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放課後キッチン
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DANGER☆LIFE

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エマ「えー?」

由貴「私達以外は家にいれちゃだめだからね?」

孝「台所に昼めしあるからそれをたべるんだぞ!」

エマ「冷蔵庫あけていいか?」

孝「・・・まぁケーキとかあるからそれはたべていいけど」

エマ「やった??」

由貴「そのかわりちゃんと閉めてね」

エマ「そこは学習した、了解」

心配そうな2人
それを手を振り見送りそして玄関の鍵を締めるエマ
そしてエマの一人っきりの1日が始まる

学校に向かう途中__

由貴「ケーキかってきてたの?」

孝「エマがあまいもの好きでな、スーパーでかってきたんだ」

由貴「いちごショートケーキでしょ?」

孝「日本じゃそれしか売ってないからな」
(孝のいる時代は現代ではなく80年代の設定)
由貴「Jerry beansない・・?」

孝「ケーキ屋さんにも駄菓子屋にもないな」

由貴「えー、たまにたべてみたいのに・・」

孝「砂糖たっぷりだから太るぞ!」

孝のほほをかるくつねって車に乗り込む
ふたりは学校に向かった

エマ「・・・せいじがわるいんだな・・」

テレビにも慣れふつうに視聴し、たのしむエマ

もっぱら日常生活の情報はテレビから仕入れている

一人っきりになって最初の行動はテレビのチャンネルいじりからはじまった

エマ「アイドルの結婚とかどうでもいいんだが、」

意味はわからずともなんとなく楽しむことを覚えだした

歌とか口ずさむことはしないが演歌はすきだという

逆にアイドルの流行歌は否定的

理由は日本語の中にはいっている謎のことばが全く理解できないとのこと
(英語のことらしい)
ニュースになると政治家のことやたら熱く語るものの意味不明
法案がどうとか賄賂というがその意味をたずねると知らないと答える

その場の雰囲気がいいとわからなくてもたのしめるとすこし笑顔になる

笑い慣れてないせいかへんな笑みになるが
その顔を見ると不思議と和む由貴と孝

昼前のメロドラマの放送の時はかぶりつき
話しかけようものなら物凄く怒られる
同じ話を何度も見られるとビデオデッキだけは本気でほしがる

孝はそんなにテレビ見ないために購入に渋い顔
高額のビデオテープかうなら重ね録りするように説明するものの

エマ「それでは前の番組がみれなくなる!」

と、そこの理解ははやい! 

エマ「いいもん、由貴にねだるから」

結局 由貴におねだりし購入することに
(・・・ほんとうに仏門の人間か?、煩悩だらけじゃねえか)
テレビがあると本当に何もしないエマ

しかしその日は何故か録画に切り替える

普段ではかんがえられない行動に出る

エマは孝の部屋に侵入

そこで部屋の他のものには目もくれず押入れを開ける

そこにあったのは秘密のコレクション”重合金”
ほとんどの作品のおもちゃは未開封で網羅されている
(おとこの夢ですな)
未開封のおもちゃの箱をなんのためらいもなく開封

そのおもちゃをたのしそうにあそぶエマ

エマ「ガッタイダー緊急発進!!」

べつの重合金をとりだし不敵な笑い

エマ「フフフ、あらわれたな!かくご!!」

ガン、ガンッとぶつけ合う(あぁ、もったいない)

エマ「ミサイルだ、ビビビー♪」

大きく振りかざし天井になげる

エマ「ああ、やられてしまったー!!」

そのあと沈黙がおそう

エマ「・・・おもしろくないな、こんなのなんでもってるんだ?」

おもちゃを部屋に散乱したまま押入れをしめる

エマ「しめしめ、これでわかるまい・・・」

孝の部屋を後にする


今度は由貴の部屋にはいるエマ

エマ「・・・」

理路整然とした部屋、

字だらけの本

タンスにキレイに並べられた洋服

その他はアロマなどのリラックスグッズがあるだけ

あまりにも何もない部屋になにかないか探しまくる

エマ「なんにもないな、意外とつまんない生活してんな・・・」

洋服を試着してみるもそのサイズの違いにきゅうくつそうにしている

エマは身長は160数センチ、平均的身長

由貴は150センチ弱小柄な女性体型

エマは身長は平均的だが体型は物凄く細身

ウエストが52センチ しかし腕だけがすこし太く奇妙な体型

由貴の服ははいるが腕が窮屈 

スカートをはいてみるが丈が短くミニスカートにみえる

不思議に思うがこの時代の流行かと納得

エマの時代にはなかった下着(時代的に赤襦袢か?)

下着をつけないと怒られるため慣れない下着に悪戦苦闘

ここでも部屋をちらかしあとにする

エマ「由貴の服は貰い受けるのはよすとしよう」

そしてエマは家を出る

エマ「それでは いってきます」

そういって玄関の鍵を締めるエマ

今日のひとりっきりのメインの行動ははじめての外出である

普段着のまま とりあえず散策するのが目的

歩く人を観察しつつ風景をみる

せわしなく走る人、

人の迷惑をかえりみずゴミをすてる人間

色々な人々 

子供の中にもいじめっ子

ひとりっこにもじもじしている恥ずかしがり屋

平和な風景に安堵するエマ

エマ(・・・そうか、これがわたしに庶民がもとめていた平和か・・・)

日がな一日 どこに行くわけでもなく街をあるく

しかし何もしなくても腹は減る

ごはんを食べるために帰宅しようとするとある光景を見る

それは物々交換で紙と食べものを交換している

エマその紙を見てあることに気づく

(あれって、家の中にあったぞ、もしかして交換できるのか?)

家に帰り冷蔵庫のケーキをたべる

エマ「この甘いモフモフした”けいき”すごい和菓子だな」

ぺろっと食べて紙を手に取り再び街へ繰り出す
その先は浦部菓子店、
まちのケーキ屋さんだ!
店内に入りショーウインドウに並べられた洋菓子をみつめたまらずヨダレを垂らす

(どれも けいきなのか?、
 世間ではコレを紙と変える制度があろうとは恐るべしせいじ)

店員に指さし沢山のケーキを購入する
そこに家からもちだした紙をさしだしケーキを受け取る

店員「一万円でしたのでお釣り820円です」

おつりをさしだすとそれを受け取らないエマ
お店を出ようとすると呼び止められる

店員「おきゃくさま、おつりわすれています」

エマ「いらない・・・」

店員「え・・?」

エマ「それはいらないから」

店員「それではこまります!」

店員はエマに小銭をおしつける
店をでるとそれを見ていた子どもが

子ども「そのお金いらないんだったらちょうだい?」

エマ「おぉ、よきおぼこじゃ」

その子どもにおつりを全部渡し公園に趣き食べる

その目的はケーキをバレずにおなかの中に入れること

1つ2つ口に入れるエマ

さいしょは好物のケーキが食べられうれしそうな表情

しかし数を重ねるうちに満腹からか口に入れることができない

エマ「・・・なぜだ?、こんなにあるのにたべたくなくなるとは・・・」

手が震えどうしても口に入れることができない

(・・・これがお留守番の呪いというやつか)

たかしの家に一目散に帰るエマ

玄関には腕を組み待ち構えた姿がみえる

エマ「たかし!、きょうはたいへんなめに!!」
作品名:DANGER☆LIFE 作家名:放課後キッチン