アンドロイド夕華
その夜はひとりですることになった夕華
翌日 物凄く不満気な様子でした
スクールに登校中の夕華
それをみたラッシュが近寄る
ラッシュ「おはよう夕華、なんだ機嫌が悪いな
きのうできなくてオ◯ニーでもしてたのか?」
夕華「はい」
ラッシュ「そうかオ◯ニーか、・・・!」
え”!?
ラッシュ「・・・あれ? 聞き違いかな・・?◯ナニーした・・?」
夕華「そうですよ、きのうできなくてオナ◯ーしました!」
由佳「・・だから悪かったって・・・」
ラッシュ「・・・・」
その日はそれ以降話すことができないでいたラッシュ
不満気な1日を過ごした夕華
自宅にもどると大介が迎えてくれたのだが・・・
大介「おかえり〜」
夕華「・・・ただいま」
由佳「今日は1日こんな感じなのよ・・・」
夕華の態度に困惑気味の由佳、大介
原因はきのうの夜のことだとわかっているのだが、
問題は簡単ではない
夕華は自分が由佳とおなじ身体であることが嫌でそういう態度をとっていない
大介との同居生活に不満ではない
むしろ優の時のようにたよりげではないがお姉さんとの関係に感謝している
しかし夜の生活に関しては別
恋人同士なら2人っきりになりたいときにそれができない
昨夜はそこに割って入ったのだから最悪
今までは由佳が大介との時に出てこなかったのだが
(あとで夕華と話していたらしい)
今回は由佳が大介に自分のことを打ち明けてから初めての行為だったため
夕華との関係をしられているから昨夜のことで
距離をおかれるのではないかと心配になっている
一方の大介は自分が愛していた人間が夕華だけなのかと悩む
夕華はたしかに愛してはいるのだが
由佳はどちらかと言えばそんなにしらない
(同居しているのでまったくの他人ではないのだが)
恋人として愛していく上で性の関係は必須
それに由佳がいるとわかっているので困惑は仕方ない
だけど夕華を愛する上で障害になる
由佳を愛することは夕華を愛していく意味で矛盾する
由佳に大介がとられるんじゃないかと心配をしてしまう夕華
女として1人の人間として自分だけを愛して欲しいのは本音で
だからといって自分をしってもらうためには由佳も愛してほしい
それでも愛は独占はしたい
大介はその答えを一生懸命考えていた
リビングのソファーに夕華は静かに座り
大介をその場で待つ
夕華「・・・・大介さん、こっちにきてください」
大介「・・・・はい」
そういって大介をまねきいれる
緊張した面持ちの夕華に大介もどうしたら良いのかわからない様子
夕華「きのうの夜のことなんですけど」
由佳(やっぱりその話か)
夕華「由佳!」
由佳「!!、はい!!」
夕華「・・・大介さんのこと愛しています」
大介「・・・うん」
夕華「でもわたしには由佳と同居しているから昨日のことのようなおきます」
由佳「・・・・」
夕華「わたしは由佳といて感謝していますしイヤではありません
だけど大介さんにとって夕華だけ愛して欲しんです」
大介「・・・夕華」
夕華の告白に大介はとなりに座り優しく語りかける
大介「・・・オレにとって夕華は大切な存在だよ?」
夕華「夕華だけのものでいて欲しいんだもん!
・・・・でもそれがムリなの解ってるけど
・・・・・それでも・・私だけの大介さんでいてほしいの!!」
そういって号泣しだす夕華
大介はそんな夕華の手を力強く握る
由佳「・・ごめんね 夕華〜〜!!」
こんどは由佳まで夕華と一緒に泣きだしはじめる
大介はその泣き顔を自分の胸でなだめ落ち着かせる
・・・どれだけの時間が過ぎただろう
大介の鼓動に次第に平静を取り戻す夕華たち
夕華の首すじをやさしく撫でながら耳元で語りだす
大介「・・・オレも夕華のこと大好きだし愛してる・・・」
由佳「・・・・」
大介「でもそれは夕華が由佳も大事に感じてるようにオレもおんなじだよ」
夕華「・・・・・・」
大介「それはさいしょは戸惑ったよ、さいしょはね」
・・・・・・・・・・・
大介「オレが大好きな夕華はいつも明るくてみんなを幸せにしていく」
由佳「・・・でも私なんていなくなれば・・・」
涙目になる由佳
大介「・・・それはちがうよ」
その言葉に大介の顔を見上げる由佳
大介「夕華にとって由佳が大切な存在のように
オレはそんな由佳と一緒の夕華のことが大好きなんだ・・・」
夕華「・・大介さん」
微笑みかける夕華
大介「・・・・・」
夕華「・・・・・」
大介「由佳もひっくるめてオレは夕華のこと愛してる」
由佳「・・・大介」
大介「夕華のように由佳のことも愛していたいんだ・・・ダメかな?」
次の日のスクールにて
夕華「みなさんおはようございます!」
クラスメイト「・・・・」
夕華のいつもとは違うテンションに何も言えない一同
ラッシュ「・・・なにがあったんだ?」
夕華「うふふふ、秘密?」
・・・・・・
ゆうべのことを思い出しにやける顔がとまらない様子
美由「それはそうと」
夕華「話を聞いてくれないの?」
由貴「時期的に卒業がちかいんだよ、身の振り方とか考えてる?」
夕華「だったら私進級するから大丈夫」
ラッシュ「おまえは成績優秀だから単位とってるし卒業は決定だろうが!」
夕華「えー?、そうなんですか!?」
千鶴「卒業しても会えないってわけでもないし新しい生活を楽しむのよ」
ラッシュ「・・・・みんないいな」
美由「あんた また留年・・?」
ラッシュ「家庭科の単位が今回も足らなかった・・・」
由貴「結婚してるのにご愁傷様・・」
ラッシュ「夕華にだけは負けたくなかったのにー!!」
夕華「えー、ラッシュ必修科目落としてたの?」
ラッシュ「う・・・」
そんなこんなで平和な日常が続いていたが
その直後に世界をも揺るがす大事件が起きようとはこの時誰も考えなかった
某国にて
謎のアンドロイドの前に立つ人物
1人は大介達を襲った黒崎という人物
その隣には両手両足からさきが機械のアンドロイドだった
黒崎「これでこいつが覚醒するのだな・・?」
??「ええ、彼が目覚めるためには雅と融合して
1人の人間にもどすことが重要なのです」
黒崎「・・・これで私は人間として不老不死になる始めての人間になるのだな?」
??「雅の統治する能力があればそれで完成です」
黒崎「父親、いやその昔から伝え聞いていた不老不死になる方法があると聞いていた
それが人造人間であるアンドロイドへの移植によるものだとは知っていたが
ついにわたしのものになるのだな、そして神に」
夕華たちHOSSの秘密が人造人間に人間の記憶を移植する事が隠されていた
それを知っていた黒崎
黒崎はその秘密を探してそして探し当てたようだ
しかし謎の女が不敵な笑みを浮かべる
??「ありがとう」
その顔が黒く闇の中につつまれる
??「サターンの復活こそがわが奴隷解放軍の悲願なのですから・・」
黒崎「エーリカ? お前はまさか・・・!」
振り返る黒崎に向け右腕に仕込まれた銃口がむけられ銃声がこだまする
謎の男「・・・・わたしは何者なのだ?」
エーリカ「あなたの人間だった頃の名前は松木 大地