DANGER☆LIFE
しかし返事はかえってこなかった
駿「おかしいな、どうする?」
エマ「由貴におこられるとおもったのだが・・」
由貴「そんなことありません!」
扉の前で由貴の声が聞こえる
しかしとびらは開かなかった
由貴「ちょっとまってね?、」
今度はあわてて孝の声がきこえてくる
その声を聞き耳を立てるエマと駿
孝「え、もうかえってきたの?」
由貴「はやくふくをきて!はやくはやく!」
孝「そういう由貴も下着つけて!」
その会話にニヤける駿
駿(ほほう〜)
扉が開き由貴が出てくる
由貴「おかえりー、きのうはたのしかった?」
エマ「うん」
その髪はおきたばかりなのかみだれまくっている
服も普段とはちがう格好
大きめのTシャツにGパン
そのサイズはどうみても男物
ブカブカのズボンに手を当てずり落ちないようににぎっている
駿(わかりやすいな・・・)
次の日の登校日に事の天末を聞くことにした
駿(由貴と孝がねー・・・)
朝のホームルームの主人公
月曜日の朝のホームルーム
そこに担任の由貴が入ってくる、
生徒「起立、」
生徒たちが全員起立する
生徒「礼、着席!」
生徒一同が由貴に一礼をし席につく
由貴「おはようございます、みなさんも休み明けでどこか行かれましたか?」
駿「孝とどっか行くんですか?」
生徒「キャーおめでとう!」
生徒たちから一斉におめでとうのコールがあびせられる
それは由貴の声がかきされるほどに
由貴(エマ、しゃべったな!!)
しかしそこにたかしの姿はなかった
エマ「孝なら放課後に間に合うように仕事をすませて迎えにくるっていってたな」
由貴「エマ!、それはいっちゃダメ!!」
固く口止めしていたことをばらされる由貴
そこに駿が声をかける
駿「まあまあ、もうすぐ授業もはじまるんだ そこら辺にしておこうよ」
生徒「えー?」
由貴「山本くん・・・」
駿「放課後のホームルームにふたりに詳しく説明してもらいましょう」
由貴(いや〜〜〜!!)
職員室(全校の注目の的)
職員室にて___
普段は休み時間はなかなか返ってくることはないのだが
今日ばかりは休み時間ごとにまっ先にもどってくる
その理由は孝とのことを聞かれるからだ!
自分の机にすわり大きなため息をつく
はぁ・・・(ーー;)
そこにとなりの先生が話しかける
教師「大変ですね・・・」
由貴「もぉ なんでここまではなしがひろがっているの!?」
教師「それで実際はどうだったんですか?」
由貴「それは土曜日の夜、色々ありましたけどプライベートなことなのに・・・」
すると先生は笑みを浮かべる
教師「身近な人の恋の話なら誰だってききたいですもの」
由貴「そうですけど・・・」
困った様子の由貴
由貴「・・・あの、鈴木さん」
教師(鈴木)「はい」
由貴「避妊具は用意してなかったけど、
男の人ってあんなに大きいんですか?」
鈴木「ビックリしました?」
由貴「あんなの絶対に入りませんよ!」
鈴木「さいしょはすごく痛いですからね、しょうがないですよ」
由貴「愛撫とかていねいに時間かけてしてくれたんですけど ムリでした」
鈴木「そう・・・」
由貴「最後までできなかったのに優しかったんですよ、でも・・・」
鈴木「でも・・?」
由貴「・・・男の人ってよく最後までしないとイケないじゃないですか」
鈴木「それで・・?」
由貴「・・・手ですることになって・・」
鈴木(うぁ、孝 かわいそう・・)
由貴「それでアレって本当に白いんですね、ビックリしました」
鈴木「ごちそうさま」
由貴「でもアレ、本当に裂けるんじゃないかってぐらい大きかったんですよ!!」
そんな話をしていると次の授業のチャイムが鳴る
由貴「それじゃ次の教室に行ってきます」
鈴木「・・・がんばってね」
由貴「いってきます・・・」
そういって職員室を去る由貴
その話を聞いた鈴木先生はだれかにいいたい様子
(なんだ、Bまでなのか・・・でも誰かにいったらバレるからだまっとこう)
そして放課後になる
放課後に一大イベント
全ての授業が終わりあとは放課後のホームルームのみになる
そこに駐車場にいた孝が捕まり教室に連れていかる
由貴「・・・それではホームルームをはじめます」
生徒「由貴ちゃん、どこまでいったんですか?」
さっそく質問攻めにあう由貴
どうやら土曜日のことがバレていることにあきらめの表情の孝
(・・・・・・)
由貴「それは・・・」
孝「お風呂の故障でいっしょに入ったこと?
それともエマを朝迎えた時に由貴がはだかだったこと? どっち・・?」
ストレートに答えようとする孝にたじろぐ生徒たち
孝「オレが湯船に浸かるのがスキだから少ないお湯で浸かるのを気にして
由貴がはいらない?ってはいってくれたこと?
何にもありませんでした!」
生徒「・・・・」
孝「由貴が寝る時にパジャマ着てなくて着替えわたしたことかな
それなら昼前に帰ってくると思って寝てたから問題なのかな・・?」
由貴「孝くん・・・」
理路整然と答える孝に言葉も出ない
孝「オレのことならいくらいわれても構わないけど
由貴は恋人だって公言してるしその質問なら
ふたりの問題だろ?
もし相談するときはプライベートだから発表はしません
以上です!」
エマ「・・・」
孝「さ、かえろうか由貴」
そういって由貴を連れ教室を後にする
教室の女生徒たちは改めて孝の潔さにほれる
孝「・・・ごめんな、でも絶対守ってあげるからな」
由貴「うん・・・」
孝の腕にその身を寄せる
恋人として
由貴「も〜キスだけです!」
あの騒動の後 しばらくは孝との関係をからかわれる由貴
エマのはなしによると
エマ「あの日は家に入ったあと由貴はすぐに自分の部屋で普段着に着替えてた」
女生徒「えー ホントに!?」
エマ「あの服 孝の着ていた服のはず」
女生徒「キャー!!」
休み時間のたびに由貴がどうだったか詳しく説明する
その話に興味津々で聴きいる
一方 孝の前には駿のみ
駿「それでどこまでいったんだ?」
孝「・・・・・」
こんな感じで沈黙をつらぬく
お昼休み
弁当を持ち寄り 孝と由貴は屋上に集まる
由貴「・・・孝くんごめんね」
弁当のウインナーを食べながらはなす孝
孝「こんな話って何日かしたらすぐにわすれるよ」
由貴「そうだけど・・・」
孝「たべる? エマがつくったたまご焼き」
由貴に自分のたまご焼きを差し出すと由貴はそれを食べる
由貴「あ、おいしい」
孝「こうしていると恋人だってみられるぞ!」
由貴「だって恋人だもん」
由貴の弁当をつまみながらこうはなす
孝「2人っきりの時だけこうして甘えられるんだ」
由貴「孝・・・」
由貴に寄り添う孝
孝「お昼休みの間だけ由貴にあまえようかな・・・」
由貴「・・・・」
孝の髪をゆびで絡めそのやすらぎの時を楽しむふたり
作品名:DANGER☆LIFE 作家名:放課後キッチン