DANGER☆LIFE
不毛「今日のところは帰るが、またくるさ・・・」
そういって恵の方をみる
不毛「組織が狙ってくるのはおまえだけじゃなくコイツらも・・・」
孝「帰れ・・・!」
不毛は孝のもとを去る
___一方組織内
??「逃しはしないよ・・・」
組織の刺客が孝のもとにむかう
ブラックジャック(黒きジャックナイフ)
暗闇の中から人間の悲鳴が聞こえてくる
その中でうずくまる一人の少女、
その少女の周りには無数の骸が囲んでいる___
少女「・・・逃しはしないよ、
・・・・・あんただけは絶対に逃しはしない・・」
その少女は金色の光につつまれ孝によく似た姿になる
・・・・・・・・・・・
ある日の日常、
孝はつかの間の幸せな日々を過ごしていた
エマも学園生活に徐々に馴染み
由貴も教師として頑張っている
孝もこのごろは大きな事件もなく学校に通うことがふえてきた
しかしその平穏とは裏腹に孝の体調は良くはない
最近は身体に疲労がたまり机に座り込むことがふえてきた
そんな姿を見て病院に行くことをすすめる由貴、
しかし自分の身体について知られたくない孝はいくことはなかった
組織からの追手が来なくなり回復しつつある
しかし組織は追手を差し向けていた、
男「・・・あれがそうだ・・・」
女「・・・!!、あいつが・・・」
男は身の丈180もある細身の男性
女性は肌が日焼けしたというより黒人の肌の女性
だがアフロヘアのような縮れた毛ではなく直毛
耳にピアスを付けおしゃれをしているが見るからに筋肉質
その女性がみつめる先には孝の姿がある
由貴「孝くーんまって?」
孝「ほら、おいてくぞ!」
女(・・・コイツがいなければわたしは・・・)
孝の前に立ちはだからう女性、
女「あんたが、G-2・・・!! 化け物め!!」
孝「!!!」
突然 前に現れた女性は孝の変身した姿によく似た姿になり襲いかかる
由貴の目の前で変身したくない孝は防戦一方でかばい続ける
ボロボロになりながらも由貴を庇う孝に苛立ちを隠せない女性
女性「!!、あんたがいなくなれば 私がオリジナルになるんだ!
死ね!!、ジャッキー!!」
息が上がりだした女性を静止する男性
男性「おまえはまだ薬の投与がなければ死んでしまう、
止めるんだ!!」
女性「・・・クソ!!、覚えていろ!!」
その場を去る2人
由貴(・・・オリジナル?、
それじゃあの人は孝くんとおなじ能力をもった改造人間・・)
孝はボロボロの姿で由貴を家へと送り届ける
某総合病院___
孝の身を案じ病院に連れて行こうとする
今度はエマの力を借り強引に入院させようとする
病院に入りはするが診察は断る孝、
そんな姿をみつめる女医
女医「ここはおまえのようなクリーチャーがくるような場所じゃない、
帰るんだな・・・」
その女性は孝の正体についてしっている様子だ
由貴が治療をお願いすると今度は姉の恵がやってくる
恵「サリー!、なんとか治療できない?」
サリー(女医)「ふん、おまえの弟がクリーチャーと聞いていたがムリだな」
由貴「そこをなんとかお願いします!!」
深々と頭を下げる由貴
しかしサリーは話しだす
サリー「他のクリーチャーならなんとかなるかもしれないがコイツは・・・」
神妙な面持ちのサリー
そこに孝が現れる
孝「治療ができないんだ、だからこなかったんだ・・!」
エマ「・・・孝・・」
孝「由貴、オレはおまえを襲った化け物とおなじ改造人間だ・・・」
由貴「たかし・・・」
孝「だからもう会いたくないんだ、さようなら・・・」
由貴との別れを告げる孝
その頬には涙がつたう
エマはそんな孝についていくことを決めついていく
由貴はその場で泣き崩れる
病院を離れエマがはなしだす
エマ「ホンマにええんか?、由貴なら・・・」
孝「オレと一緒にいると迷惑がかかるさ、」
エマ「それでもいたいといいそうだけど・・?」
孝「・・・オレなら構わないが由貴はただの人間だ・・・」
エマ「・・・」
その言葉に何も言えないエマ
孝は改造人間、
エマは500年から死ぬことができない即身仏
由貴はただの人間
、自分といると不幸になると身を引く
孝と由貴をしっているだけに危険な目にあわせたくない気持ちも理解する
でも理解し協力願い出ることもしっている
彼女を守ることができるかもしれない
だがそれは彼を傷つけることになる
そしてそれを由貴ものぞんではいないだろう・・・
愛しているからこそ身を引くことがある
悲しい愛の形にエマは涙をながす
エマ「おまえにはうちがついとるからな・・・」
孝「・・・バカ・・・」
エマと孝はその消息を絶った・・・
由貴を襲った女性は孝を見つけ執拗に攻撃を向ける
対する孝は由貴を抱え何処かに逃げ出す
それと同時に女性の息が異常に上がりだす
活動時間に限界があるようだ
しかし今回は庇おうとしない龍二
龍二(今回の実験でクローンの量産が可能になるんだ、
化け物め!! 死んでしまえ!!)
龍二は女性を見捨て攻撃をするように指示
次第に身体に異変をきたす
身体から湯気が出だし皮膚が裂ける
その裂け目から膨張した筋肉が溢れ出す
その場はパニックに陥る
一方その頃由貴と孝__
孝は由貴をブラックジャックから離れたところでその身を離す
由貴はそんな孝の身体を握り締める
その時はじめて話しだす
孝「・・・オレといればこれからも危険な目にあうんだ、逃げてくれ!」
由貴「わたしは孝くんとどんなことがあっても離れません!!」
孝「オレはもう人間じゃないんだ!、・・・わかってくれ・・・」
暴走したブラックジャックに1人対抗したのはエマ
エマは両腕から増殖した怨念を具現化した塊をぶつけみんなの逃げ道をつくる
しかし次第にその圧倒的な力で追いやられる
エマ(人間の力で憎悪にも似た力をつくりだすのか・・)
僅かな隙をつき逃げ出す、限界のようだ
エマ(今のうちじゃこれが限界だ!、戦闘用の能力じゃないのだから・・)
「はやくみんな逃げてくれ!!」
その一瞬を見逃さないブラックジャック、エマを飲み込もうとする
しかしエマは結界を張り巡らしその攻撃を交わす
どうすることもできない状況に孝はその身を投じる
逃げ惑う人々の波から逆らうように孝が向かいその身を止める
由貴を庇い、
そして疲労から身体が思うように動かなくなる孝
その身から血を流し悲鳴を上げそうな身体で
自分だけが犠牲になれば周りが助かるのならと酷使する
次第に意識朦朧になりその場に立ちつくす孝に
その手を差し伸べる人物があらわれる
それは由貴だった、
由貴「どうして?、
・・・わたしはいつもがんばってくれる孝くんの力になりたいのに
話してくれないの・・?」
孝「・・・・」
そしてエマも手を差し出す
エマ「こっちにくるんだ!!、結界の中ならあいつはおそってこない!!」
クラスメートも
駿「バカ!!、俺達のこと信用できなかったのか?」
姉の恵もありったけの弾丸をブラックジャックにぶつける
作品名:DANGER☆LIFE 作家名:放課後キッチン