどほどに・・・
エマと無責任な親 産まれてきた生命と・・・
エマ「由貴、おかえりなさい」
由貴が学園からかえってくる
新学期とはいえ教師は何かしら休みの日でも仕事があるもの
孝は仕事のため外泊中、由貴とエマで孝の広い家に住んでいる
ガレージに車があるが運転免許がないため移動はもっぱらバス
(車にはAI搭載されている、自動運転は可能)
1人での留守番もできるようになり由貴も一安心
バスの時刻をテレビの番組で大体把握しているエマ
由貴の帰りを心待ちにする
由貴「ただいま、なんにもなかった?」
エマ「ん」
そういって手を差し出す
由貴「・・・なにその手?」
エマ「お小遣いちょうだいな」
由貴「・・・また?、きのうもあげたでしょう!」
毎日 エマはどこかに買い物に行く
だいたいどこに行っているか知っている様子
由貴(また駄菓子屋にいりびたるきだな・・)
エマはお菓子が大好き、
本当はケーキが食べたいが高いため もっぱら駄菓子で空腹を満たす
そこにいる子どもたちと遊ぶのが最近の楽しみらしい
精神年齢が近いため夕方まで公園にいることもしばしば
由貴「・・・はい」
そういって100円をさしだす
エマ「わーい、これでアメとか買えるぞ!」
由貴「いってらっしゃい」
エマ「ホントはお札のほうがたくさん買えてケーキも買えるのだが・・・」
由貴「・・・いってきなさい!」
駄菓子屋に100円を握りしめ、かけだす
(100円もあればくじにアメにせんべいがかえるな・・)
何を買えるか思案する、
その日の気分でなにを買うかきめているようだ
(アイスはたかいしまださむい、このあいだ冷えて大変な目にあったからな)
しばらく考える、__
これだけあればオレンジジュースが買えるはず
あのポンッ音がすきなのだ、かおうかな・・・
!!しかしかえばお菓子が買えなくなる、どうすれば・・・
その時あることを思い出す
あ!、自販機の下に手をつっこみお金をさがす行為をすれば手に入るかも
街角の自販機の下を探る(みっともない)
・・・当然のことながらそこにお金はなかった
なんだ、みつからないのか
しかしあきらめられないエマはたくさんの自販機を求め駅まで歩くことに
__駅前
繁華街をすぎ駅前に到着したエマ
自販機をさがし駅をうろつく
コインロッカーの前に通りかかった時
ロッカーを閉める音の他に何か音が聞こえてくる
聞き耳を立てその音を聞くとそれは赤ちゃんの泣き声
そして走り去る少女をみる
エマはコインロッカーの使い道に疑問を覚える
(コインロッカーはあかごもあずけられるのか?)
その少女に聴いてみることにする
エマ「なぁ 赤児をここにいれてだいじょうかの?」
作品名:DANGER☆LIFE 作家名:放課後キッチン