DANGER☆LIFE
反対するも暴走した組織により幽閉
サリーは安藤の犠牲のもと組織を脱走に成功
その時 組織が最重要機密として製造していたのが”プロトアダム”だった
サリーはその事実を孝たち関係者を集めその事実を語りだす
当然 その驚愕の真実にそれぞれ恐怖する
サリーに複数の質問が浴びせられる
孝「それじゃクリーチャーは核投下の地で使用に耐えうる人間の製造が目的か!?」
サリー「・・・・おそらく」
孝(オレはそんな目的のために事故に会い組織に拉致され改造されたのか)
孝の過去、
彼は幼少の頃 家族に合うため執事らに連れられ飛行機に乗り
何者かの襲撃を受け墜落され拉致された過去を待つ
そして拉致された人間は世界中から集められた亜種多用の人種の子どもたち
そこでの悪夢の日々を思い出し孝はその顔を青ざめる
彼らが集められたのは人工島、
名を”エデン”
食料もない孤島でみたこともない猛獣に怯え
武器を持った兵士がこどもを惨殺目的で徘徊する地獄の世界
そこで孝は生き残るために怯えながら必死に生き延びようとした
その時 彼を助け孝が当時 心を許した存在
名を”マリー”
のちに彼女は組織の人体実験によりクスリ漬けにさせられる
コードネーム”ジャンキー”として・・・
孝はなみだながらにつぶやく
孝「それじゃ、組織はオレやマリーを人体実験目的で・・・」
サリー「・・・・あとでしったことだがマリーは私の実の娘だ・・」
孝 驚愕の事実に動揺を隠せない
サリーによると彼女もまた被害者なのだ、
実の娘が改造人間として組織に拉致されているのを知ったのは最近
そして孝が瀕死の状態にあり治療に必要な”G-Heaven"使用の
唯一の存在の薬漬けのクリーチャー
孝が復活するために必要な薬はマリーにとって生命の維持の薬
その薬はけして他の使用を組織ですら禁止した劇薬であること
それが孝たちの手元にあり復活した経緯から推測する彼女の結末
その場にいる一同は存在しないであろうマリーに心から感謝をする
そんな中 由貴は全てを理解した上で核心の質問をなげかける
由貴「旧約聖書『創世記』に最初の人間と記される人物であるその名を組織が何故名付けたの・・?」
駿・エマ「???」
サリー「それは・・・わたしもわかってはいないことだ・・」
由貴「孝くんが幽閉され拷問の日々を過ごした悪魔の名の島がエデン、
そしてプロトアダム、
人体改造の果てに組織はなにをしようとしているの!!?」
サリー「それは本当にわからないんだ・・・、
目的を知る人物は組織の最高幹部と将軍しか・・・」
由貴「・・・・」
(組織の本当の目的、おそらく人類抹殺と核兵器に耐えうる新人類の創造・・・)
彼女はアダムとイブの一節を思い出す
天が地から取り去られたのち、
地が天から分けられたのち、
人の名が定められたのち、
アン(天神)が天を運び去ったのち、
エンリル(大地神)が地を運び去ったのち、
アン、エンリル、エンキ(水神)、そしてニンフルサグ(豊穣の女神)が、
黒い頭(人間)を創造したのち、
草木が地においしげり、
けもの−野の四足獣がたくみにつくりだされた。
母なる神よ。
あなたがいちばんはじめに名前を呼んだ被造物が存在しています。
神々の・・・・・・をそのうえに結びつけてください。
深海のかなたにある粘土の心をこねてください。
善良で気高いつくり手が粘土を厚くするでしょう。
あなたは手足をつくりだしてください。
ニンフルサグはエンキにたずねる。
兄弟よ、どこが痛いのですか。
肋骨が痛むよ。
ではあなたのために女神ニンティを産みましょう。
(Wikipediaより抜粋)
サリーはプロトアダムと名乗った人物について推測する
サリー「組織から逃走する前 研究者が口にした名前がある」
恵「それが プロトアダム?」
不毛「その名なら聞いたことがある、奴等は・・」
恵「あんたはだまってて!」
不毛(えー!!?)
サリー「あったことのない人物だから推測にすぎないが・・・」
サリーが組織に在籍していた最後の時期に研究者の中に異端者があらわれる
その人物について知らない様子だったが
彼はのちに組織の最高幹部にまで昇りつめたという
名を”JAIL"
彼は非常に高い知能を兼ね備えた天才
しかし自身の理念により他人の意見を一切受け付けなかったと前置きをする
サリー「組織がアダムを想像する時にJAILが生み出した改造人間、
それを将軍は喜び歓喜したと聞くだが彼ものちに自力で逃亡したらしい・・」
駿「それがプロトアダムってやつか、どんな能力者なんだ?」
サリー「その存在こそ謎、
子どもであったり大人であったり性別も不明らしい」
由貴「・・・能力者なのに・・?」
サリー「当時は今のように複数の生物を融合させるようなことはしてはいなかった、
それは断言できる!・・・ただ・・」
孝「ただ・・?」
サリー「組織が何故
いち早くその存在をプロトアダムとして認定したのかは謎だ
だけどなぜかあの時その名を思い出してしまったんだ
・・・なぜか・・・」
由貴「・・・・・・」
(サリーはプロトアダムの存在をしっている?、でもなぜかくそうとするの・・?)
プロトアダムとはなんなのか、孝たちのまえに謎だけがのこる
しかし無常にも別れが近づいていることを誰もしらない・・・
希望の大樹
度重なる戦いにより
自分の限界を知り戦意喪失する仲間がいた
その名は エマ 孝の家に住む同居人だ
組織の攻撃が一時緩み出す
平穏な日々の中 エマはまるみの死に平和とは何か
人間とは何かを再考するようになる
魔族との融合により生み出された本来存在してはならない生物
その意味、存在価値 それは人間にとって受け入れられないものだった
恐怖する人類、
しかし生み出された生物もまたしかり
生み出された生物は生きている
キメラアントもまた安息の地を求め苦しんでいた存在
キメラアントを止めることは生命の死を意味する
仏門に身を置くエマにとってそれはどうしても許されざる行為だったのだ
一時 逃亡しまた参戦してもとどめを刺せなかったのはそういった意味がある
しかし現実はキメラアントの全滅のみならず
不毛を含む仲間の死傷、
まるみの死を招いたのだ
人間のためにその身を捧げたまるみ、
さいごのキメラアントをエマの代わりに絶命したプロトアダム
くるしい選択をする仲間に対し自分は何のために存在するのか
その自分の存在意義を自問自答する日々
そんな中エマに運命づける知らせが届く
エマの父、殺法太子の消息が駿により判明したのだ
その場所は関西某所__
その知らせを知ったエマはひとりでその地へおもむくことに
関西某所__
そこは仏教にとって重要な場所であり
自然との融合をのこす都市
現代のような高層ビルが立ち並ばない高野の山奥に存在する
だがそこに仏門の姿はなかった
その地に降り立ったエマは違和感を感じる
自然の風、安らぎが感じられる地において人類の影のない広大な廃虚
作品名:DANGER☆LIFE 作家名:放課後キッチン