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放課後キッチン
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アンドロイド夕華

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男「ちっ、そう時間はとってられないんだ!みつからないうちに・・・!!」

突然部屋の扉が開く、

優「大介、・・・!!! だれ・・・!?」

侵入者に気づき逃げようとする優の後ろ姿に当身を当て気絶させる男

男「これまでか・・・、」

そういうと男は優の持ち物を調べだす

・・・こいつは人間か、ドロイドじゃないな・・・

相沢優、住所はとなりか・・・

男「おまえは先に行っていろ、」

そういってマントの男が去った後

・・・・相沢家に優をはこびだし後頭部に銃口をあてる

男「みちまったものはしょうがないいな」

こだまする銃声

優は死亡した

食事を終え帰宅する一行

「大介・・・」

大介「なに?夕華」
夕華「え?私はべつに・・・」

まわりを見回しても誰もいない、気のせいか・・・

大介「呼んだような気がしたんだけどな・・・」
さとし「さっきの話ですけどいいですか?」
大介「?」

突然話しかけてきたのは友達の彼氏のさとしだ
さとしと大介は夕華たちと距離を取り話しだす

さとし「人造人間疑惑のことですよ?」
大介「あ〜そのはなし、でもオレたちに関係ないんじゃない?」
さとし「そうですか?わたしは事件の中心がこのファクトだと思うんですよ」
大介「どういう事?」

さとしの話に聞き入る大介

さとし「この間日本にかえった時ニュースでみたんですが、」

語り出した内容は日本のアンドロイドの技術の骨格における技術と大国にあるDNA技術によって不老不死の人間つまり人造人間つくろうとしていたといううわさだ

さとし「かつて連合国がDNA操作で人体実験したとのはどうかと思いましたけど」
大介「??」
さとし「しかしこれは失敗に終わりアンドロイド技術に移行したんじゃないないかといわれたそうですし」
大介「これがファクトとどうつながるんだ?」
さとし「よくわかりませんがアンドロイドに秘密がないですかね、」
大介「夕華達が?」
さとし「大介さんはファクトの生まれですか・・・?」
大介「?・・・・そうだけど」
さとし「・・・・・、彼女たちに”ドロイド”という言葉はつかわないようにおねがいしますね」
   「差別用語ですから・・・」
大介「わかってるよ・・・」

ドロイド それは夕華達のアンドロイドの総称のこと
アンドロイドは強化人間といわれているがそれはファクトなど共存国だけでのはなし
実際にはアンドロイドが人権を求め戦争をおこし戦い続ける歴史がある
それはなぜか、ドロイドに人権を与えるわけにはいけない理由がある
ベースとなるドロイドに武装強化すればバトロイドに
医療用の臓器提供のため飼育されるもの性処理目的、
肉体労働などの奴隷目的の人権をあたえないものの総称をドロイドと呼ぶ

この世界ではドロイドはモノの総称
戦争を起こしている者達が求めているのは人権
私達はDroidじゃない”Un-droid”とさけんで・・・
自然破壊されたこの世界で強化人間として生まれた目的の中に兵士利用がある
自国の軍事的誇示と人権を考慮の結果だ
人権がないコマとして活用それを退役できても武装解除され奴隷として一生を終える
アンドロイドは人間に近い象徴にすべきだ!
このファクトをつくったルーは共存の象徴としてこの都市を建設
それを理想だ、共存を訴えるモノに知能をあたえるな!
自分たちが生きるために強化人間であるアンドロイドが不可欠の世の中
しかしアンドロイドは自立できない人間がいなければ存命できないのだ、
仮に彼ら達を助けようとそのドロイド達を整備する
しかし人間はそれをドロイドが奴隷にしたと騒ぐ
共存することそれはお互いが助けあわなければ生きていけないこと
そのために武器を捨て戦争を侵さないこと
されどいきていかなけれならない認めてもらわなければならない
その道程の長く険しいこと
この都市は永きを駆け世界にその姿を示した
森林をふやし緑化をすすめ、都市を観光都市としすべてを受け入れた
人は言うファクトのアンドロイドは安全だと
ドロイドたちはいうファクトではけして戦争を起こしてはいけない
それが いや、そここそが自分たちの求める世界なのだと
ファクトを犯すことは尊厳の欠如自分たちの自己否定になる
この都市が成立するためにはすべてを受け入れた
人間もアンドロイドも戦争をするためにうまれてきてはいないと
地球にはすべての動物が意味を持って生まれている
そこに侵略が必要なのかと、
共存を拒み続ける結果になんの意志がある
過ちは正さなければ変われない溝はふかくなるだけだ
全てにはじまりがあることはおわりもあるということ
生まれてきたことに意味があるのだからこの答えを拒むことは皆無

・・・・・・・・・
ただそのルーは忽然と消息をけす

しかしファクトは世界に平和の象徴として生き続ける

その本当の意味はまだ誰もしらない

ラッシュ「そんなことよりもう一件いこうよ!」
大介「すいません、オレたちはコレで失礼します」

ラッシュの誘いをことわる大介

さとし「え?なんでです?」

自分のかんがえをかってに押し付けたかと心配するさとし
そんなさとしににこやかに近づくラッシュ

ラッシュ「2人きりにさせないと・・・」

大介(ちがうって)
  「知り合いにお土産買って帰ろうかなと思いまして、
   母さんにひさびさにあったのも言いたいし」
さとし「そうですか・・・それじゃあ仕方ないですね」
大介「すみませんけど今日はお先に帰らせてもらいます」
 
さとしたちに一礼する

大介「あ、次はちゃんと最後まで付き合いますんでその時はよろしくお願いします」

ラッシュ「ゆうか、ちょっとこっちにきてごらん」
夕華「??」

ラッシュのもとに近づく夕華

ラッシュ「チャーンス!、このままあいつに甘えちゃえ?」
夕華「ラッシュちゃんたら・・・」

さとしたちとわかれて二人っきりで歩く

しばらくはならんで歩いていたがどちらからともなくお互いの手を握る
さいしょは小指が触れ、それから小指でたがいの指を絡ませ、そして・・・

・・・・・・

大介(・・・オレにとって夕華は・・・)

彼女はアンドロイドだった、ただずっと一緒に暮らしてきて大介は感じた
自分にとって大切な存在であることを、
たとえそれが何もであろうと構わない
このまま時間がとまってほしい、
夕華はどうだろう?
オレのことスキなのかな?
立ち止まりと夕華の方から腕を組み大介にその身を委ねる

夕華「・・・」

大介はそのぬくもりをかんじながらしばらく夕華とおなじように身を委ねた

・・・・どれだけの時がたっただろう、夕華が大介にささやきかける

夕華「わたし・・・ずっとこのままでいたい・・・」

大介 夕華の唇にそっと指を添える

大介「・・・・」

ちいさく夕華にだけ聞こえるようにささやく

夕華はその言葉に頬から大粒の涙をこぼす
その言葉がなんだったのか、涙の意味は2人にしかわからない

大介「・・だから、かえろうか・・・」

夕華瞳を閉じてその唇を重ねる

夕華「・・・・はい」

そして帰宅する

2人で優の家の前に立ちチャイムを鳴らす

大介「すいません、松木ですけど・・・」