アンドロイド夕華
夕華のいえ、林 由佳の記憶の中の失われた記憶を持つ
私たちの救世主にて神です」
大地「・・・神?」
エーリカ「・・・わたしたちドロイド解放軍は
人間からの人権獲得が目的ではありません」
大地「?」
エーリカ「わたしたちアンドロイドを生み出したコンピュータ
”ジグマ”の意志人間を皆殺しにすることそれが総意です」
大地「人間を皆殺し・・?」
エーリカにその意味を問いただす大地
エーリカ「その昔人間たちは環境悪化からそこに生存するために
多くの人体実験をし、強化人間を製造した時代があります
・・・・その中にアンドロイドがありました」
大地「・・・・」
エーリカ「私達を生み出した紫は基礎をつくり
その体はコンピュータ・ジグマが築き上げたのです
ジグマはわたしにその意志を与えたのです
それは人間を皆殺しにすること、しかしその後は示してはくれませんでした」
ドロイド解放軍は本当は人間からの開放ではなく抹殺という事実
しかしその目的がわからずそしてその後どうしたらいいのかわからない様子
エーリカ「紫がつくりだしたHOSSにそれぞれ意味があることをしりました
雅は統治、アンドロイドを統べる力
舞は監視、すべての生活の監視及び危険回避
それは人格はなく機能を特化した機能であることも
しかし残りの2つはちがいました
人間をベースに開発されたのです」
大地「それがオレなのか・・・」
アンドロイドを人間から開発したものそれが自分から開発されたと理解する大地
しかしエーリカは以外な返事を話す
エーリカ「・・いいえ、あなたはそれに関係した人物ではあっても
貴方様自身が改造されたわけではありません」
大地「?? どういうことだ?」
エーリカ「すべてのHOSSはひとりの人間から生み出されました、それが由佳」
大地「・・・由佳、聞いたことのある名前だ・・・」
エーリカ「由佳から舞、雅を開発したのはその組織のため
しかし雅からは人間へ移植することができないと知った組織はその行方をさがした
それはみつかることはなかった、この時代に転送されていたのだから・・・」
大地「この時代に転送・・?」
事態が把握できない様子の大地
エーリカ「転送装置はあってもそれがいつの時代に、
そして何を転送したのかは紫しかわからなかった
それを調べるために組織のコンピュータ・ジグマはわたしにさがさせた
結果 この時代そしてあなたをみつけたのです」
大地「オレをみつけた・・?」
続けざまにはなすエーリカ
エーリカ「あなたが由佳の前に転送されファクトにいることを突き止めた私達は
その存在を確保するために同志におそわせて延命できるように改造しました」
なんと大介の父親である大地をおそったのはドロイド解放軍で
彼らによってドロイドに改造されたと告白するエーリカ
そしてその秘密を語りだす
エーリカ「由佳の覚醒は人間にとって必要でもドロイドに必要のないものそう思っていた
しかし歴史をしるにつれその存在が重要になってきたのです!
サターン、あなたが由佳の失われた記憶を持つ唯一の存在
そして私たちの救世主であることを知り歓喜しました」
大地「サターン?、オレは大地じゃなかったのか?」
疑問をぶつけるがその答えは返ってこなかった
エーリカ「計画は最終段階にあります、貴方様の復活が近づいています・・・」
(由佳の失われた記憶を呼び起こすことが世界崩壊の引き金になる)
そして世界を巻き込んだ事件が起こる
ファクト中枢部マザーコンピュータ内
夕華のことを見つめる舞
舞「そうか 夕華も卒業か・・・なにか贈ろうかな?」
突然舞に通信が入る
??「雅とサターンが融合した身体をかりて通信をする」
舞「雅?」
(なんで雅から通信が入るんだ?、!! サターン!?)
舞が混乱するよりも早くその声は戦線を告げる
??「さあ、マザー ジグマの意志を継ぐものから人類滅亡を告げる
これはそのはじまりだ、その目的はわかるだろう?」
そう言い残し通信が途絶える
ジグマ・・・、あのジグマのことか?
人類滅亡だと? 何のためそしてなんで雅から?
そんなことを思慮するよりも早く事態は悪化していく
海外から次々とドロイド解放軍によるクーデターが起こりはじめる
それは軍部にいる解放軍が一斉に人間にむけ声明を出し始めた!
その声明の内容はこういうものだった
人類はドロイド解放軍の奴隷とする
必要な人選はドロイドが選別する
その人物は人権を尊重するしかしドロイドの意志に背いた場合はその限りではない
バトロイドは人類の抹殺のみに活動を行う
これは人間を庇うドロイドは人間とし抹殺するためそのものは人類と呼ぶ
これは革命ではなくドロイドの使命であると
猶予の時間は12時間
それまでに全面降伏をすれば交渉の価値があると告げ通信が途絶える
舞「・・・完全にいかれてるな・・・」
その内容に呆れる、
世界の反応はドロイド革命軍の殲滅に向けて動いているが
軍隊は倫理観の上から軍の一部の上層部を除きバトロイドを採用
ドロイドの殲滅を命令するがその銃口を人間に向ける
すべてのドロイドは人類の降伏期間に入る
反抗をおこなう人間のみ射殺し無機質にその行動を静止する
混乱しその答えを出せずにいる各国首脳
人類の脅威である人造人間が一斉にその牙をむく
その中で混乱するアンドロイド
頭のなかで人間を抹殺するように命令される
しかし人間を共存の相手や愛しているものはどうしたらいいのかわからない様子
それはファクト以外のすべてのドロイドに向けられて命令されていた
その事実を知り恐怖する舞
舞(まさか、その統治する能力のためだけに雅を・・・)
!!夕華があぶない!!
ラッシュ「家庭科の補習受けないといけないのか・・・」
スクールの授業が終わり下校中のラッシュ
今回は補習を受けるかというところで悩んでいる
そんなラッシュの目の前に一人のおんなの子が駆け寄ってくる
??「あ、ラッシュか? はやく夕華の所に連れてってくれ!」
ラッシュ「・・あんただれだ?」
うしろからゾンビのような物体に追われていることに気づく
そのゾンビから逃げ出すラッシュたち
ラッシュ「なんだなんだ?、あいつら一体何もんなんだ!?」
??「夕華のうちに着いたら説明するから!」
ラッシュ「何なんだよ、ちくしょー!!」
その子を抱きかかえダッシュで逃げ出す
ゾンビ「・・・・・」
ラッシュは命からがら逃げ出した
夕華の家の前にて
ラッシュ「・・・本当に知り合いなんだな?」
舞「そうだっていってるだろう?」
不審に感じていたが玄関のベルを鳴らす
ピンポーン
夕華「はーい」
そういって玄関を開ける
しかし困惑している様子
ラッシュ「・・・こいつ知ってる・・?」
首を横に振る夕華
それに舞がすかさず話しだす
舞「由佳聞こえるか? わたしだ、舞だよ!」
由佳「舞?」
舞「ほら、知り合いだっていってただろうが!!」
ラッシュ「こいつ知ってるのか?」
由佳「しってるというか、・・・その・・・」