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放課後キッチン
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DANGER☆LIFE

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簡単にいえば一人の身体で生きていくことだ

能力が制御できない以上精神の統一が不可欠だとはなす

しかしシャイルとネイルは全くちがう人生の人間

融合が出来ないのであれば・・・・

決断を迫られる

サリーは彼女の人生を生み出した父”Jail-s-brown"に殺意を覚える

サリー「・・・この男は悪魔だ・・!!」

どうすることも出来ない

だがサリーのためだけに日本に来日したのではなかったようだ

ネイルがこの日本に来た理由

それは父と再会するためだった

某所___

JAIL[ひさしぶるだな」

ネイル「・・・そうね、シャイルと同化して数年後から・・・かしら?」

JAIL「順調に成長しているようだな」

ネイル「おかけさまでわたしはあの出来事から一切成長できずにいるけど・・・」

JAIL「そうだろう、組織の人間がそうするように願ったのだからな」

その言葉に怒りがこみ上げるネイル

わたしは人形じゃない! そう声を荒らげ訴える

父はその言葉に動じる様子を微塵も感じない

彼は高い知能を持ちながら感情を欠如させた悲しき人間

感情欠乏症といったところか、

母との出会いそして何故 私が生まれたのか知らない

だが母は死ぬ間際まで彼を心配していた

母から愛を受けながらその愛を知らない人間に似た物体

彼にとって愛とは何なのか、

組織から脱走してからも自問自答する

愛を知らない彼が組織に所属した理由

それが特異な理由だあったからだ

母の死が理解できない男

彼がその亡骸をいつでも忘れなために自分の身体に移植する

男の左肩に母の瞳と自慢の長い髪がのこる

いつでも見つめてほしいという望みと
自慢だった髪を人に見せるためだ、

彼は悲しき狂気の人間

そしてその娘 ネイル

その再開はみじかく悲しい結末だった

激昂したネイルが父に再会するために日本に来た理由

それが目的だからだ

ネイル「組織が求めるものを作るためだけに私は利用されたのか聞きたいわ・・!」

JAIL「組織の上層部は人間に自分の記憶を残したいと言っていた
理由など関係ない、指示だからね
人間を残したいという馬鹿げた発想だ
形あるものとして残すのではなく生き返らせる
・・・死んだものへの冒涜以外ないだろう?」

怒りを抑えその言葉を聞くネイル

JAIL「死んだものは生き返らない、だが残したいのはその時の記憶だろ?」

ネイル「・・だから?」

JAIL「書き換えられない記憶のみを残し新しい人間を提唱した
それがシャイルだ」

彼女は理解した 
その実験体は組織の上層部が新しく生まれ変わる素体
そして父はそれを馬鹿げた発想と笑いながらも・・・・・
私を利用したこと

JAIL「それから順調に成長しているのか、シャイルと精神は分離できているのか?」

ネイル「・・・・・・」

JAIL「はなせるのか? ネイルとシャイルは・・・」

ネイルは懐に隠していた銃を取り出し彼に向ける

JAIL「それが娘として話し合う結論か」

発泡
銃弾は心臓に達する

JAIL「・・・・わたしはおまえが大切な娘だったから、
そのままの姿で残したかったのに・・・
ネイルの自身の娘との融合、孫の顔を最後までみれなかったか・・・」

JAILは動かなくなった

ネイルは愛の意味を知らない男が必死に愛を知ろうとしたこと

そして歪んだ形で愛そうとしたこと

それによって自身が苦しめられていたこと

すべての人生の整理を始める

シャイル(・・・ネイル・・・)

ネイルの頭のなかでシャイルが語りかける

ネイル「わたしはいつも利用されていた、
幼少期から愛を知らず母親の介護、
実験材料のために知能の高い子どもを授かること
その子との融合、
生まれたばかりの赤児の世話をしながら自身も赤児になる」

彼女は新しく生まれ変わったことを思い出す

生まれたばかりのシャイルの影響から身体が自由にできずにいること

実験は続き体中を改造され続け身体に苦痛の毎日

精神的にも肉体的にも苦痛の毎日

ネイルが望んだものは人生になかった

ネイルはシャイルに自分の本当の気持ちを述べる

ネイル「わたしはいつも誰かに利用され続けていた・・・」

シャイル「・・・・」

ネイル「愛を知らない人間に育てられ貴方を産みでもその手で抱きしめることも出来ずにいる・・・」

シャイル「ネイル・・」

ネイル「組織に利用され必要がなくなれば捨てられた存在
それがNail-e-brown・・・」

シャイル「・・・それはちがうよ・・」

ネイル「うるさい!!、だまれ!!!!!」

シャイル「!!」

ネイル「私の気持ちなんて誰にもわかんないんだよ!!、知った風で話しかけるな!!」

シャイル「・・・・」

ネイル「あんたなんかといるから私が苦しんでいることも知らないくせに!!」

シャイル「・・・」

ネイルの頬から何かが流れる

ネイル「・・・・整理してんのよ、人生の整理を・・・」

人生の整理の意味を理解してもなお慰めの言葉が見つからないでいるシャイル

ネイル「・・・だから もう・・・あんたの前にはあらわれたりないよ・・」

シャイル「!!」

ネイル「・・・・ゴメンね、・・・一度も抱きしめてあげられないで
・・・・ごめんなさい・・・・・・
・・・ご・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そう言い残しネイルは二度と答えてはくれなかった

その場にはうずくまり泣きじゃくるシャイルしか残らなかった

シャイル「・・・・いやだよ、一人ぼっちは・・・・・
ネイル・・・・・・
・・・・ごめんなさい・・・・・・
わたしが産まれてきたから・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サリー「・・・こんな結末しかないなんて・・・・」

二人の人生を心配するサリー

そしてシャイルは一人ぼっちになった







将軍の正体と最後の敵





SOL本部にて

将軍のもとに集まる幹部、


幹部A[このままでは 将軍のDNAの保存に支障をきたします」

神妙な面持ちの将軍

将軍「・・・・」

幹部Aの研究によればDNAのクローン再生には最大30%もの情報破損が発覚したとのこと
クローン再生技術には限界があり早急に個体へ人口移植を行わなければいけないと進言する研究者

その個体こそが将軍の求める”プロト・アダム”であった

現在 候補に上がるクリーチャーは孝のG-2のみ(ジャックナイフ)

その個体が日系でしかも黄色人種であることに激昂する将軍

将軍は白人至上主義でその他の人種を異常に嫌っている

将軍「日帝野郎の、しかも研究したものしかないのか!!」

研究者は孝が変身する姿が金髪であること
DNAを組み替えることで他人のDNAに変身できる可能性を示唆

組み換えによっては将軍の姿に戻せると説得を繰り返す

孝をベースにした黒人女性の移植に際し個体の変化を説明

白人は変化した姿に酷似していることに研究者は無敵の個体が誕生する可能性があると根拠のない説得を繰り返す

その話にしだいに納得する将軍
作品名:DANGER☆LIFE 作家名:放課後キッチン