アンドロイド夕華
しばらく沈黙したのち由貴が携帯を操作する
みどり「警察にれんらくする・・?」
由貴「先生にでんわして保護者に連絡とってみる」
カエデ「さすがクラス委員長」
由貴「うるさい・・!!」
大介「・・・はい、それでは失礼します」電話を切る
スクールの先生からの電話で
カラオケでの歓迎会に来ていないけどだいじょうぶ?という内容だった
優「夕華のことわかった・・・?」
大介「・・・歓迎会にきてないって、心配してた」
優「どこ・・・?」
大介「カラオケっていてたから”エコーズ”じゃないか」
カラオケといったらエコーズといわれるほどみんなにしられている有名店だ
優「エコーズだったらみんな知ってる店だから迷わないじゃん」
大介「とにかく探しに行こう!」
大介たちあわてて街へ繰り出す
夕華を探すためだ、エコーズにいた美由たちもチェックアウトして捜索に合流
その頃夕華は意外な場所にいた
夕華「みんなで歌うところて言ったらここだよね、」
夕華のいたところはTV局だった
町中の巨大パノラマスクリーンに映し出される夕華の姿に驚く一同
大介「・・・・」おどろきすぎて言葉も出ない大介
優「なんであんなところにいるのよ・・・」
美由「あんなとこで歓迎会ひらかないって・・・」
由貴「みんなで歌うところって言ったけどカラオケ番組のことじゃないから」
カエデ「・・・すげえ・・・」
TV局にむかえにいく大介・美由たち
夕華「あ、大介さんみてました?」にこやかにこっちに走ってくる
千秋「夕華 よく入れたな・・・」
夕華「なんかタレントの人と勘違いされたみたいです」
みどり「かわいいからね、夕華」
そういうと
夕華「とんでもないです、周りの人のほうがみなさんキレイですよ」
美由「その青い髪目立つもんね」
夕華「あ、でも唯ちゃんスタジオでみましたよ てっきり来てるのかと思ったのに・・・」
美由「あれは本当のアイドルだから、マジで」
大介「え? 唯ちゃんがいるの、クラスメートに!?」
興味津々の大介にムッとする夕華
夕華「唯ちゃんはサインとかしませんよ!」
美由 大介をまじまじと見て一言
美由「ムリムリ、あんたじゃ付き合わないわよ」
夕華「そんなことないです! ほんとに格好いいんだから!!」ムキになる
みどり「あいされてんな 夕華」
なにはともあれ夕華が大丈夫だったことにホッとする大介
優 心のなかで(なんだこれ?)と思う
それからしばらくはスクールで”歌姫”とからかわれることに
さいごに歌声ですが、
・・・・・・・・・・・・・・
夕華「?〜」想像にお任せします
ある日の放課後、
ラッシュ「夕華さ 彼氏と進展したのか?」
夕華「そんな彼氏だなんて、まだそこまで呼べる関係じゃないですよ・・・」
顔を赤らめる夕華
ラッシュ「進展なしか・・・」
夕華「でも進展すこしずつしてるんだから、」
ラッシュ「たとえば?」 興味津々のラッシュ
夕華「・・・・・・」
あまりにもちいさな声で聞き返すラッシュ
ラッシュ「なに? 聞こえないんだけど」
夕華「夕食の買い物とか 一緒に買いに行ったり・・・?」
ラッシュ「・・・・・・」
呆れ返って帰ろうとするのを必死に食い止める
夕華「あ〜〜ん、これども進展してんだから〜」
ラッシュ「・・・そんなんじゃ認められるような関係にならないな」
夕華「そんな〜」
ラッシュあきれた表情で話し始める
ラッシュ「大体 相手の女に勝てないんじゃないの?」
夕華「それは大丈夫、昨日も優さんは一緒に食事会してますから」
ラッシュ「さてと・・・」
机から立ち上がり立ち去ろうとするのを引き止める
夕華「まって〜、いかないでよ〜」
ラッシュ「・・・で、相談てなんだ?」
真剣な表情で相談する夕華
夕華「実は恋の先輩としてなんだけど、」
ラッシュ「・・・まあね」まんざらでもない様子
ただ、まわりで聞いてた人間から”そんなことない”の声がチラホラとでる
夕華「デートって何処にいくんですか?」
ラッシュ「ホテルで・・・」
夕華「初めての時!!だってば!」
(いきなりはないだろ!)
ラッシュの発言にたまらず割り込んでくる数名の女の子たち
美由「そうね・・食事とかおしゃれなお店でショッピングかな?」
由貴「遊園地、遊園地?」
美由「・・・それは相手にもよる、孝じゃ連れてってもらえないでしょう?」
由貴「そうなの〜・・・」不満な表情の由貴
夕華「そうなんですか・・・?」
どんな彼氏なのかはしらない夕華はその相手に興味津々
由貴「でもテレ屋さんだから手をつないでいくと顔赤くしてついてくるから?」
ラッシュ「わぁ、のろけてるよ コイツ」
そういったラッシュのほっぺをつまみ引っ張る
由貴「かっこいいの!」
メロン「わたしなら映画館かな・・・?」
美由「ベタだなー、でも悪くはないよね?」
由貴「ムード盛り上がればキスとかいっちゃうかも・・・?」
女の子たち「キャー」
盛り上がるはなし
夕華「あ」
ラッシュ「なに?」
夕華「そうだ、たしか・・・」
そういってポケットをさぐりだす
夕華「コレってチケットですよね?」
そういって取り出したのは映画のチケット
ラッシュ「お?、すげー」
夕華「大介さんに映画のチケットもらったのわすれてました」
拍手する一同の中で美由が反論する
美由「それってあの優とかって女もくるんだろ?」
夕華「ううん、私にだけくれたの」
拍手喝采の一同、おめでとうの嵐
夕華「そうなんですか?、え?それって、それって!?」
ラッシュ「キスとかいく?」
あかくなる頬を手で覆う夕華
ラッシュ「うまくいけばだけどね」
夕華「キャー!!」
「ホントに?ホントに、うれしい!!」
ラッシュ「ところでどんな奴なんだ・・・?そいつ」
美由「普通・・・」
由貴「そんなことないよ、平凡なだけで」
ラッシュ「へー・・・」
夕華時計を見る、
夕華「もうこんな時間、じゃあいっていきまーす」
あわてて帰る夕華
美由「がんばれよー」
由貴「また明日ねー」
ラッシュ(心配だな・・・)
映画館の前
夕華(大介さん おそいなぁー・・・)
映画館の名前は”プラザ22”・・・あってるよね、
夕華(そういえば男の人は待ち合わせに早く来るって聞いてたのにおそいな)
.........................
初めての映画の待ち合わせにそわそわする夕華
しかし大介は用事があるからといって映画館の前で待ち合わせることに、
本来なら仲良く2人きりで鑑賞する予定だったらしい
「.....」
大介「おーい、夕華 悪い悪いおそくなって・・・」
夕華「!!」
大介「まった?」
夕華「ううん、あたしも今来たところなんです」
大介と合流した夕華仲良く映画館にはいる、しかしその後にあやしいかげが
ラッシュ「早く早く!」
さとし「なにもコソコソ隠れなくても・・・」
心配で見にきたラッシュと彼氏、尾行する様子だ
バレないようにぼうしにサングラスと変装して探偵気分
ラッシュ大介の姿をはじめてみる、
その感想は(さえない奴)だそうだ